(音声読み上げ用)シリーズ2 みんなが嬉しい”おもてなし”―だれもが利用しやすい商店街をめざして―
最終更新日:2015年4月20日
ページID:000028543
このページは、「音声読み上げ用」に作成しています。そのため、本ガイドブックの印刷物とは、文章の表示や表現などが異なっている部分があります
シリーズ2 みんなが嬉しい”おもてなし”―だれもが利用しやすい商店街をめざして―
ユニバーサルデザイン ガイドブック シリーズ2
タイトル「みんなが嬉しい おもてなし」
サブタイトル「だれもが利用しやすい商店街をめざして」
表紙
地域のお店が並んでいる風景のイラストが描かれています。
お店は、お花屋さん、甘味処、処方箋薬局、お蕎麦屋さん、八百屋さんです。
また、たくさん人たちが描かれており、お花屋さんでは、白杖を持った女性に店員が花の説明をしていたり、甘味処の店前にあるベンチには杖を持ったおじいちゃんがおり、ランドセルを背負った小学生と手を振りあっています。
処方箋薬局の前にはスロープがあり、カートを押したおじいちゃんが店内に入るところです。
お蕎麦屋さんからは車いす使用の男性が出てきて、八百屋さんでは店員と筆談で会話している男性客やおばあちゃんが買い物をしています。
お店の前の道には、外国人や自転車を押して歩いている高校生がいます。
また、子どもと手を繋ぎ、赤ちゃんを抱っこしているお母さんとベビーカーを押しているお母さんが立ち話をしています。
左下には「ユニバーサルデザイン(UD)とは…。年齢、性別、国籍、能力にかかわらず、さまざまな人が利用できるよう生活環境をつくりあげることです。」という吹き出しがあります。
また、右下には音声コード(SPコード)があります。
音声コードの左側には「右のコードは目が不自由な人などへの情報提供に役立てられている音声コードです。横の切欠きは、音声コードの位置を示します。」と説明が書かれています。
2ページ目。
お店にはさまざまな人が買い物や食事に来ています!
みんなが商店街で、快適に買い物や食事をするためには、様々なおもてなしや配慮が大切です。
まちのさまざまな人。
高齢の人、車いすの人、目が不自由な人、耳が不自由な人、外国人、妊娠中の人、子ども連れの人、怪我をした人などです。また、外見では障害がわからない人もいます。
ちょっとした“おもてなし”により、みんなが楽しく買い物や食事ができるよう、できることから始めてみましょう!
これがユニバーサルデザインへの一歩です!
この冊子では喜ばれている“おもてなし”について、まとめています。
3ページ目。
入店のとき。
“いらっしゃいませ”からコミュニケーションが始まります。
◆まずは笑顔で“いらっしゃいませ”
・必要なお手伝いがあるか伺います
・介助者でなく、お客様ご本人に直接確認します。
◆入りやすいように工夫しましょう
・出入口に段差がある場合
→すり付け板や敷地内にスロープを作って入りやすくします。
・お客様ご自身でドアを開けることが難しい場合
→ドアを支えておきます。
◆整理整頓により、歩きやすくしましょう
・出入口のまわりにスペースを確保します。
・通路をふさぐ商品がないようにします。
・店先には、「駐輪ルール」の注意書きなどを掲示します。
4ページ目。
商品選びのとき。
商品が選びやすい工夫とは…。
◆文字は大きく、はっきり書きましょう
・高齢のお客様や目が不自由なお客様が読みやすいように、商品名や値段の文字は大きく表示します。
→ハッキリとした色を使います。
→色の組み合わせに気を付けます。
◆説明をして、選んでいただきましょう
・目が不自由なお客様には、商品選びに同行します
→商品名や色、サイズ、値段などを伝えます。例えば「ふじりんご で、1個150円です」
→重さや手触り、形などについては、実際に触って確認していただきます。
