クリーン活動協議会設立の経緯
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大久保通り・周辺のゴミ不法投棄、不法看板、放置自転車等
大久保通りとその周辺は深夜まで営業する飲食店等が多く、早朝のゴミ収集時間後に歩道に出されているゴミが多く見られました。また、可燃ゴミは日曜日除いて毎日収集しているため、通りに面していない人や通勤途上の人がゴミを捨てに来るケースも見られました。また、入れ替わりの多い外国人経営の店では、言葉や文化の問題もあり、ゴミ出しのルールが理解されにくいという問題もあります。
幅員2~2.5m程度の歩道には、不法看板、のぼり旗、はみ出し商品などが置かれ、新大久保駅と大久保駅の周辺の道路には放置自転車があふれています。さらに車道には常に駐車違反の車が停まっており、緊急自動車が通りにくく、自転車は歩道を通らざるをえません。
このため、大久保通りは、とても歩きにくくなっており、交通、景観、安全、衛生の面からの課題を抱えていました。
幅員2~2.5m程度の歩道には、不法看板、のぼり旗、はみ出し商品などが置かれ、新大久保駅と大久保駅の周辺の道路には放置自転車があふれています。さらに車道には常に駐車違反の車が停まっており、緊急自動車が通りにくく、自転車は歩道を通らざるをえません。
このため、大久保通りは、とても歩きにくくなっており、交通、景観、安全、衛生の面からの課題を抱えていました。
平成15年頃の風景
大型看板とゴミの不法投棄の山
車道上に置かれたゴミの山
通行を妨げる大型の不法看板
不法看板の連なり
ガードパイプにロックされた看板
のぼり旗
歩道に積まれた商品
車道に置かれたダンボールゴミ
放置自転車
駐車違反のバイクの連なり
駐車違反の車
混雑する歩道
美化推進協議会と環境浄化対策協議会の取り組み
こうした中、新大久保駅周辺の美化を推進するため、平成6年、新大久保商店街とその周辺町会により「新大久保地区美化推進協議会」が設立され、駅前ガード下での週2回の早朝清掃や放置自転車の指導、キャンペーンなどを行いました。また、地域の風俗問題や安全対策を進めるため、地元町会、ホテル旅館組合、行政により平成3年「大久保百人町環境浄化対策協議会」が設立され、夜間の防犯パトロールを月4回程度実施しています。そのほか、安全対策活動やキャンペーンを行っています。
大久保地区では、このように地域住民を中心とした地域課題への取り組みが何年も前から進められてきました。
大久保地区では、このように地域住民を中心とした地域課題への取り組みが何年も前から進められてきました。
活動報告
- 活動期間 平成15年7月1日~8月7日、19日~31日(計51日間)の午前8時~午後9時
- 活動参加者 町会員26人 ・ゴミを捨てに来て指導を受けた人 26人
- 不法投棄された日数 12日(7月1日~28日の間)
参加者の感想
監視所に詰めているとき、小学校の児童たちから「何をしているのですか」と聞かれ、「捨ててはいけない場所に大人がゴミを捨てるので、注意しているのです。」と答えると、「そうだよ、ここにゴミを捨ててはいけないんだよね!」と児童たちは言いました。その言葉を聞いたときに、私たちのこの取り組みが、人の役に立っているのだと感じました。子どもたちの声を励みに活動を続けたいと思っています。(平成15年7月9日)
大久保小学校前のゴミ不法投棄と町会による監視指導活動
大久保小学校(大久保1丁目)北門前のゴミ集積所は、ゴミの捨て方や収集日等のルールが守られていないため、集積所を廃止しました。しかし、廃止後も不法投棄が著しくひどい状況で、分別されていないゴミ、油、粗大ゴミ、廃材などが山のように捨てられていました。
地元のいぶき町会では、児童に悪影響が出ることも心配して、不法投棄されたゴミの分別や清掃をしていました。しかし、清掃事務所の指導やこうした町会員の努力にもかかわらず状況は悪化するばかりでした。
いぶき町会では、不法投棄撲滅への徹底した取り組みをしようと決意し、平成15年7月から8月にかけて、町会員による監視活動を行うことになりました。毎日、朝8時から夜9時まで、町会員が交代で小学校の敷地に設けられた監視所で監視指導を行いました。
区は、監視所や警告看板(5ヶ国語)を設置し、2日間にわたる夜間の泊り込みによる監視などを行いました。
活動の成果は明らかで、活動開始後、約1週間で不法投棄がほぼなくなりました。その後も8月末まで監視活動を継続し、「地域の目がある」ということが周知されたことにより、今では全くゴミが捨てられていません。協働のモデル例ともいえる、大変大きな成果が出ました。
地元のいぶき町会では、児童に悪影響が出ることも心配して、不法投棄されたゴミの分別や清掃をしていました。しかし、清掃事務所の指導やこうした町会員の努力にもかかわらず状況は悪化するばかりでした。
いぶき町会では、不法投棄撲滅への徹底した取り組みをしようと決意し、平成15年7月から8月にかけて、町会員による監視活動を行うことになりました。毎日、朝8時から夜9時まで、町会員が交代で小学校の敷地に設けられた監視所で監視指導を行いました。
区は、監視所や警告看板(5ヶ国語)を設置し、2日間にわたる夜間の泊り込みによる監視などを行いました。
活動の成果は明らかで、活動開始後、約1週間で不法投棄がほぼなくなりました。その後も8月末まで監視活動を継続し、「地域の目がある」ということが周知されたことにより、今では全くゴミが捨てられていません。協働のモデル例ともいえる、大変大きな成果が出ました。
監視活動前(15年6月29日)
町会による監視活動
現在(5ヶ国語の警告板)
特別出張所による課題別地域会議の開設
平成15年度から特別出張所は、協働による地域課題解決のためのコーディネーター(調整役)として、課題別地域会議を開催しています。まずは、様々な課題の中から、これまでの地域の取り組みを踏まえてゴミ問題をテーマとして取り上げ、「大久保地区ゴミ問題地域会議」を開催しました。
会議名・日時 | 参加者(人) | 議題 |
---|---|---|
第1回ゴミ問題地域会議 (平成15年6月13日) |
10町会・自治会からの委員28人、出張所 | 各町会・自治会のゴミ問題の現状とこれまでの取り組み状況ほか |
地域福祉会議懇談会 (6月25日) |
委員10人、出張所、地域福祉協議会委員8人 | 地域会議と地域福祉会議との意見交換ほか |
第2回ゴミ問題地域会議 (7月10日) |
委員19人、出張所、清掃事務所 | 外国人等へのゴミ出しルールの周知についてほか |
会議の結果、大久保地区といっても広く、地域ごとに特性が異なっているという意見が多く出されました。そのため、特にゴミ出し等のルールが守られていない大久保通りを中心に、新たな課題別地域会議を立ち上げることになりました。
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新宿区 地域振興部-大久保特別出張所
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