新宿区平和都市宣言35周年記念事業「平和のつどい」をオンライン配信
語りつぐ、歌いつぐ、想いつぐ　次世代への平和のメッセージ

新宿区（区長：吉住健一）は、すべての国の核兵器廃絶と世界の恒久平和の実現を願う「新宿区平和都市宣言」を制定してから昨年度で35周年を迎えたことを記念し、平和は全ての生活の基本であることを区民と共有し、戦争の悲惨さと平和の大切さを次の世代に伝えるため、事前収録した「平和のつどい」を3月15日から新宿区ホームページでオンライン配信する。
開催にあたり、吉住区長は、「この『平和のつどい』が「平和」を考えるきっかけとなり、平和への思いが幅広い世代に受け継がれ、共有されることを切に願っている。」と、挨拶した。

「平和のつどい」では、「語りつぐ、歌いつぐ、想いつぐ　次世代への平和のメッセージ」をコンセプトに、平和派遣に参加された区民の方や平和ポスター展最優秀賞受賞者から平和へのメッセージを伝える。
8歳の頃に来日され俳優業や様々な分野で活躍をされているサヘル・ローズさんの司会進行により、俳優として活躍されている石丸謙二郎さんの原爆詩等の朗読やパワフルな歌声、演奏で今なお多くの方を魅了し続けている綾戸智恵さん、山下洋輔さんの音楽やトーク、和代人平さんの「光り絵」パフォーマンス等より多くの方々が「平和」への思いを一層深めていただける内容となっている。
3歳のころに戦争を体験した山下洋輔さんは、「私も20代から長い間、新宿のジャズ喫茶で人々に（演奏を）聴いてもらえたのは、平和な時代だったからこそ。」と語り、「ピロリ―」「BOLERO」を披露。
　
区は、平和都市宣言の趣旨を踏まえ、今後も戦争の悲惨さと平和の尊さを伝えるために、平和啓発普及活動の更なる推進に取り組んでいく。