◆手に取って、お渡ししましょう
・手にとりやすいよう商品を並べます。
→商品を取ることが難しいお客様には、商品を取ってお渡しします。
→一緒にレジまで持って行ってくれると嬉しいです。
5ページ目。
メニュー選びのとき。
◆メニューの説明をしましょう
・目が不自由なお客様には、メニューを読み上げてお客様に選んで頂きます。
・運んできた料理について説明します。
→お箸、調味料の位置を「右側手前」「左側奥」など説明します。
◆指さしできるメニューを用意しましょう
・おすすめメニューなども、指さしできるようにテーブルごとに用意します。
→メニューだけでなく、「大盛」「食後」などの選択も指さしできる工夫をします。
◆会話の方法を工夫しましょう
・耳が不自由なお客様には、顔を見て、こちらの表情がわかるようにゆっくり、ハッキリと話します。
→メモ用紙に書いて、筆談で会話をします。
・言葉が不自由なお客様には、お客様が話した内容と同じ内容をくり返し、確認します。
6ページ目。
会計のとき。
◆レジの金額を読みやすくしましょう
・レジの表示を見て金額が確認できるように、お客様の方に向けます。
→メモ用紙や電卓に金額を表示して確認するなど工夫します。
◆“おつり”は金種別に渡しましょう
・目が不自由なお客様はお金を種類別にお財布にしまっていることが多いので、お札と小銭を別々にお渡しします。
→「おつりは、千円札1枚と、500円玉1枚と50円玉1枚です」
◆ゆっくり対応しましょう
・高齢のお客様など、後ろに並んでいる他のお客様のことが気になり、焦ってしまうことがあります。
→急かさず対応します。
→後ろに並んでいるお客様へ一言声をかけるなどの配慮をします。
・手が不自由なお客様は、自分でお財布を出せないこともあるため、お手伝いが必要か確認します。
7ページ目。コラム。
◆子ども連れのお客様へのおもてなし
・ベビーカーで店内に入れたり、移動しやすい工夫をします。
・子ども用のいすを用意したり、大きな荷物を置くスペースを用意するなどの工夫をします。
◆外国人へのおもてなし
・日本語だけでなく、イラストや写真入で確認できる工夫をします。
→写真入りのメニューを用意します。
◆認知症のお客様へのおもてなし
・同じ商品(腕時計や靴など)を何度も買いにくることがあります。
→連絡先のカードを持っているお客様もいますので、家族に連絡します。
◆知的障害や発達障害のお客様へのおもてなし
1。まず、見守りましょう
・気になる行動をしている場合、すぐに声をかけず、まずは様子を見守ります。
2。笑顔で対応しましょう
・声をかける時は優しい笑顔を忘れないようにします。
・「ゆっくり」「はっきり」「短く」「具体的に」話します。
裏表紙。
◆こんな取り組みをやっています。
・休憩所
ちょっと休憩をしたい時に、気軽に休める場所など、快適に買い物できる商店街づくりに取り組んでいます。
・タイムセールの案内
耳が不自由な人や高齢者などが見てわかるように、タイムセールの内容を文字で案内をしています。
◆ヘルプカードについて
連絡先カード(ヘルプカード)を持っているお客様もいます。何か困ったことがあったら、カードに書かれている連絡先に連絡し、相談しましょう。
◆補助犬の入店について
補助犬は飼い主の指示に従って行動する訓練を受け、他人に迷惑をかけません。また、衛生面の管理をしていますので、物販店でも飲食店でも入店できます。
「補助犬」には、次の3種があります。
1。目の不自由な人を導く盲導犬
2。体の不自由な人の身の回りの世話をする介助犬
3。耳に障害を持つ人を導く聴導犬
参考:身体障害者補助犬法
編集・発行。新宿区 都市計画部 都市計画課。
〒160-8484 新宿区歌舞伎町1-4-1
電話03-5273-3527
ファクシミリ03-3209-9227
協力商店街。中井商工会
