【令和5年12月配信】マンションの老朽化問題とマンション内コミュニティの大切さ

最終更新日:2023年12月1日

フリー画像:相談している様子
●マンションに永住するつもりだが、老朽化は見て見ぬふり!?
 国土交通省が実施した平成30年度マンション総合調査の結果によると、マンションの老朽化問題についての対策に関する議論を行っていない管理組合の割合は56.3%でした。一方で、永住意識について「永住するつもりである」と回答した区分所有者の割合は、62.8%でした。

 つまり、永住するつもりはあるものの、老朽化対策は先送りにする傾向であることがわかります。これでは老朽化が進行する一方です。では、どうすれば老朽化に伴う劣化を食い止めることができるのでしょうか。

●老朽化と劣化を食い止めるには?
 老朽化等の対策には、次のような手順が必要です。
・専門家による建物の健全度の調査などで劣化の範囲や程度を把握する。
・長期修繕計画と実際の劣化の進み具合が異なる場合があることなどを理解し、必要な時期に必要な改修を実施する。
フリー画像:打合せしている様子
 このような改修や建替えなどの重要な意思決定に際しては、管理組合員である入居者間の合意形成を図り、多数の賛成を得ることが不可欠です。
 そのためにも、普段から入居者同士のコミュニケーションを促し、良好なマンション内コミュニティを形成できるよう心掛ける必要があります。
 今一度、マンション内のコミュニティについて、そして、お住まいのマンションの未来について、管理組合の皆さんで考えてみてはいかがでしょうか。

●分譲マンションへの支援制度
 分譲マンションに対しては新宿区が行う「マンション管理相談」「マンション管理相談員派遣制度」といった支援制度があります。詳しくは新宿区公式ホームページをご確認ください。

1 マンション管理相談
区内分譲マンションの管理組合役員、区分所有者等、区内賃貸マンションの所有者を対象に、管理組合の運営や建物の維持管理等について、新宿区マンション管理相談員(マンション管理士、一級建築士、弁護士など)が相談を承ります(要予約、無料)。
※賃貸マンションの場合は、建物の維持管理に関する相談のみ
マンション管理相談についてはこちら


2 マンション管理相談員派遣制度
区内分譲マンションの管理組合や区内賃貸マンションの所有者等を対象に、管理組合の運営や建物の維持管理等について、総会・理事会・各種専門委員会など区分所有者の方が集まる場などへ、新宿区マンション管理相談員(マンション管理士、一級建築士、弁護士など)を派遣します(要予約、無料)。
※賃貸マンションの場合は、建物の維持管理に関する相談のみ
マンション管理相談員派遣制度についてはこちら

本ページに関するお問い合わせ

新宿区 都市計画部-住宅課
居住支援係(本庁舎7階)電話03ー5273-3567 FAX03-3204-2386

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