小学校入学前のお子さんへ ~麻しん・風しん混合(MR)第2期予防接種は受けましたか?~

最終更新日:2023年4月1日

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【 令和5年度の対象者について 】

令和5年度の対象者は、平成29年4月2日~平成30年4月1日生まれのお子さんです。
接種期間は、令和5年4月1日~令和6年3月31日までです。

対象の方には、令和5年3月末に予診票を発送しています。
転入・紛失等で予診票をお持ちでない方は、電子申請または保健予防課へお問合せください。

予防接種のタイミングは、感染症にかかりやすい年齢などをもとに決められています。
子どもの予防接種は、決して「不要不急」ではありません。接種期間内の方は、お早めに接種をおすませください。

「遅らせないで!子どもの予防接種と乳幼児健診」~新型コロナウイルス感染症が気になる保護者の方へ~(厚生労働省ホームページ)

麻しん・風しんを確実に防ぐため、2回目の接種(MR第2期)を受けましょう

Q なぜ2回目の接種が必要ですか?

1回の接種で95%以上の人は免疫を得ることができますが、5%以下の人は抗体ができない場合があります。2回の接種を受けることで1回の接種では免疫が付かなかった方の多くに免疫をつけることができます。

接種後年数の経過と共に、免疫が低下してきた人に対しては、2回目のワクチンを受けることで免疫を増強させる効果があります。

Q MR第2期の接種期間はいつですか?

小学校就学前の一年間(4月1日から3月31日まで)です。
学校等は感染症が流行しやすい場所とされていますので、まだ受けていない方はできるだけお早めに接種してください。
指定医療機関に予防接種予診票を持参すると無料で接種できます。予診票は対象年度になる前の3月末に区からお送りしていますが、お手元にない方は、保健予防課までお問い合わせください。

なお、MR第1期の接種期間は、1歳~2歳未満です。

麻しんについて

麻しんとは

【症状】
 麻しん(はしか)は、感染力が非常に強く、麻しんウイルスの空気感染・飛沫感染・接触感染によって発症します。ウイルスに感染後、無症状の時期(潜伏期間)が約10日~12日続きます。その後症状が出はじめますが、主な症状は、発熱、せき、鼻汁、めやに、赤い発疹です。症状が出はじめてから3~4日間は38℃前後の熱とせきと鼻汁、めやにが続き、一時熱が下がった後、再び39~40℃の高熱となり、首すじや顔などから赤い発疹が出はじめ、その後発疹は全身に広がります。高熱は3~4日で解熱し、次第に発疹も消失しますが、しばらく色素沈着が残ります。

【合併症等】
 合併症を引き起こすことが30%程度あり、主な合併症には、肺炎、中耳炎、脳炎などがあります。発生する割合は麻しん患者100人中、中耳炎は7~9人、肺炎は約1~6人です。脳炎は約1,000人に1~2人の割合で発生が見られます。
 また、麻しんにかかると数年から10数年経過した後に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)という重い脳炎を発症することがあります。これは、麻しんにかかった人のうち10万人に1~2人の割合で見られます。
 麻しんにかかった人のうち、数百人に1人の割合で死亡することがあります。

麻しん発生状況について

平成27年3月27日、世界保健機関西太平洋地域事務局により、日本が麻しんの排除状態にあることが認定されました。しかし、その後も海外からの輸入例を発端として、集団発生事例が起こっています。

風しんについて

風しんとは

【症状】
 風しんは、風しんウイルスの飛沫感染によって発症します。ウイルスに感染後、無症状の時期(潜伏期間)が約14~21日続きます。その後、麻しんより淡い色の赤い発疹、発熱、首のうしろのリンパ節がはれるなどが主な症状としてあらわれます。また、そのほかに、せき、鼻汁、眼が赤くなる(眼球結膜の充血)などの症状が見られることもあります。

【合併症等】
 合併症として、関節痛、血小板減少性紫斑病、脳炎などが報告されています。血小板減少性紫斑病は風しん患者約3,000人に1人、脳炎は風しん患者約6,000人に1人ほどの割合で合併します。大人になってからかかると子どもの時より重症化する傾向が見られます。
 妊婦が妊娠早期に風しんにかかると、「先天性風しん症候群」と呼ばれる病気により、心臓病、白内障、聴力障害などの障害を持った赤ちゃんが生まれる可能性があります。

風しん発生状況について

・平成23年から、海外で感染して帰国後発症する輸入例が散見されるようになり、平成25年には累計14,344例の報告があり、風しんが全数報告疾患となった平成20年~平成25年では最も多い報告数となりました。この流行の影響で、平成24年10月~平成26年10月に、45人の先天性風しん症候群の患者が報告されました。
・平成26年は319人、平成27年は163人、平成28年は126人、平成29年は91人と減少傾向にありましたが、平成30年は2,941人、令和元年は2,298人が報告されました。
・令和2年以降は再び報告数が減少し、令和2年は101人、令和3年は12人、令和4年は15人(令和5年2月8日時点)でした。
・厚生労働省は、風しんに関する特定感染症予防指針を定めており、改めて定期予防接種に対する積極的な接種勧奨を行うとともに、妊娠可能女性とその家族への予防接種の推奨、また産褥女性に対する風しん啓発を行っており、平成32年までに風しん排除の達成を目指しています。

MRの定期接種を受けられなかった方へ

新宿区では、2歳~18歳以下の定期接種未接種者を対象に、MR任意接種の全額助成を実施しています(定期接種対象者を除く)。
詳しくは、こちらのページをご覧ください。

本ページに関するお問い合わせ

新宿区 健康部-保健予防課
電話 03-5273-3859 FAX 03-5273-3820

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