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定例記者会見(平成28年第2回区議会定例会)区長説明要旨

最終更新日:2016年6月1日

この発言要旨は、平成28年6月1日(水曜)13時30分から行われた、地方紙記者との記者会見における区長説明の要旨を掲載しているものです。当日配布資料もダウンロードできます。
【注】本文は口述筆記ではありませんので、表現その他に若干の変更があることがあります。

皆さまにはお忙しい中をご出席いただき、ありがとうございます。
本日は、最近の区政の動きについてご説明するとともに、今月9日から20日までの12日間の日程により開かれます、「平成28年第2回区議会定例会」の議案等についてご説明申し上げ、区政への一層のご理解を賜りたく、お集まりいただきました。

まず、説明に先立ちまして、4月14日以降に熊本県と大分県で発生した熊本地震により、お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げるとともに、被災された皆様には心からお見舞いを申し上げます。
被災地では、今もなお、数多くの方々が避難生活を強いられています。
新宿区といたしましても、地震発生直後から、支援物資の提供や職員の派遣を行ってまいりました。これからも、要請に応じて、できる限りの支援をしてまいります。

それでは、改めまして、平成28年第2回定例記者会見を始めます。

はじめに、最近の区政の話題について、ご説明します。
お手元に資料を用意しましたので、併せてご覧ください。

(1 新宿区総合計画の策定について)
一点目は、『新宿区総合計画の策定』についてです。
お手元の『参考資料1』をご覧ください。

区では、「新宿区基本構想」に掲げる“めざすまちの姿”「『新宿力』で創造する、やすらぎとにぎわいのまち」の実現に向けて、平成30年度から始まる“新たな総合計画”の策定に取り組んでいます。
総合計画は、「基本計画」と「都市マスタープラン」の性格をあわせ持った、一体的な計画として策定します。

新たな総合計画は、平成30年度から始まる10年間を展望した計画とし、次の5つの基本政策をベースに策定を進めていきます。

基本政策1)、暮らしやすさ1番の新宿
2) 新宿の高度防災都市化と安全安心の強化
3) 賑わい都市・新宿の創造
4) 健全な区財政の確立
5) 好感度1番の区役所 です。

策定のスケジュールですが、平成28年度に基本構想審議会と都市計画審議会でご議論いただき、答申を受け、29年度に区として総合計画を取りまとめ、29年12月に策定する予定です。

策定にあたっては、社会状況の変化に伴う新たな行政需要に的確に対応するとともに、多くの区民の意見を反映した計画となるよう進めてまいります。

このため、現在、町会・自治会をはじめとした多くの区民の皆様に区政の課題や重点的に取り組むべきことについてご意見を伺っているところです。
また、今月の6月25・26日には、区民討議会を開催し、無作為抽出により募った参加者60人で討議を行い、ご意見をいただきます。
そして、12月から1月には骨子案について、29年の8月から9月には計画案について、パブリック・コメントと地域説明会を実施します。

このように、新たな総合計画は多くの区民の皆様のご意見を反映した計画として策定してまいります。

なお、「都市マスタープラン」と「まちづくり戦略プラン」で構成する「まちづくり長期計画」については、次の資料で説明させていただきます。

(2 まちづくり長期計画の策定について)
お手元の『参考資料2』をご覧ください。
『まちづくり長期計画の策定』についてです。

区は、新宿の未来を創る『まちづくり長期計画』を新たに策定します。
『まちづくり長期計画』は、「都市マスタープラン」の性格をあわせ持つとともに、新たに重点的に推進する取組みを「まちづくり戦略プラン」として示します。

「都市マスタ―プランの見直し」は、平成19年に策定した現行の「都市マスタープラン」における「将来の都市像」である「暮らしと賑わいの交流創造都市」を継承しながら、社会経済情勢の変化、都市基盤やまちの変化を踏まえて行います。

今回、新たに示す「まちづくり戦略プラン」では、「将来の都市像」の実現に向け、「ハードの取組み」と「ハードを支えるソフトの取組み」を「課題別戦略」と「エリア戦略」で示します。
「課題別戦略」では、区内全域を対象に課題ごとに「防災」と「にぎわい」に関する取組みを示します。

