北朝鮮の核実験実施に対し新宿区議会が抗議文を送付

最終更新日:2017年9月4日

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新宿区議会(議長:佐原たけし)は、北朝鮮が核実験の実施を発表したことを受け、下記の書面を金正恩国務委員会委員長に対し送りました。

【抗議文】
貴国が昨年に引き続き6回目の核実験を実施したとの報道に接しました。
このことは、一連の国連安保理決議に明確に違反するうえに、国民の生命、身体、財産及び我が国の領土・領海の安全安心を脅かす暴挙であります。
また、平和を希求する国際世論にも逆行し、日本及び北東アジア地域の平和と安全に対する直接の脅威であると同時に、国際社会全体の平和と安全に対する重大な挑戦でもあります。
新宿区議会は、1985年12月に「新宿区非核平和都市宣言に関する決議」を採択し、翌年3月には、「新宿区平和都市宣言」を行い、核兵器の廃絶と世界の恒久平和の実現を訴え続けています。
核実験の実施は、地球環境や生態系を破壊するばかりでなく、人類の生存をも脅かす事態を招くことになり、いかなる国の核実験であろうとも容認することはできません。
よって、新宿区議会は、我が国及び国際社会全体の平和と安全を脅かす、貴国の度重なる核実験に強く抗議するとともに、北東アジアの安全と世界の恒久平和の実現を強く望むものです。
以上、要請します。

朝鮮民主主義人民共和国国務委員会委員長  
金 正恩 閣下

2017年9月4日
新宿区議会議長  佐原 たけし

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