新たな文化財として6件を決定

最終更新日:2018年12月6日

新宿区(区長:吉住健一)では、区内の文化財のうち特に重要なものを「指定文化財」、保存する必要があるものを「登録文化財」、地域の歴史を継承するために地域によって守られている大切な「もの」「場所」を「地域文化財」として、保護・活用する取り組みを行っている。今回新たに指定文化財3件、登録文化財1件、地域文化財2件の計6点を決定した。これで、区の指定文化財は124件、登録文化財は52件、地域文化財は43件となった。

■指定文化財 3件
・永福寺の銅造大日如坐像
<えいふくじのどうぞうだいにちにょらいざぞう>
【有形文化財(彫刻)】(新宿7-11-2 永福寺)
 宝永6年(1709年)に制作され、近くの二尊院に安置されていたが、廃寺となったため永福寺に移されたと伝えられている。
・永福寺の銅造地蔵菩薩半跏像
 <えいふくじのどうぞうじぞうぼさつはんかぞう>
【有形文化財(彫刻)】(新宿7-11-2 永福寺)
 嘉永6年(1853年)に制作され、台座には制作に関わった363名の人命が刻まれている。
・済松寺の加藤文麗筆絵画作品 
<さいしょうじのかとうぶんれいひつかいがさくひん> ※通常非公開
【有形文化財(絵画)】(榎町77 済松寺)
 谷文晁の師として知られる画家・加藤文麗(1706年~1782年)が済松寺に納めた絵画類。
 「雪中南天図中啓」「瀟湘八景図巻」「二十八祖図」「達磨・徳山・臨済像」「大応国師・大燈国師・関山国師像」の5件。

■登録文化財 1件
・光照寺の涅槃図 <こうしょうじのねはんず> ※通常非公開
【有形文化財(絵画)】(袋町15 光照寺)
 元禄~正徳年間(1688年~1716年)頃に描かれた涅槃図で、狩野派の絵師によって制作されたと推定されている。


■地域文化財 2件
・太宗寺の大震災紀念碑 <たいそうじのだいしんさいきねんひ> 
【地域文化財(歴史、自然分野)】(新宿2-9-2 太宗寺)
 関東大震災の記憶を継承するため、昭和4年(1929年)に四谷区に関係する103の団体・個人によって建てられた。
・放生寺の水掛け地蔵と大震火災死亡群霊塔
<ほうしょうじのみずかけじぞうとだいしんかさいしぼうぐんりょうとう> 
【地域文化財(歴史、自然分野)】(西早稲田2-1-14 放生寺)
 関東大震災の死亡者を弔うために震災の翌年建てられた供養塔。安置されている2体の地蔵尊は高野山から移されたもの。

本ページに関するお問い合わせ

新宿区 文化観光産業部-文化観光課
文化観光課文化資源係 電話03-5273-4126

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