「エリア戦略」では、先導してまちづくりを推進する地区ごとに課題を明らかにして、解決に向けた取組みを示します。

なお、「エリア戦略」の地区については、「都市マスタープラン」で将来の都市機能や都市施設等の基本的な骨格を示す「都市構造図」における位置づけや、まちづくりの動向と今後の展開などをふまえて選定します。

策定時期は、平成29年12月を予定しています。
計画の期間は、平成30年度から39年度の10年とします。
計画の策定に当たりましては、地域説明会やパブリックコメントを行い、区民の皆さまのご意見を伺いながら進めてまいります。

(3 新宿駅周辺地区の整備推進について)
次に、お手元の『参考資料3』をご覧ください。
『新宿駅周辺地区の整備推進』についてです。

新宿駅周辺地域では、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催にあわせ東西自由通路が開通します。これをきっかけに、東西のまちの回遊性を高め、賑わいを創出するため、平成28年3月に、「新宿駅周辺地域まちづくりガイドライン」を策定いたしました。

ガイドラインでは、新宿駅周辺地域の目指すべき将来像として、「誰もが自由に行き交う国際集客都市」を掲げ、アメニティ、アトラクティブ、アクティビティの3つのまちづくりのキーワードの実現に向け取り組んでいくこととしました。

このため、新宿駅周辺のまちづくりとしては、資料下段の中央にある図面で示すように、東西自由通路からつながる駅東西の「賑わい交流軸」、歌舞伎町方面への新たな文化や賑わいを創出する「文化発信軸」と、新宿駅や広場その周辺からなる新宿駅直近地区など3つの拠点でまちの骨格を形成し、これらの軸と拠点を基点として、まち全体に人々を呼び込みます。

中でも、新宿駅直近地区は、世界一の巨大ターミナルを擁する新宿の玄関口であるとともに、駅から周辺各地区へ人と賑わいをつなげていく拠点として重要な役割を果たします。

そこで、私は、新宿駅直近地区の将来のまちづくりの方向として、「車中心から人中心の空間へ」、「地域を象徴する駅前の顔づくり」、「駅とまちをつなぐ交流拠点づくり」の3つを掲げます。

具体的には、イベントや待ち合わせなどができるゆとりある広場空間の確保、バリアフリーな乗換動線の整備、地域の調和と駅の特性を活かしたシンボリックな空間形成や、歩行者空間を円滑につなぐ縦動線の整備などを実現していきたいと考えています。なお、資料下段の左右の図面が「駅からまちへつながる人の流れ」のイメージパースです。

これらにより、新宿駅周辺地域では、駅やまち同士の連携を強化し回遊性を高め、新宿駅周辺全体でのブランド・競争力の向上を図ることで、「賑わい都市・新宿」の実現を目指します。

本日は、ガイドラインの本編及び概要版と、これらをわかりやすくまとめたPR版をお配りしますので、参考にご覧ください。

(4  自転車シェアリングの開始について)
次に、お手元の『参考資料4』をご覧ください。
『自転車シェアリングの開始』についてです。 

自転車シェアリングとは、サイクルポートと呼ばれる自転車の貸出・返却拠点を複数設置し、いつでも、どこのサイクルポートでも自転車の貸出、返却が可能な自転車の共同利用システムです。

これまでの間、新宿区では、千代田区、中央区、港区、江東区の4区が開催する「自転車シェアリングにおける相互乗入れに関する検討協議会」にオブザーバーとして参加するとともに、経費や管理運営等に関する調査を行いました。
こうしたことを踏まえ、新宿区は、4区が実施している、広域相互利用の自転車シェアリングへの参加を目指すこととしました。これにより、新宿区を含む5区のどこのサイクルポートでも自転車の利用ができるようになり、相互乗り入れによる利用促進が期待できます。

具体的には、今後、区と運営する事業者との間で協定を締結し、サイクルポートの整備、電動アシスト付自転車購入費等のイニシャルコストを、補助金として運営事業者に交付して実施します。
また、自転車の管理・修繕、再配置、会員管理、コールセンター運営費等のランニングコスト全般については、運営事業者が負担することとします。

