がんの緩和ケア~在宅(自宅)での緩和ケア~
最終更新日:2024年7月6日
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■緩和ケアとは
がん患者やその家族は、がんと診断されたとき、治療の経過、あるいは再発や転移がわかったときなどの様々な場面でつらさやストレスを感じます。「がんを治す」ということに関心が向けられていた以前のがん医療の考え方から、患者ががんと付き合いながらどのように生活していくのかという「療養生活の質」も大切であるとの考え方へ変わり、現在身近となった「療養生活の質」を大切にするケアは、始まりにおいて「早期」から「がんと診断された時」へと改められるまでになっています。
現在、緩和ケアはがん以外の病気でも多く必要とされています。
がん患者やその家族は、がんと診断されたとき、治療の経過、あるいは再発や転移がわかったときなどの様々な場面でつらさやストレスを感じます。「がんを治す」ということに関心が向けられていた以前のがん医療の考え方から、患者ががんと付き合いながらどのように生活していくのかという「療養生活の質」も大切であるとの考え方へ変わり、現在身近となった「療養生活の質」を大切にするケアは、始まりにおいて「早期」から「がんと診断された時」へと改められるまでになっています。
現在、緩和ケアはがん以外の病気でも多く必要とされています。
在宅(自宅)で行う緩和ケア
在宅緩和ケアとは
がんとその治療による「体のつらさ」「こころのつらさ」「生活のつらさ」などをやわらげ、患者本人と家族が在宅でも自分らしい療養生活を送れるよう、医療面だけではなくさまざまな視野から提供される総合的な支援です。
病院医師やかかりつけ医・在宅医らの連携のもと、「つらさをやわらげる」医療面のほか、入浴や排泄の介助、床ずれ予防と処置、口腔ケア、栄養管理など、自宅での療養に必要な援助を幅広く受けることができます。また「自分の病気を知り、治療法を選択する」「日常生活をとりもどす」ための支援も受けられます。
病院医師やかかりつけ医・在宅医らの連携のもと、「つらさをやわらげる」医療面のほか、入浴や排泄の介助、床ずれ予防と処置、口腔ケア、栄養管理など、自宅での療養に必要な援助を幅広く受けることができます。また「自分の病気を知り、治療法を選択する」「日常生活をとりもどす」ための支援も受けられます。
緩和ケアはいつから受けられる?
POINT1:がんと診断され、最初のがん治療が開始されます。
痛みなどの症状がある場合は、その症状を和らげます。
つらさを和らげることで、体力の消耗を防ぎ、治療に取り組む力が沸いてきます。
POINT2:がん治療中に、痛みなどの症状が出現した場合は、その症状を和らげます。
つらさを和らげることで、がん治療を受けやすくします。
また、がんと診断され、治療を続けることによる精神的なつらさをお聞きし、一緒に対処法を考えます。
POINT3:がんが進行し、積極的な治療が難しい時期でも、患者さんが最期まで自分らしく生活できるよう、つらい症状を
和らげながら、どのように過ごすかを一緒に考えてサポートします。
緩和ケアは、がんと診断されたときから一緒に始めます。
体のつらさは長い間我慢するととりのぞきにくくなり、生活に支障が出てしまうこともあります。
「いつから」「どこが」「どのようなときに」「どんなふうに」「どのくらい」つらいのか、薬剤効果はどうか、などをこまめに医療者に伝えるようにしましょう。
痛みなどの症状がある場合は、その症状を和らげます。
つらさを和らげることで、体力の消耗を防ぎ、治療に取り組む力が沸いてきます。
POINT2:がん治療中に、痛みなどの症状が出現した場合は、その症状を和らげます。
つらさを和らげることで、がん治療を受けやすくします。
また、がんと診断され、治療を続けることによる精神的なつらさをお聞きし、一緒に対処法を考えます。
POINT3:がんが進行し、積極的な治療が難しい時期でも、患者さんが最期まで自分らしく生活できるよう、つらい症状を
和らげながら、どのように過ごすかを一緒に考えてサポートします。
【引用:緩和ケア.net】
緩和ケアは、がんと診断されたときから一緒に始めます。
体のつらさは長い間我慢するととりのぞきにくくなり、生活に支障が出てしまうこともあります。