編集協力。新宿区 地域文化部 産業振興課。
デザイン。株式会社アークポイント、有限会社レゾナ
イラスト。白玉社 杉野悦子
平成27年3月
以上。
タイトル「みんなが嬉しい おもてなし」
サブタイトル「だれもが利用しやすい商店街をめざして」
表紙
地域のお店が並んでいる風景のイラストが描かれています。
お店は、お花屋さん、甘味処、処方箋薬局、お蕎麦屋さん、八百屋さんです。
また、たくさん人たちが描かれており、お花屋さんでは、白杖を持った女性に店員が花の説明をしていたり、甘味処の店前にあるベンチには杖を持ったおじいちゃんがおり、ランドセルを背負った小学生と手を振りあっています。
処方箋薬局の前にはスロープがあり、カートを押したおじいちゃんが店内に入るところです。
お蕎麦屋さんからは車いす使用の男性が出てきて、八百屋さんでは店員と筆談で会話している男性客やおばあちゃんが買い物をしています。
お店の前の道には、外国人や自転車を押して歩いている高校生がいます。
また、子どもと手を繋ぎ、赤ちゃんを抱っこしているお母さんとベビーカーを押しているお母さんが立ち話をしています。
左下には「ユニバーサルデザイン(UD)とは…。年齢、性別、国籍、能力にかかわらず、さまざまな人が利用できるよう生活環境をつくりあげることです。」という吹き出しがあります。
また、右下には音声コード(SPコード)があります。
音声コードの左側には「右のコードは目が不自由な人などへの情報提供に役立てられている音声コードです。横の切欠きは、音声コードの位置を示します。」と説明が書かれています。
2ページ目。
お店にはさまざまな人が買い物や食事に来ています!
みんなが商店街で、快適に買い物や食事をするためには、様々なおもてなしや配慮が大切です。
まちのさまざまな人。
高齢の人、車いすの人、目が不自由な人、耳が不自由な人、外国人、妊娠中の人、子ども連れの人、怪我をした人などです。また、外見では障害がわからない人もいます。
ちょっとした“おもてなし”により、みんなが楽しく買い物や食事ができるよう、できることから始めてみましょう!
これがユニバーサルデザインへの一歩です!
この冊子では喜ばれている“おもてなし”について、まとめています。
3ページ目。
入店のとき。
“いらっしゃいませ”からコミュニケーションが始まります。
◆まずは笑顔で“いらっしゃいませ”
・必要なお手伝いがあるか伺います
・介助者でなく、お客様ご本人に直接確認します。
◆入りやすいように工夫しましょう
・出入口に段差がある場合
→すり付け板や敷地内にスロープを作って入りやすくします。
・お客様ご自身でドアを開けることが難しい場合
→ドアを支えておきます。
◆整理整頓により、歩きやすくしましょう
・出入口のまわりにスペースを確保します。
・通路をふさぐ商品がないようにします。
・店先には、「駐輪ルール」の注意書きなどを掲示します。
4ページ目。
商品選びのとき。
商品が選びやすい工夫とは…。
◆文字は大きく、はっきり書きましょう
・高齢のお客様や目が不自由なお客様が読みやすいように、商品名や値段の文字は大きく表示します。
→ハッキリとした色を使います。
→色の組み合わせに気を付けます。
◆説明をして、選んでいただきましょう
・目が不自由なお客様には、商品選びに同行します
→商品名や色、サイズ、値段などを伝えます。例えば「ふじりんご で、1個150円です」
→重さや手触り、形などについては、実際に触って確認していただきます。
◆手に取って、お渡ししましょう
・手にとりやすいよう商品を並べます。
→商品を取ることが難しいお客様には、商品を取ってお渡しします。
→一緒にレジまで持って行ってくれると嬉しいです。
5ページ目。
メニュー選びのとき。
◆メニューの説明をしましょう
・目が不自由なお客様には、メニューを読み上げてお客様に選んで頂きます。