本年度の取組みとしては、西新宿から新宿駅周辺のエリア、新国立競技場から四谷・飯田橋周辺のエリア及び高田馬場周辺のエリアにサイクルポートを20か所設置し、電動アシスト付自転車を300台配置する予定です。

さらに、平成29年度以降は、区民、来街者、観光客等のニーズや隣接区の導入状況を把握しながら、サイクルポート及び自転車の台数を拡充することで、東京2020オリンピック・パラリンピック開催に向けて、外国人観光客をはじめ、多くの方が訪れる「新宿」の魅力向上につなげてまいります。

(5 客引き行為防止等の防犯活動強化について)
次に、お手元の『参考資料5』をご覧ください。
『客引き行為防止等の防犯活動強化』についてです。

新宿区では、客引き行為の悪質・巧妙化に対応するため、本年4月、「新宿区公共の場所における客引き行為等の防止に関する条例」を一部改正しました。
新たに、委託パトロール隊を導入して違反者及び違反店舗に対する指導を強化するとともに、店舗の場所提供者や仲介不動産業者と連携して違反店舗の排除などに取り組んでまいりました。
そして、本日、6月1日から、指導・警告・勧告に従わない場合には公表・過料など罰則規定を適用し、客引きの撲滅に努めてまいります。

罰則までの流れは、まず客引き行為等違反の指導、警告、勧告を行い、さらに勧告に従わなかった場合には、その者の氏名や違反行為に関連する営業所名を公表し、又は過料を科すことができます。

指導、警告、勧告にあたっては、違反する行為をした者の事務所や営業所等に立ち入り、必要な調査ができるようにしています。また、公表を行った場合には建物等の所有者又は管理者に対し、公表された違反行為に係る事実を通知することができます。

すでに、4月1日からは、警備会社に委託した、新宿区安全安心パトロール隊が、午後6時から午後10時まで、客引き行為等防止の指導にあたっています。事業開始から2か月たちましたが、地元で客引き行為等防止パトロールを実践してこられた商店会の皆様から「新宿駅東南口付近の客引きが少なくなった。」という感謝のお言葉もいただいています。

4月22日には、シネシティ広場及びセントラルロードにおいて、警視庁副総監をはじめ新宿区議会議長、不動産業界、地域団体など約300名の皆様のご参加をいただいた、条例改正周知イベントを開催しました。

また、5月には、区内飲食店約8,000(実数7,597)店舗に対して、条例改正を周知するために、客引き行為等を用いた営業をしない旨の表明・確約書を同封したチラシを配布しました。
この確約書を提出していただいた店舗には、「客引きしない宣言店ステッカー」を交付いたします。さらに、去る3月25日に客引き行為等の根絶に関する覚書を締結した飲食店検索サイト事業者3社(ぐるなび・ホットペッパーグルメ、食べログ)のサイトにこのステッカーの写真を掲載することができます。

このように客引きを根絶するために、条例違反者や店舗に対する罰則の適用を適正に行う一方、飲食店舗が客引きをしないように誘導するための施策を推進し、今後も来街者の皆様が安全に安心して楽しめるまちづくりを進めてまいります。

なお、明日、6月2日(木)、午後6時から『罰則規定の施行』に併せ、新宿警察署と合同での、「安全安心パトロール」を実施する予定です。

(6 待機児童解消緊急対策について)
次に、お手元の『参考資料6』をご覧ください。
『待機児童解消緊急対策』についてです。

新宿区は、平成27年4月に待機児童が168名となりましたが、平成27年度中に719名の保育定員を拡大した結果、今年4月1日の待機児童数は、58名に減少しました。

しかし、世帯向け新築マンションの竣工が今後も複数予定されるなど、就学前児童の人口は引き続き増加が予測されることから、昨年に引き続いて追加の対策として、当初予定していた497名の定員拡大に加え、さらに263名分を整備し、合計で760名の定員拡大を図ります。

