新宿区登録無形民俗文化財「鉄砲組百人隊行列」を公開

最終更新日:2023年9月25日

新宿区登録無形民俗文化財「鉄砲組百人隊行列」を公開小写真1
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9月24日、新宿区の皆中稲荷神社(百人町1-11-6)と百人町周辺で、江戸幕府鉄炮組百人隊保存会による「鉄砲組百人隊行列」が公開された。

鉄砲組百人隊行列は、江戸時代に皆中稲荷神社に奉納されていた「鉄砲組百人隊出陣の儀」を再興したものと伝えられ、皆中稲荷神社の秋季例大祭の時期に2年に1度行われている。明治維新後、この儀式は廃止されていたが、昭和36年から復活し、今回で31回目の開催となる。

鎧兜に身を固め、火縄銃を担った行列が百人町のまちを練り歩き、実践さながらに火薬を用いた火縄銃の試射を行う勇壮な儀式として知られ、平成14年2月に新宿区の無形民俗文化財に登録されている。
また、百人町の地名は、徳川幕府が江戸の警護を固めるために、百人隊を現在の百人町1丁目~4丁目の周辺に住まわせていたことに由来する。

今回の出陣の儀は、鉄砲同心と呼ばれる一番隊・二番隊・三番隊合計35名を中心に約150名が参加した。一行は皆中稲荷神社で出陣式と試射を行ったあと、法螺貝の音とともに百人町のまちを巡り、西新宿プライムスクエア・戸山小学校校庭などで火縄銃の試射を行った。

午後には、西戸山公園野球場(百人町4-1-1)で合戦演武と火縄銃の試射が行われた。試射では鉄砲同心が横一列に並び、「立ち放ち」「腰放ち」「膝台放ち」などの撃ち方を、一斉発射や連続発射などで披露。鉄砲同心が勇ましい掛け声とともに火縄銃を発射すると轟音が響き、周囲には煙と火薬のにおいが立ち込めた。試射の迫力を体感した大勢の見物客からは、たくさんの拍手と歓声が沸き起こっていた。

本ページに関するお問い合わせ

新宿区 文化観光産業部-文化観光課
【問合せ】江戸幕府鉄炮組百人隊保存会(広報 高橋達郎) 電話090-4716-0657
    区文化観光課文化資源係 電話03-5273-4126

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