「いつから」「どこが」「どのようなときに」「どんなふうに」「どのくらい」つらいのか、薬剤効果はどうか、などをこまめに医療者に伝えるようにしましょう。
在宅緩和ケアを受けるためには
在宅療養を受けるには、訪問診療・訪問看護・訪問介護・訪問入浴などの在宅サービスを整える必要があります。それに合わせて、がんと診断され治療を開始する時期から家族や周囲の方・医療者に、どこでどのような治療を受けるのか、どのように過ごしていきたいか、など自分の気持ちを伝えていきましょう。体調や時期・状況により気持ちが揺らぐことは自然であるため、繰り返し伝えて十分に話し合うことが大切です。
家族への緩和ケア
家族は「患者本人はもっとつらいのだから」と気持ちを抑えがちですが、その一方で自分の日常生活も維持していく必要があります。家族が困難な状況を医療者に相談し、周囲の力を借り、自分自身の気持ちや身体を大切に生活することは、患者本人を支えることにもつながります。たとえば長期介護では、病院や施設のショートステイを利用することも役立ちます。
在宅で受ける緩和ケアの費用
公的医療保険が適用され、高額療養費制度や高齢者医療費制度などの利用が可能です。介護保険適用の場合は、訪問介護・入浴サービス・介護用品なども利用可能であり、また高額介護合算療養費制度で払い戻しが受けられる場合もあります。一方で、保険適用外の費用も必要となることがあります。
緩和ケアで気になるQ&A
Q1 がんの痛みって、とることができるの?
A1 がん患者さんの痛みの90%以上は、がんの痛みの治療により抑えることができるという結果がでています。
がんの痛みは取り除くことができる症状です。
がんの痛みは取り除くことができる症状です。
Q2 「緩和ケア」は「ターミナルケア」とどう違うの?
A2 ターミナルケアとはがんの終末期に行われる、治癒や延命ではなく、主に痛みなどをはじめとした身体的・精神的な
苦痛の除去を目的としたケアを指し、緩和ケアの概念の一部を示したものです。
一方、緩和ケアは、「生命を脅かす病による身体的問題や精神的問題を抱えている患者さんやその家族に、より早期の
段階から考慮すべきもの」と考えられており、身体的・精神的・心理社会的な苦痛の予防や緩和を通して、患者さんと
その家族にとってできうる限りの最高のQOL(人生の質、生活の質)を実現するためのケアを意味します。
苦痛の除去を目的としたケアを指し、緩和ケアの概念の一部を示したものです。
一方、緩和ケアは、「生命を脅かす病による身体的問題や精神的問題を抱えている患者さんやその家族に、より早期の
段階から考慮すべきもの」と考えられており、身体的・精神的・心理社会的な苦痛の予防や緩和を通して、患者さんと
その家族にとってできうる限りの最高のQOL(人生の質、生活の質)を実現するためのケアを意味します。
がんの在宅療養に関する相談・支援講座
がん療養相談窓口
地域の相談窓口として、看護師や保健師ががんの治療や療養生活に関する相談をお受けしています。
がん患者・家族のための支援講座
区の委託事業として、緩和ケアやがんの療養について学びながら、同じ健康不安やつらさを抱える方と関わり、語り合う講座を行います。
区内病院の相談窓口・緩和ケア病棟
緩和ケアはどこでも受けられます。たとえば在宅療養中であったとしても、病状悪化時は、かかりつけ医・在宅医と相談のうえで入院も可能です。もしもの時に備えて、医療連携体制を整えておくと安心です。
がん相談支援センターなどの相談窓口
緩和ケアは、病院によって違いはありますが、一般的にがん診療に携わる医療スタッフがチームとなって、がん患者とその家族を支援します。緩和ケアの内容等については、がん相談支援センターや病院スタッフに相談しましょう。
またこの相談窓口は、窓口が設置されている病院の患者以外の方でも利用できます。
またこの相談窓口は、窓口が設置されている病院の患者以外の方でも利用できます。
緩和ケア病棟
積極的ながん治療の継続が難しくなったときなど、緩和ケア病棟に入院して緩和ケアを受けることができます。主治医の指示のもと、症状管理目的の一時的な入院ができる病院もあります。新宿区内には、JCHO東京新宿メディカルセンターに緩和ケア病棟があります。
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