その内訳ですが、東南地域において平成29年4月に「(仮称)私立グローバルキッズ神楽坂園」を60名定員で、「(仮称)私立ほっぺるランド牛込」を当初予算上84名定員のところ、102名定員に施設規模を拡大し認可保育所として開設します。また、既存の認証保育所1所について、現在運営しているスペースに加え、近隣に新たな施設を確保し、49名定員を拡大し、私立認可保育所として開設します。

平成30年4月に向けた私立認可保育所の整備としては、「(仮称)私立グローバルキッズ愛住町園」を80名定員で開設します。

さらに、西北地域においても平成29年4月開設を目指し、75名定員の私立認可保育所を整備する予定です。

このような取り組みにより、保育所待機児童ゼロを目標に、より一層積極的な対策を進めてまいります。

(7 新宿区子ども未来基金活動助成について)
次に、お手元の『参考資料7』をご覧ください。
『新宿区子ども未来基金活動助成』についてです。

新宿区では、子育て家庭の福祉の向上を図るとともに、子どもたちの生きる力を育むため、平成28年4月に新宿区子ども未来基金を設置しました。

新宿区子ども未来基金は、区の支出金3,000万円と区民や団体の皆様からの寄附金を積み立て、未来を担う子どもの育ちを支援する区民等の自主的な活動に助成を行うものです。

また、6月20日までの期間、助成の対象となる子どもの育ちを支援する活動を募集し、助成申請を受け付けています。助成対象となる活動は、右の図のとおりで、「学び・共食・体験の機会や活動の場の提供」「子どもの情緒や創造性の育成」「孤食や育児の孤立化を防止」「ひとり親家庭、生活困窮家庭等困難を抱えた子どもや家庭の支援」「思春期の心の問題等を抱える子どもとその保護者を地域でサポートする活動」に対して助成を行います。

助成の対象となる団体は記載のとおりです。
助成額は、ひとつの活動への助成額は30万円を限度とし、対象経費の4分の3を助成します。

また、区では、新宿区子ども未来基金への寄附によるご支援をお願いしています。4月1日から5月9日までの間に、区民の皆様から7件、計341,000円の寄附によるご協力をいただきました。
寄付は、区役所子ども家庭課、子ども総合センター、男女共同参画推進センター、特別出張所の窓口で受付けていますが、お近くの金融機関で納付していただくことも可能です。

今後も、区民や地域団体の皆様と協力し、子どもが家庭や地域で安心し、希望を持って健やかに成長できる新宿のまちの実現に努めていきたいと考えています。

(8 東京2020オリンピック・パラリンピック気運醸成について)
次に、お手元の『参考資料8』をご覧ください。
『東京2020オリンピック・パラリンピック気運醸成』についてです。

6月から8月にかけて、新宿区が実施するスポーツ事業についてご説明します。

1つ目は、9月に行われるリオデジャネイロのパラリンピックをより楽しく見ていただき、東京2020オリンピック・パラリンピックの気運醸成へと繋げて行こうということで、パラリンピック正式競技である「ゴールボール」を区民の皆様にご紹介するイベントです。

6月25日には、西新宿小学校体育館でゴールボールの体験教室を行います。実際に目隠しをし、ゴールボールの選手と一緒にプレーしながら、ゴールボールを知ってもらうイベントです。

また、8月14日には、リオデジャネイロパラリンピックに出場予定の女子代表選手が、新宿コズミックスポーツセンターで大会直前の練習を行います。ゴールボール女子チームは、2012年のロンドンパラリンピックで金メダルを取っており、今大会でも優勝候補となっています。この女子チームによる迫力ある練習試合を見学していただくことで、ゴールボールという競技の認知度を高めていきます。

2つ目として、6月12日(日)に新宿スポーツセンターにおいて「新宿区×(かける)よしもと 楽しく!笑って!スポーツ体験」を開催します。このイベントは、よしもとクリエイティブ・エージェンシーの協力で実施する、水泳体験で、アテネオリンピック銅メダリスト中西(なかにし)悠子(ゆうこ)さんをはじめ、よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のアスリートを講師に、また、よしもと所属の芸人が助っ人として、イベントを盛り上げてくれる予定です。水泳シーズン突入前に、ぜひレベルアップを図っていただければと思います。

