(音声読み上げ用)シリーズ3 心と心でコミュニケーション―さまざまな人へのちょっとした勇気と思いやり―

最終更新日:2016年3月10日

このページは、「音声読み上げ用」に作成しています。そのため、本ガイドブックの印刷物とは、文章の表示や表現などが異なっている部分があります。

シリーズ3 心と心でコミュニケーション―さまざまな人へのちょっとした勇気と思いやり―

ユニバーサルデザイン ガイドブック シリーズ3
タイトル「心と心でコミュニケーション」
サブタイトル「さまざまな人へのちょっとした勇気と思いやり」

表紙
イラストが3つあります。
1つ目は、白杖を持った女性に白髪の男性が道を教えているシーンです。
2つ目は、リュックを背負った男性と女性の観光客が女性に何か質問しているシーンです。
3つ目は、メモ用紙とペンを持った女性とメモ用紙を見ている男性のシーンです。

左下には「ユニバーサルデザイン(UD)とは…。年齢、性別、国籍、能力にかかわらず、さまざまな人が利用できるよう生活環境をつくりあげることです。」という吹き出しがあります。
また、右下には音声コード(SPコード)があります。
音声コードの左側には「右のコードは目が不自由な人などへの情報提供に役立てられている音声コードです。横の切欠きは、音声コードの位置を示します。」と説明が書かれています。

2ページと3ページ目。
まちの中には買い物やビジネス、観光などで訪れるさまざまな人がいます!

まちの中で道を聞かれるなど、声をかけられたどうしますか?
まちには生活している人や訪れる人など、さまざまな人がいて、相手のニーズも異なります。
一人ひとりが相手のことを思い、その人にあったコミュニケーションを取ることが大切です。
この冊子ではコミュニケーション方法の工夫点などについて、まとめています。

ページの右上に「100人のまちだったら」ということで、数値が書かれています。
外国人の割合(出典:平成27年度新宿区の概況、政府統計2015年1月1日)
新宿区は日本人が89人、外国人が11人。全国では日本人が98人、外国人が2人。
新宿区にはとても多くの外国人が住んでいることがわかります。

年齢構成(出典:平成27年度新宿区の概況)
0~14歳の年少人口は9人、15~64歳の生産年齢人口は71人、65歳以上の高齢人口は20人。
さまざまな年齢の人が住んでいます。

障害関係の手帳を持っている障害者は5人。

4ページと5ページ目。
さまざまな人とのコミュニケーション その1。
◆外国人/日本語(漢字)が苦手な人
・簡単な日本語や英語で伝えます。
・イラストなどを描いて伝えます。
・読み方などを「ひらがな」や「ローマ字」で書くと伝わることもあります。
ポイント
完璧な文章でなく、単語を並べるだけでも伝わります。身振り手振りも一緒にあると、よりわかりやすいです。

◆高齢者や子どもなど
・ゆっくり、ハッキリと相手の顔を見ながら話して伝えます。
・難しい単語やカタカナは使用せず、わかりやすい言葉で伝えます。
例。「右折する」ではなく、「右に曲がる」
・わかりやすい(目立つ)目印を伝えます。
ポイント
認知症の人も増えています。見守りや必要に応じた声かけなど、周囲の方々の理解があると助かります。

◆耳が不自由な人
・さまざまな方法でコミュニケーションを取ることができます。
筆談。紙や手のひらに文字などを書いて伝えます。
携帯電話。文字を入力し、画面を見せて伝えます。
身振り。手や体の動き、顔の表情で伝えます。

ポイント
紙に書いてもらえると助かります。また、携帯電話やスマートフォンの文字入力機能や地図アプリを使う方法もあります。
ポイント
「△△を記入してくださ」と言われただけではわからないので、記入する場所を指さしてもらえるとわかります。
ポイント
理解しやすいように、簡潔に紙に書いて対応していもらえると、安心できます。

6ページと7ページ目。
さまざまな人とのコミュニケーション その2。
◆目が不自由な人
・具体的な場所や距離を伝えます。
例。「あそこの角を見日に曲がって」ではなく、「2つめの路地を右に曲がって」
・目で見て目印になるもの(デパートなど)も、次に道をたずねる時のキーワードになるため、役立ちます。
・目的地が近い場合は一緒に移動してもらえると助かります。
ポイント
個人情報などを代筆し、読み上げて確認する場合、まわりの人へ聞こえないように配慮してもらえると安心できます。
ポイント
周囲の状況がわからないため、声をかけてもらえると助かります。

◆車いす使用の人
・少しかがんでもらうなど、視線の高さを合わせてもらえると、話しやすいです。
・手が不自由で、代筆が必要な場合は、代筆します。
ポイント
介助者ではなく、本人に話しかけてほしいです。
ポイント
言語障害がある場合、話した内容を復唱し、内容を確認してください。

◆知的障害・発達障害がある人
知的障害のある子を持つ親の会「新宿区手をつなぐ親の会」からお話しを聞きました。
1 声をかける時
・笑顔でゆっくり、やさしい口調で声をかけます。
・顔を見ながら声をかけます。

2 話や説明をするとき
・ゆっくり、ハッキリ、短く、具体的に話します。
「もうちょっと」「あそこ」といった抽象的な表現ではなく、「あと5分」「黄色の柱」のように具体的な言葉で説明します。
・質問する場合は、「はい」「いいえ」で答えられる形で質問します。

3 話しかけられたら?
・何か困っていないか確認します。
・本人が困っていなければ、一方的に挨拶するだけで満足することが多いです。
・ついてきたり、声を掛け続けられて困る場合は、静かな口調で断ります。

コラム パニックに遭遇したら?
大声をあげたり、飛び跳ねたり、猛スピードで走ったり、周囲の人に構わず暴れてしまうことがあります。
家族や同伴者などが近くにいる場合は、手伝えることがあるか確認します。
何もしなくても、何も言わなくてもできる支援があります。
それは「あたたかな眼差し」です。

裏表紙。
◆こんな取り組みがあります。
・外国人相談窓口
本庁舎1階では英語、中国語、韓国語が話せる相談員が待機しています。(多文化共生推進課)

・手話通訳者の派遣
手話通訳が必要な方が来庁された際、窓口まで同行し、手話通訳を行います。毎週火曜日8時半~12時半、毎週金曜日13時半~17時。(障害者福祉課)

・セーフティカード
このカードには災害時に最低限必要な言葉が記載されています。また、名前や連絡先、血液型、服用中の薬などをあらかじめ記載することができます。
日本語・韓国語・英語・中国語併記と、日本語・英語・タイ語・フランス語併記の2種類があり、ホームページから入手できまます。(多文化共生推進課)

・コミュニケーション支援ボード
描かれているイラストや文字を指さして相手に伝えるものです。


編集・発行。新宿区 都市計画部 都市計画課。
〒160-8484 新宿区歌舞伎町1-4-1
電話03-5273-3527
ファクシミリ03-3209-9227

デザイン。株式会社アークポイント、有限会社レゾナ
イラスト。白玉社 杉野悦子

平成28年3月

以上。

本ページに関するお問い合わせ

新宿区 都市計画部-景観・まちづくり課
電話 03-5273-3843
FAX 03-3209-9227

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