【7月】～トマトのお話～

トマトの旬は、6月から9月です。
関東近県に始まり、7月後半からは北海道や東北など高冷地のトマトが出まわります。
トマトは見た目が大事です。
ヘタが緑色にピンと張っていて、皮にハリとツヤがあるのは、新鮮な証拠です。
丸く形良く、色むらがなく、ずっしりと重さを感じるものは、甘く熟した証拠です。
トマトのおしり部分、小さな点を中心に放射線状に筋が現れているのは「スターマーク」です。おいしいトマトの証です。
畑で採れたての新鮮なトマトには、可愛い産毛が生えています。
 

　色とりどりのミニトマトもお馴染みになりました。
　小さなトマトには大きな栄養素がたくさん含まれています。
　生活習慣予防や老化抑制に効果があるといわれている「リコピン」
　免疫力をアップする作用のある「β-カロテン」
　脂肪を燃焼させる遺伝子を増やす「リノール酸」
などなど、美肌効果、ダイエット効果、頭がよくなる・・・とトマトには様々な効能があることが解ってきました。
　ビタミンＣ、ビタミンＥ、カリウム、食物繊維も入った、低カロリーで栄養成分豊富な健康野菜「トマト」をおおいに食しましょう。
　一般的に生で食べるのがおいしいトマトですが、油を使った料理やスープの具材にするのも美味ですよ。筆者はこの時期「豆腐とトマトの味噌汁」を作ります。夏らしくさっぱりとした味に仕上がります。
　

　トマトを保存するときは、ヘタを下にして、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。
　ぜひ、新鮮なうちに召し上がってください。
　トマトを生のままで冷凍することは、お薦めしません。
　冷凍したい場合は、必ずトマトソースなどに加工してくださいね。
　以上、トマトのお話でした。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　執筆協力：一般社団法人　新宿淀橋市場協会