〈令和7年3月配信〉災害時の“在宅避難生活”に備えて 優先度の高い備蓄品とは

最終更新日:2025年3月3日

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 災害が発生した際の“在宅避難生活”の備えとして必要とされる備蓄は最低3日分、できれば1週間分といわれています。
 今回は優先度の高い備蓄品は何なのかを中心にご紹介します。

優先度の高い備蓄品

 災害が発生すると物流が一時的に止まり、スーパーマーケットやコンビニエンスストアの商品が品切れになってしまう可能性があります。
 下記の品目を中心に備蓄品を準備しておきましょう。

(1)飲料水

 人が活動していくために最も必要なものが水です。
 1人1日3リットルを目安に備蓄をしましょう。
 また、飲料水を避難所や応急給水施設などから受け取る際には、水を運搬する給水袋が必要です。
 給水袋には、手提げ型・リュック型などさまざまな容量、タイプがありますので、自分に合うものを備蓄しましょう。

(2)食料:主食・副食

 ごはん・パン・麺といった主食は、炭水化物が中心となります。
 炭水化物はエネルギー源として重要ですが、それだけでは栄養バランスが偏ってしまうので、不足しがちな栄養素の「タンパク質」「ビタミン」「食物繊維」などが摂取できる副食についても備蓄品に取り入れるように準備しましょう。
(2)食料:主食・副食画像(例:アルファ化米おにぎりタイプ)

(3)携帯(簡易)トイレ

 災害発生時は施設の安全点検が完了するまでは原則、水洗トイレは使用できません。
 災害の規模によっては、安全点検が完了するまで時間を要する場合があります。
 自宅のトイレが長時間使用できなくなることも想定し、各家庭であらかじめ携帯トイレ等を準備しておくと良いでしょう。
 また、準備する数については1人1日5回分を目安に、家族の人数分を備蓄しておきましょう。
(3)携帯(簡易)トイレ画像(例:携帯トイレ)

(4)カセットコンロ・カセットボンベ

 カセットコンロとカセットボンベを備蓄しておくことで、ライフラインが止まってしまっても温かい食事を摂ることができます。
 また、カセットコンロなどを使用すれば料理のほかにもお湯を沸かして蒸しタオルを作ったり、暖を取ったりすることもできます。

 <注意>
  カセットコンロ、ボンベの経年劣化による事故が増えています。
  使用期限の目安は、カセットコンロが製造から約10年、カセットボンベが製造から約7年です。
  すでにカセットコンロ・ボンベを備蓄されている方は、購入時期を確認ください。
  目安内であった場合でも、変形やサビといった劣化が見られる場合には、そのまま使用すると危険ですので買い替えをご検討ください。

(5)モバイルバッテリー

 情報収集や家族との連絡には、スマートフォンは必須アイテムです。
 充電が切れてしまった場合に備えて、モバイルバッテリーと使用するスマートフォンに適合する充電用ケーブルも備えておきましょう。

(6)現金

 キャッシュレス決済が増え、現金を持ち歩かない人も増えていますが、災害時にはお店でのキャッシュレス決済を使用できない可能性があります。
 現金を普段持ち歩かない方でも災害時用に現金を備えておきましょう。
 また、その際、一万円札より、多用途に使用できる小銭や千円札を多めに備えることがおすすめです。

そのほか、家庭・個人の事情で備えが必要な備蓄品

 上記に加え、各家庭の状況に応じて必要なものが変わるので、状況に応じた備蓄品を準備しておきましょう。
 
・乳幼児がいる場合
 液体(粉)ミルク、ほ乳瓶、離乳食、カセットコンロ・ボンベ(粉ミルク調製用)、紙おむつ、おしりふき、母子手帳 など
 
・要介護者がいる場合
 処方箋・常備薬、入れ歯、介護用品、大人用紙おむつ、障害者手帳、補助具の予備 など
 
・ペットがいる場合
 食事や水(5日分)、トイレ用品(ペットシーツや猫砂等)、常備薬、ケージ・檻・リード・ハーネス など
 (※)新宿区におけるペット防災の詳細については、こちらをご確認ください。
 
 いつ起きるかわからないのが災害です。日頃から備えることを心がけましょう。

本ページに関するお問い合わせ

新宿区 総務部-危機管理課
地域防災係
電話:03-5273-3874
FAX:03-3209-4069

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