ダニ媒介感染症

最終更新日:2023年9月1日

ダニ媒介感染症とは

 ダニ媒介感染症とは、病原体を保有したダニに咬まれることによって起こる感染症です。「つつが虫病」「日本紅斑熱」「ライム病」「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」「ダニ媒介脳炎」などがあります。これらの内、多くはダニに咬まれてから数日~数週間以内に発熱や頭痛、関節痛、全身倦怠感、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。
 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)では、意識障害や出血症状が現れ重症化する場合があります。日本での致死率は25~30%といわれています。

予防のポイント

 野外でマダニに咬まれないようにすることが重要です。特に春から秋にかけてはマダニの活動が盛んなため、咬まれる危険性が高まります。草むらや、やぶなど、マダニが多く生息する場所に入る場合は、長袖、長ズボン、足を完全に覆う靴を着用し、肌の露出を少なくすることが大切です。また、屋外活動後は入浴し、マダニに刺されていないか確認してください。特に、首、耳、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏などがポイントです。
 以下のパンフレットも参考にしてください。
 

マダニに咬まれたら

 マダニ類の多くは、人や動物に取りつくと、皮膚にしっかりと口器を突き刺し、長時間(数日から、長いものは10日間以上)吸血します。咬まれたことに気づかないことも多いと言われています。吸血中のマダニに気が付き、無理に引き抜こうとするとマダニの一部が皮膚内に残って化膿したり、マダニの体液を逆流させてしまう恐れがあるので、医療機関(皮膚科など)で処置を受けてください。
 また、マダニに咬まれた後、数週間程度は体調の変化に注意し、発熱等の症状が認められた場合は医療機関を受診してください。

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