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【11月配信】エレベーター停止への備え

最終更新日:2026年11月2日

ページID:000084522

災害時、エレベーターが止まることがあります

 地震が発生すると、安全を確保するためにエレベーターが自動停止することがあります。また、建物に大きな被害がなくても、停電や設備の点検・安全確認などのため、運転再開まで時間がかかる場合があります。普段は当たり前に使っているエレベーターですが、災害等で利用できなくなると、マンションでの生活は大きく変わります。特に高層階に住んでいる場合は、移動や物資の運搬など、多くの場面で影響を受けることになります。

エレベーター停止による閉じ込めに注意しましょう

 エレベーター停止による影響として、まず注意したいのが閉じ込めです。大きな地震では、地震を感知したエレベーターが安全のため自動停止することがあります。そして、エレベーターの種類や設備の状況次第ではそのまま停止し続け、閉じ込められる可能性があります。
 万が一閉じ込められてしまったときには、無理に脱出しようとすると非常に危険です。まずは落ち着いて行動することが大切です。

閉じ込められたらどう行動する?

  まず行いたいことは、
 
 ☑ 全ての階の行先ボタンを押す
 ☑ 非常呼び出しボタンを押す
 ☑ 管理会社等の連絡先に状況を伝える
 ☑ 落ち着いて救助を待つ
 
 などです。一方でやってはいけないことは、
 
 × 無理に扉を開けようとする
 × 天井の点検口から脱出しようとする
 × 自力でかご外へ出ようとする
 
 といった行動です。
  こうした行動をとると、停止位置によっては転落など重大事故につながる危険があります。エレ
 ベーターのかご内は酸欠状態になるわけではなく、一時的に閉じ込められても、地震時管制
 運転や安全装置の作動状況により、最寄り階へ移動し扉が開く場合もあります。
  また、日頃から
 
 ・ 非常呼び出しボタンの位置を確認する
 ・ エレベーター停止時の緊急連絡先を確認する
 ・ 発災時にエレベーターが停止した場合、管理組合や管理会社が行う初期対応を確認する
 ・ 防災キャビネット(エレベーターキャビネット)設置の有無や内容物を確認する・ 家族にもエ
 レベーター停止時の対応方法を共有する
 
 など、エレベーターの閉じ込めを想定して、様々な確認を行うことが必要です。平時にこれらを行
 っておき、発災時に閉じ込められた際は、慌てずにマンション管理会社やエレベーター保守会社と
 の連絡を試み、専門業者による救出を待ちましょう。
 

エレベーターの停止は避難生活にも影響します

 地震などの災害が発生した際、建物の安全が確認できる場合には、避難所に避難せず、自宅で生活を続ける「在宅避難」が基本です。
 一方で、マンションではエレベーター停止によって、日々の利便性が大きく低下する場合があります。特に高層階では、普段何気なく利用しているエレベーターが使えなくなることは、大きな負担となります。
 そのため、マンション防災では建物の安全性だけでなく、「エレベーターが止まった後も生活を続けられるか」という視点で備えておくことが重要です。
 

エレベーターが停止しても生活できるように平時からマンションで備える

 防災対策では、「壊れないこと」を期待するのでなく、「使えなくなるかもしれない」という前提で準備することが重要です。エレベーター停止はマンション特有の災害リスクのひとつですが、日頃から備蓄や支援体制を整えておくことで、その影響を小さくすることができます。

☑ 数日分の備蓄を各戸で確保する
 
 エレベーターが停止すると、水や食料を運ぶことが難しくなります。特に高層階の場合、重い荷物を何度も運ぶことは大きな負担になります。そのため、各家庭で飲料水や食料、携帯トイレなどを、数日分は備蓄しておくことが重要です。
 
☑ 要配慮者への支援を考えているか
 
 高齢者や障害のある方、妊婦の方、小さな子どものいる家庭などは、階段での移動に大きな困難を伴う場合があります。災害時にどのような支援が必要になりそうか、日頃から各家庭、管理組合それぞれで話し合っておくことが大切です。

防災訓練で体験してみましょう

 エレベーター停止時の不便さは、実際に体験してみないと分かりにくいものです。例えば防災訓練で、
 
・階段による移動を体験する
・高層階まで備蓄品を運んでみる
・エレベーターを使わずに安否確認を行う
・エレベーター内に閉じ込められた方との情報伝達方法を確認する
 
といった取組を行うことで、災害時の課題を具体的に把握できます。訓練を通じて見つかった課題は、防災計画の見直しにも役立ちます。
 

新宿区の支援制度~エレベーター用防災キャビネットの支給~

 新宿区では、自主防災組織の結成を検討している中高層マンションを対象に、エレベーター内に設置する防災キャビネットの現物支給を行っています。防災キャビネットには、
 
・飲料水
・簡易トイレ
・救助要請用品
 
などが収納されており、万が一の閉じ込めに備えることができます。エレベーター利用者の安心につながる取組として、ぜひご活用ください。

新宿区の支援制度~マンション防災アドバイザー派遣~

 エレベーター停止時の対応は、
 
・建物の規模
・階数
・居住者構成
 
などによって異なります。
 新宿区では、マンション防災アドバイザー派遣を実施しており、専門家(区職員)から防災計画や訓練についてアドバイスを受けることができます。「エレベーター停止時の対応を防災計画に盛り込みたい」といった相談にも活用いただけます。
 
▶ 新宿区 マンション防災
  https://www.city.shinjuku.lg.jp/anzen/index190313.html/anzen/kikikanri01_002214.html

東京都の取組も参考になります

 東京都では、「東京とどまるマンション」普及促進事業を進めています。災害時でも自宅で生活を継続できるよう、
 
・備蓄の確保
・防災体制の整備
・共助の仕組みづくり
 
などを推進しています。エレベーター停止への備えも、在宅避難を支える重要な取組の一つですので、ぜひご検討ください。
 
▶ 東京都マンションポータルサイト
  https://www.mansion-tokyo.metro.tokyo.lg.jp/

エレベーター停止への備えもマンション防災の一部です

・災害時にはエレベーターが停止する可能性がある
・高層階ほど生活への影響が大きい
・各戸の備蓄が在宅避難を支える
・要配慮者への支援も重要
・日頃から防災訓練を実施する
・区や都の支援制度を活用して備える
 
 マンション防災では、建物の安全だけでなく、その後の生活をどのように続けるかも重要です。この機会に、エレベーター停止への備えを確認してみませんか。

本ページに関するお問い合わせ

新宿区 総務部-危機管理課
地域防災係
電話:03-5273-3874
FAX:03-3209-4069

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