・運んできた料理について説明します。
→お箸、調味料の位置を「右側手前」「左側奥」など説明します。
◆指さしできるメニューを用意しましょう
・おすすめメニューなども、指さしできるようにテーブルごとに用意します。
→メニューだけでなく、「大盛」「食後」などの選択も指さしできる工夫をします。
◆会話の方法を工夫しましょう
・耳が不自由なお客様には、顔を見て、こちらの表情がわかるようにゆっくり、ハッキリと話します。
→メモ用紙に書いて、筆談で会話をします。
・言葉が不自由なお客様には、お客様が話した内容と同じ内容をくり返し、確認します。
6ページ目。
会計のとき。
◆レジの金額を読みやすくしましょう
・レジの表示を見て金額が確認できるように、お客様の方に向けます。
→メモ用紙や電卓に金額を表示して確認するなど工夫します。
◆“おつり”は金種別に渡しましょう
・目が不自由なお客様はお金を種類別にお財布にしまっていることが多いので、お札と小銭を別々にお渡しします。
→「おつりは、千円札1枚と、500円玉1枚と50円玉1枚です」
◆ゆっくり対応しましょう
・高齢のお客様など、後ろに並んでいる他のお客様のことが気になり、焦ってしまうことがあります。
→急かさず対応します。
→後ろに並んでいるお客様へ一言声をかけるなどの配慮をします。
・手が不自由なお客様は、自分でお財布を出せないこともあるため、お手伝いが必要か確認します。
7ページ目。コラム。
◆子ども連れのお客様へのおもてなし
・ベビーカーで店内に入れたり、移動しやすい工夫をします。
・子ども用のいすを用意したり、大きな荷物を置くスペースを用意するなどの工夫をします。
◆外国人へのおもてなし
・日本語だけでなく、イラストや写真入で確認できる工夫をします。
→写真入りのメニューを用意します。
◆認知症のお客様へのおもてなし
・同じ商品(腕時計や靴など)を何度も買いにくることがあります。
→連絡先のカードを持っているお客様もいますので、家族に連絡します。
◆知的障害や発達障害のお客様へのおもてなし
1。まず、見守りましょう
・気になる行動をしている場合、すぐに声をかけず、まずは様子を見守ります。
2。笑顔で対応しましょう
・声をかける時は優しい笑顔を忘れないようにします。
・「ゆっくり」「はっきり」「短く」「具体的に」話します。
裏表紙。
◆こんな取り組みをやっています。
・休憩所
ちょっと休憩をしたい時に、気軽に休める場所など、快適に買い物できる商店街づくりに取り組んでいます。
・タイムセールの案内
耳が不自由な人や高齢者などが見てわかるように、タイムセールの内容を文字で案内をしています。
◆ヘルプカードについて
連絡先カード(ヘルプカード)を持っているお客様もいます。何か困ったことがあったら、カードに書かれている連絡先に連絡し、相談しましょう。
◆補助犬の入店について
補助犬は飼い主の指示に従って行動する訓練を受け、他人に迷惑をかけません。また、衛生面の管理をしていますので、物販店でも飲食店でも入店できます。
「補助犬」には、次の3種があります。
1。目の不自由な人を導く盲導犬
2。体の不自由な人の身の回りの世話をする介助犬
3。耳に障害を持つ人を導く聴導犬
参考:身体障害者補助犬法
編集・発行。新宿区 都市計画部 都市計画課。
〒160-8484 新宿区歌舞伎町1-4-1
電話03-5273-3527
ファクシミリ03-3209-9227
協力商店街。中井商工会
編集協力。新宿区 地域文化部 産業振興課。
デザイン。株式会社アークポイント、有限会社レゾナ
イラスト。白玉社 杉野悦子
平成27年3月
以上。
本ページに関するお問い合わせ
新宿区 都市計画部-景観・まちづくり課
本ページに関するご意見をお聞かせください
区政についてのご意見・ご質問は、ご意見フォームへ。