CO2削減目標と達成に向けた区の率先行動について

最終更新日:2024年11月14日

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 区では、令和5年2月に改定した「第三次環境基本計画」において、「ゼロカーボンシティ新宿」の達成に向けた中期目標として、2030年度のCO2削減目標を設定しました。
 

CO2削減目標
区内 令和12(2030)年度において、区内のCO2排出量を平成25(2013)年度比で46%削減することを目指し、さらに50%の高みに向けて挑戦を続けていく。
区有施設 令和12(2030)年度において、区有施設のCO2排出量を平成25(2013)年度比で50%削減することを目指す。


  区内及び区有施設におけるCO2排出量は、以下のとおりです。

(1)区内 ※ 「みどり東京・温暖化防止プロジェクト」資料から抜粋した排出量

 (単位:1,000t-CO2 《基準年度》
平成25年度
令和元年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度 令和5年度
(2013年度) (2019年度) (2020年度) (2021年度) (2022年度) (2023年度)
合  計 3,201 2,595 2,356 2,363  -  -
対前年度比 △ 107 △ 239 7  -  -
基準年度比削減割合 △18.9% △26.4% △26.2%  -  -


(2)区有施設 ※ 区有施設におけるエネルギー使用量を基に算定した排出量

 (単位:t-CO2 《基準年度》
平成25年度
令和元年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度 令和5年度
(2013年度) (2019年度) (2020年度) (2021年度) (2022年度) (2023年度)
合  計 24,476 25,090 23,097 24,343 19,529 17,452
対前年度比 △ 809 △ 1,993 1,246 △ 4,814 △2,077
基準年度比削減割合 2.5% △5.6% △0.5% △20.2% △28.7%



 「ゼロカーボンシティ新宿」の旗振り役である区は、区有施設におけるCO2 排出量削減のための取組を推進することが大きく期待されています。
 区民・事業者に自主的・積極的な環境配慮の取組を求めていくためにも、以下に掲げる取組を行い、区有施設におけるCO2排出削減の取組を推進していきます。

1 「新宿の森」の整備によるカーボン・オフセットの推進

 長野県伊那市、群馬県沼田市、東京都あきる野市の3か所に「新宿の森」を開設し、森林整備によりCO2吸収量の増加を図るカーボン・オフセットを実施しています。
新宿の森

カーボン・オフセット事業によるCO2吸収量 ※ 各都県の認証制度に基づき認証された吸収量
(単位:t-CO2 令和元年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度 令和5年度
(2019年度) (2020年度) (2021年度) (2022年度) (2023年度)
[1] 伊  那 244.20 241.80 207.40 203.60 192.20
[2] 沼  田 82.60 15.60 15.60 15.60 15.60
[3] あきる野 20.05 20.05 20.05 20.05 20.05
合  計 346.85 277.45 243.05 239.25 227.85

2 省エネルギー及び創エネルギー機器等補助制度による省エネルギーの推進

 区民・事業者の環境配慮の取り組みを支援するため、区民向けでは集合住宅共用部LED照明や高反射率塗装等の7種類、事業者向けではLED照明等の3種類、省エネルギー及び創エネルギー機器等の補助制度を行っています。
省エネルギー及び創エネルギー機器等補助制度

省エネルギー及び創エネルギー機器等補助制度によるCO2削減量(単位:t-CO2)
 
令和元年度 令和2年度 令和3年度 令和4年度 令和5年度
(2019年度) (2020年度) (2021年度) (2022年度) (2023年度)
266.85 281.29 263.44 637.60 3,248.75

3 区有施設における再生可能エネルギー等の調達の推進

 区有施設で使用する電力について、CO2 調整後排出係数(電気1kWh あたりのCO2排出量)が令和2年度に調達した電力の半分以下となる「環境に配慮した電力」に切り替えることを大前提とするとともに、安定供給や経済性も考慮に入れた電力調達を推進していきます。
 なお、令和4年度からは、電力使用量が特に多い高圧の施設について、発電時のCO2 排出ゼロの電力を優先的に導入し、CO2 削減に向けた電力切替の取組を加速しています。

「環境に配慮した電力」調達施設数とそれによるCO2削減量 ※ 調達施設における電気使用量を基に算定した削減量
年度 導入施設 施設数 CO2削減量(単位:t-CO2)
令和3年度以前 新宿清掃事務所等 25施設 2,250
令和4年度 特別出張所等 22施設 4,521
令和5年度 子ども総合センター等 23施設 2,588
合計 70施設

4 区有施設における省エネルギー対策の推進

【施設の新築又は建替え時】
 区有施設の新築又は建替え時において、原則としてZEB Ready※1相当(大規模建築物の場合は、ZEB Oriented※2相当)となるよう目指していきます。
 ※1 ZEB を見据えた先進建築物として、外皮の高断熱化及び高効率な省エネルギー設備を備えた建築物
 ※2 ZEB Ready を見据えた建築物として、外皮の高性能化及び高効率な省エネルギー設備に加え、更なる省エネルギーの実現に向けた措置を講じた建築物
➡ 令和6年度に竣工予定の牛込保健センター等複合施設では、実施設計の段階において、建物のエネルギー使用量の約50%以上を削減している建物として、区が建設する建物で初のZEB Ready の認証を取得しました。

【既存の施設の長寿命化等による改修時】
 既存の区有施設の長寿命化等による改修時において、LED 照明をはじめ、人感センサー、高効率空調機などの導入により、積極的に省エネルギー対策を推進していきます。

「ゼロカーボンシティ表明」(令和3年6月)以降の取組
年度 LED化実施施設 施設数
令和4年度 新宿清掃事務所 1施設
令和5年度 歌舞伎町清掃センター
新宿中継・資源センター
西早稲田リサイクル活動センター
3施設

5 その他の取組

・ 電動車(電気自動車、燃料電池自動車、プラグインハイブリッド自動車、ハイブリッド自動車)の導入推進
・ 使い捨てプラスチックの使用削減
・ 間伐材の利用促進
・ ガス由来のCO2排出量削減
・ 環境マネジメントの推進など

本ページに関するお問い合わせ

新宿区 環境清掃部-環境対策課
電話03-5273-3763

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