「神田川 水べの染め体験」染色の工程・水元を実演
神田川親水テラスは8月13日まで開放中

最終更新日:2017年7月29日

「神田川 水べの染め体験」染色の工程・水元を実演大写真
「神田川 水べの染め体験」染色の工程・水元を実演小写真1
「神田川 水べの染め体験」染色の工程・水元を実演小写真2
「神田川 水べの染め体験」染色の工程・水元を実演小写真3
新宿区(区長:吉住健一)は神田川をより身近に体験してもらうため、8月13日(日)まで、普段は入ることができない神田川に降りられる「神田川親水テラス」を開放している。
今日29日は、神田川の「染めもの」の文化と自然を体験してもらおうと、同テラスで染色の工程「水元」の実演を行ったほか、近くにある戸塚地域センター(高田馬場2-18-1)で、染色体験やパネル展示、着物など染色作品の展示などのイベントを実施した。

新宿区の外周を取り巻く神田川は、新宿の水と緑の骨格であるとともに、現在まで続く伝統産業・染色業の歴史と文化を伝える大切な水辺空間でもある。東京の染色は、江戸時代に産業として確立し、始めは神田や浅草がその中心地であったが、染色業者が清流を求めて神田川上流に移り、大正から昭和初期にかけて、早稲田・戸塚・落合・中井周辺に工房を設立していった。現在も新宿区内には約90軒の染色関連工房が、神田川・妙正寺川の流域に点在し、複雑で手の込んだ江戸の技術を継承している。

今日実演された「水元」は、昭和30年代まで神田川で実際に行われていた染めの工程の一つで、糊や余分な染料を落とすために反物を水にたたきつけながら水洗いするもの。多くの見物客が訪れ興味深そうに見学していた。毎年見に来ているという区内の男性は、「水元の再現を見られる場所は少ないと聞いている。貴重なものが地元で見られるのはうれしいです」と話してくれた。
また、戸塚地域センターでは、「絞り染め」「東京手描友禅」などの染色体験を実施。初めて「絞り染め」体験をした小学生の男の子は、「どんな柄になるかドキドキしたけどかっこいいのができてうれしい。川の水が冷たくて気持ちがよかった」と話してくれた。同センターでは、着物など染色作品の展示や、染色小物の販売なども行った。


■神田川親水テラスの開放(事前予約不要。小学3年生までは保護者同伴)
【期間】8月13日(日)まで。午前10時~午後3時
【開放区域】神田川親水テラス(高田馬場2-18-1、戸塚地域センターそば)
※天候や川の状況などにより中止する場合があります。
※川の深さは約20㎝。長靴か汚れてもよい靴を持参(はだしやビーチサンダルは不可)

本ページに関するお問い合わせ

染め体験イベントについて・・・戸塚地区協議会事務局(戸塚特別出張所内)電話03-3209-8551
神田川親水テラスの開放について・・・みどり公園課みどりの係 電話03-5273-3924

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