3つ目は、昨年も実施した「ボッチャ指導員養成講座」です。「ボッチャ」も、パラリンピック正式競技ですが、ゴールボールと異なり、この競技はアレンジ次第で障害のあるなしに関わらず、沢山の人が楽しめる競技です。地域でイベント等を開催する方を対象に、基本的なルールを学ぶ講座です。ぜひ、パラリンピックを身近なものとして感じていただきたいと思います。

最後に「新宿スポーツ環境推進プロジェクト」です。この事業も昨年度から実施している事業です。何かスポーツを始めたい小学生を対象に、トップアスリートを講師に迎え、様々なスポーツ体験を行っています。また、今年度は保護者やスポーツ指導者を対象に、指導方法やフォローの仕方を学ぶセミナーを開催します。子どもに「ちょっとアドバイスしたい」保護者の方々の参加をお待ちしています。

(9 新宿クリエイターズ・フェスタ2016について)
次に、お手元の『参考資料9』をご覧ください。
『新宿クリエイターズ・フェスタ2016』についてです。

新宿クリエイターズ・フェスタは、多様な文化・芸術を発信し続けてきた新宿の遺伝子を活かし、このまちに新たな賑わいと活力を創出する夏の一大アートイベントです。

今年で6回目の開催となる本イベントですが、開催期間を8月から10月の3か月とし、8月は子ども向けの参加型アートイベント、9月、10月は、世界的CGアーティストの河口(かわぐち)洋一郎(よういちろう)さん、現代美術家の椿(つばき)昇(のぼる)さん、版画家の蟹江(かにえ)杏(あんず)さん、建築家のエマニュエル・ムホーさんなど、著名アーティストによる作品展のほか、来街者の方々に驚きと感動を与える様々なアートイベントを開催いたします。

また、開催期間を3か月とすることにより、7月から10月にかけて新宿駅周辺で開催される「大新宿区まつり」や「新宿芸術天国」などの文化芸術イベントとの連続性・一体性を生み出し、新宿のプロモーション強化を目指します。

今年は新たな取組みとして、パブリックアートの恒久設置を企画しています。
新宿のまちの新たなシンボルとなるアート作品で、まちの魅力アップを図ります。

設置するアート作品とアーティストの選出につきましては、先般、紫綬褒章(しじゅほうしょう)を受章された北川(きたがわ)フラムさんが会長を務める「アートフロントギャラリー」にお願いしています。

新宿駅東口周辺では、一昨年より歌舞伎町で取り組んでいます「トランスボックスラッピング」を展開します。
歩道上に設置されたトランスボックスをアート作品でラッピングすることにより、落書きを防止し、快適で歩いて楽しい空間を創出します。

また、英語・中国語・ハングルに対応したガイドマップを作成して、新宿を訪れる多くの外国人観光客の方々にもイベントを楽しんでいただけるよう、準備を進めています。

7月25日には、本イベントのオープニング企画を予定しておりますので、当日は報道関係機関の皆さまには是非ご出席くださいますようお願い申し上げます。当日の企画内容や場所は改めてお知らせします。

(10 しんじゅく平日夜間こども診療室の開設について)
次に、お手元の『参考資料10』をご覧ください。
『しんじゅく平日夜間こども診療室の開設』についてです。

新宿区では、7月1日から、平日の夜間(午後7時~10時)に、子どもの急な発熱や腹痛など、入院を要しない程度の病気に対応するため、「しんじゅく平日夜間こども診療室」を開設します。対象は、原則として15歳以下のお子さんに小児科診療を行います。この事業は、新宿区戸山一丁目にある「国立国際医療研究センター病院」に委託して実施いたします。

現在、区では、土曜日の夜間、日曜・祝日及び年末年始に、新宿区医師会区民健康センターにおいて、内科・小児科の休日診療事業を実施しています。
これに加えて、平日夜間帯に小児科診療を行うことで、初期救急医療体制の充実を図るものです。

