新宿に伝わる伝説・伝承

新宿にはいろいろな伝説・昔話があり、その総数は130を超えるといわれています。「ガイドブック新宿区の文化財(6)伝説・伝承」には、そのうち38話を収録してあります。新宿歴史博物館、林芙美子記念館および新宿コズミックセンターにおいて500円で販売しております。

四谷怪談

四谷怪談
 お岩が幽霊となり、夫の伊右衛門に化けて出る鶴屋南北の「東海道四谷怪談」は有名ですが、モデルとなったお岩は実在した人物です。 ちなみに、本当は夫婦仲が良く働き者で、お岩が信仰した現在の田宮稲荷神社は、お岩を敬って次第に周囲の人々にも信仰されるようになりました。

将門と鎧神社

将門と鎧神社
 平安時代の武将、平将門が平貞盛・藤原秀郷連合軍との戦いにおいて戦死したときに身に纏っていた鎧を埋蔵し、鎧明神と称したのが、現在北新宿三丁目にある鎧神社の起こりとされています。

家康が策を洗った井戸

家康が策を洗った井戸
 徳川家康が鷹狩りをした際に策を洗ったといわれる井戸があります。この説は2ヵ所あり、一つは荒木町14番地に、もう一つは西新宿1-6といわれており、東京都では西新宿のほうを旧跡として指定しています。

安兵衛のあだ討

安兵衛のあだ討
 赤穂浪士として名高い堀部安兵衛は、もとの姓は中山といいました。ある日恩人の叔父が高田馬場で決闘すると聞き急いでかけつけました。そこで安兵衛は1人で相手達を切り伏せましたが、喧嘩両成敗により流浪の身となりました。しかし、この時の武勇がきっかけで、赤穂藩浅野家堀部弥兵衛の養子として迎えられ、以後堀部を名乗るようになったといわれています。(写真は水稲荷神社の境内にある碑)

豆腐屋を改心させた地蔵

豆腐屋を改心させた地蔵
 昔、若葉二丁目にあった1軒の豆腐屋、影で悪い商売をしていましたが、毎晩豆腐を買いにくる坊さんが狐が化けていると思い、この坊さんを切りつけました。落ちていた血の跡を辿っていくと、なんと東福院の地蔵堂に行き着いたのでした。豆腐屋は心を入れ替え、以後真面目に働いたとのことです。

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新宿区 文化観光産業部-文化観光課
電話:03(5273)4069 FAX:03(3209)1500

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