酸性の飲み物による金属の溶出に伴う中毒にご注意下さい
~水筒、やかんなど金属製の容器の使用方法について~

最終更新日:2023年7月1日

やかん
 今般、古くなった金属製の容器に粉末清涼飲料水を溶かし保管したものを喫食したことにより、金属の溶出に伴う食中毒事例が発生しました。
 水筒ややかんなどの金属製の容器を使って、スポーツ飲料や炭酸飲料、乳酸菌飲料、果汁飲料など酸性の飲料を作ったり入れたりすると、容器の金属成分が飲み物の中に溶け出して中毒を起こすことがあります。次の点にご注意ください。
 

金属製容器の使用方法

1 容器の内部にサビや傷がないか、よく確認しましょう!

サビや傷があると、もともと飲み物が直接ふれない部分が露出し、そこから金属成分が溶け出すことがあります。
特に、落としたりぶつけたりした場合、見た目では異常がないように見えても破損していることがあります。
使う前にはよく確認しましょう。

2 酸性の飲み物を長時間 金属製の容器に保管しないようにしましょう!

2 酸性の飲み物を長時間 金属製の容器に保管しないようにしましょう!画像
乳酸菌飲料などの「酸性の飲み物」を金属製の容器に入れると、飲み物の中に金属が溶け出すことがあります。
容器や飲み物の注意書きをよく確認し、長時間の保管はさけましょう。
もし長時間保管した場合は、いつもと違う味や色になっていないか、よく確認しましょう。

※「 酸性の飲み物」とは?
酸性の飲み物には、主に炭酸飲料や乳酸菌飲料、果汁飲料、スポーツ飲料があげられます。
酸性である炭酸、乳酸、ビタミンC、クエン酸(柑橘類を初めとする果物に多く含まれます。)などを多く含む飲み物は、酸性度が高くなります。

3 定期的に新しいものに交換しましょう!

古くなった容器は、劣化して内部が破損していることがあります。
思わぬ事故を防ぐためにも、定期的に新しいものに交換しましょう。

過去の食中毒事例

[1] 水筒に入れたスポーツ飲料を飲んだ児童が頭痛、めまい、吐き気を発症
 内部が破損した水筒にスポーツ飲料を入れて長時間置いたことで、通常は直接触れない保温構造部分の内部まで飲み物が染みこんだことによる。

[2] アルミニウム製のやかんで作った乳酸菌飲料を飲んだ園児が吐き気、嘔吐を発症
 やかんで長期間にわたり繰り返しお茶などを沸かしたことで、水道水等に含まれる銅がやかんの内部に大量に付着したことによる。

本ページに関するお問い合わせ

新宿区 健康部-衛生課(新宿区保健所)
食品保健係
電話:03(5273)3827  FAX:03(3209)1441

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