新年を迎えて～平成30年を、持続的に発展する新宿区の船出の年に～

区民の皆さまには、穏やかに新年をお迎えのことと、心よりお慶び申し上げます。
本年が、皆さまにとって幸多き年となりますことを心よりお祈り申し上げます。

今年の干支は「戌」年ですが、この「戌（じゅつ）」という字は、「収穫する」という意味があります。これまでの成果を享受し、新たな生長（せいちょう）をしていく出発の年になると考えています。 昨年は、区成立70周年の年でした。新総合計画がスタートする平成30年を、次の80周年、100周年へと向けた、持続的に発展する新宿区の船出の年にしていきます。

現在、新宿区の人口は増えています。長寿化が進む一方、年少人口、出生数も増加傾向にあります。こうした動向も踏まえ、区は、基本構想で掲げる「『新宿力』で創造する、やすらぎとにぎわいのまち」の実現に向けて政策を推進してまいります。

区民の誰もが安心していきいきと暮らしていただけるよう、健康寿命の延伸に向けたさまざまな事業や、地域の活力を活かした支え合いの仕組みづくり、障害者の自立支援、子育てしやすい環境の整備に取り組みます。

また、防犯対策や防災体制を強化し、安全で安心な生活環境の整備を行います。そして、都市基盤の整備を進めると同時に、区内の歴史・文化の情報を積極的に発信し、にぎわい溢れる新宿ブランドを確立していきます。

2年半後に控えた東京2020オリンピック・パラリンピック大会成功に向けては、気運醸成を図るとともに、区民にとってかけがえの無い体験や記憶として遺せるよう、東京2020大会区民協議会の皆さんと共に、叡智を結集してまいります。

今年もできる限り現場に赴き、皆さまの声を聴いて、区民生活の現場で起きている現実を真摯に受け止め、地域の課題への的確な対応に努めてまいります。本年も区政にご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。