(11 新宿子育てメッセについて)
次に、お手元の『参考資料11』をご覧ください。
『新宿子育てメッセ』についてです。

6月12日(日)に「第7回新宿子育てメッセ」を新宿コズミックセンターで開催します。
「新宿子育てメッセ」は、新宿区内にどのような子育て関係団体・子育て支援事業があるかを知ってもらうとともに、子育て関係団体同士のつながりの輪を広げていくことを目的として平成22年度から毎年開催しています。企画及び運営は、新宿区と区内で活動する子育て関係団体による「新宿子育てメッセ実行委員会」が行っています。

7回目を迎えた今回は、前回よりも参加団体が増え、ゲストを含めて54団体が出展します。

また、童謡歌手「坂入(さかいり)姉妹(歌のお姉さん)」をお招きし、親子で楽しめるステージショーとして、楽しい童謡コンサートや、ピエロと共演しバルーンアートを実施します。
子育て中の方はもちろん、マタニティヨガ体験などの妊娠中の方向けの催しもあり、幅広い年代や立場の方が「知る、作る、体験する」を楽しめる盛りだくさんの内容となっています。


(12 新宿ゴールデン街と補正予算概要について)
次に、『新宿ゴールデン街』についてです。
こちらは、資料はございませんが、

「新宿ゴールデン街」は、4月12日に発生した火災により、ゴールデン街の街並みを構成する多くの建築物が被災してしまいました。
被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

「ゴールデン街」には、個性的な街並みと魅力的な多くのお店があり、歌舞伎町周辺のまちに賑わいをあたえる大切な資源です。

区では、早期の建築物復旧に向けて、建築物の安全化や修繕の実施について、建物の所有者等の相談に積極的に応じていきます。

一方、新宿区では、当地区において防災の課題があることは認識しています。今回の火災を踏まえ、被災店舗以外についても、日ごろからしっかりと防火対策をとっていただくことが重要と考えています。このため、地元商店街の協力のもと、各店舗を訪問して火災予防と建築物の適正管理を呼びかける防火対策指導を、区と消防署合同で実施しています。
また、消火体制をより一層強化するため、消防署と連携し、消火栓の増設を進めるとともに、自主防災組織の結成や防災訓練の実施など地域防災力の強化に向けて、地域の皆様と取り組んでいきます。
さらに当地区の老朽化した木造店舗の密集による防災性の課題を解消していくため、今後街全体の防災性の向上について、地域の皆さまと話合いを進めていきます。

また、区では、「ゴールデン街」と同様に木造店舗が密集する「思い出横丁」で、各店舗を訪問して火災予防と建築物の適正管理を呼びかける防火対策指導を、消防署と合同で4月21日に実施しました。
「思い出横丁」では、これまでも、新宿西口商店街振興組合の自主防災組織による防火・防災の取組みが行われてきましたが、当日は、より一層の防災力の強化に向けて、平素からの出火防止の備えと建築物の適正な維持管理について、消防職員と区職員が各店舗を訪問し個別指導を行ったほか、飲食店の従業員約40名が参加し、水消火器を使用した初期消火訓練を実施しました。
現在、街頭消火器の増設など、今後の防災力の強化に向けて、地域の皆様と取り組んでいます。

今後も、「ゴールデン街」や「思い出横丁」の防災性の向上に向けて、地域の皆さまと取り組んでまいります。

最後に、平成28年度6月補正予算の概要について説明いたします。
定例記者会見資料の1ページをお開きください。
この度の補正予算の総額は、12億3,493万2千円です。

主な経費としては、先ほどご説明しました、保育所建設事業助成等に要する経費や自転車シェアリング事業、及び臨時福祉給付金に要する経費などを計上しています。

今定例会では、これらを含めた、補正予算案1件、条例案等4件の議案を提出しています。

以上で、私からの説明を終わります
今後とも、区政へのご理解、ご支援をいただきますよう、よろしくお願いいたします。


本ページ掲載詳細情報に関するお問い合わせ先
  • 記者発表内容について:区政情報課 電話:03-5273-4064
  • 予算案について:財政課 電話:03-5273-4049

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