四谷地域関連イベント「内藤新宿を愉しむ」を開催
四谷地域の歴史・文化を知ろう

新宿区教育委員会は、四谷地域の歴史や文化を広く継承するため、「内藤新宿を愉しむ」をテーマに展示や講座、ワークショップを四谷図書館・四谷地域センター（内藤町87）等で開催する。

「内藤新宿」は、高遠藩主・内藤家の二代当主・清成が徳川家康から与えられた下屋敷（現在の新宿御苑）の北側に、元禄11年（1698年）に誕生した甲州街道の宿場。江戸と近隣の農村を結ぶ文化・経済の拠点として大変なにぎわいをみせ、「新宿」の地名の由来にもなっている。また、内藤家下屋敷で栽培された「八ツ房」という品種のとうがらしが周辺の農家でも栽培され、江戸の名物「内藤とうがらし」として庶民に親しまれた。

四谷地域関連イベントは、区立図書館による地域の方への情報発信の一環として平成23年度から実施しているイベント。今年は、「内藤とうがらし」の調理ワークショップや旧江戸城の内堀を一周する街歩きワークショップなどを開催する。いずれも無料。
 

展示「『よつば』で巡る四谷と内藤新宿」

四谷図書館広報紙『よつば』で取り上げた地区情報や紙面を飾るイラストの原画、書評に取り上げた図書・視聴覚資料を紹介。
【日程】8月28日(月)～10月10日(火)の開館時間（休館日を除く）
【会場】四谷図書館（内藤町87）
 

調理ワークショップ「内藤とうがらしマハラジャカレー」

内藤家下屋敷で栽培が始まり、江戸の名物となった「内藤とうがらし」を使ったカレー作り。
【日時】9月17日(日)午前10時30分～午後2時（午前10時15分開場）
【会場】四谷地域センター（内藤町87）
【対象】高校生以上、20名
【講師】宮崎里恵（料理研究家）
成田重行（内藤とうがらしプロジェクト代表）
【持ち物】エプロン、三角巾、飲み物
【協力】四谷地区協議会
【申込み】8月17日(木)～31日（木）に電話または直接、四谷図書館へ。応募者多数の場合は抽選。
【注意事項】作った料理の持ち帰りは不可。
 

講座「新宿の歓楽史」

江戸時代の旅籠屋から現代の新宿二丁目ナイトシーンの実態まで、「盛り場」の変遷を紹介。
【日時】9月23日(祝)午後2時～4時（午後1時45分開場）
【対象】高校生以上、80名
【講師】ヴィヴィアン佐藤（美術家・ドラァグクイーン）
【協力】新宿～御苑～四谷タウン誌『ＪＧ』（（株）Ｈ14）
【申込み】8月17日(木)から電話または直接、四谷図書館へ。先着順。
 

街歩きワークショップ1)「江戸城ぶらり」

城の歴史と構造に関する講義後、地下鉄で移動して旧江戸城の内堀を一周（交通費は自己負担）。
【日時】10月1日(日)午前10時～午後4時。午前9時45分に四谷地域センター集合。
【対象】中学生以上、40名
【講師】太田資暁（江戸城天守を再建する会会長）、森治郎（江戸探見家）
【申込み】8月17日(木)～31日(木)に電話または直接、四谷図書館へ。応募者多数の場合は抽選。
 

街歩きワークショップ2)「地形から見る四谷の今昔」

地形の特徴を利用し発展した江戸の街。その面影を探りながら、内藤家の下屋敷跡の新宿御苑を探索。
【日時】10月8日(日)午後1時15分～4時。午後1時までに入園を済ませ新宿御苑大木戸門集合（小雨実施）
【対象】中学生以上、20名
【講師】皆川典久（東京スリバチ学会）
【協力】東京スリバチ学会
【申込み】8月17日(木)～31日(木)に電話または直接、四谷図書館へ。応募者多数の場合は抽選。