26日(日)まで「染の小道」を開催
落合・中井を染め物で埋め尽くす

最終更新日:2017年2月24日

写真:川のギャラリー
写真:百人染め
写真:道のギャラリー
今日24日(金)から、まち全体を染め物のギャラリーに見立て、妙正寺川や中井駅周辺の商店街を色鮮やかな反物やのれんで飾るイベント「染の小道」が始まった。主催は「染の小道」実行委員会。新宿区染色協議会と新宿区が共催している。

江戸時代、神田や浅草で発達した染色業は、都市開発が進んだ大正以降、清流を求めて神田川上流へと集まり、早稲田・高田馬場・落合周辺に工房を設立した。
新宿区内には、現在も多くの染色に関わる工房があり、江戸の伝統を受け継いだ技術や文化が息づいている。
今年で9回目となる「染の小道」は、落合・中井地域を「染めのまち」としてPRしようと、染色業関係者のほか、商店街や子どもたち、大学生など地域の方が主体となってイベントを盛り上げ、地域の活性化につながっている。
中井駅周辺の妙正寺川には、約300mにわたって144反の反物を架け渡す「川のギャラリー」が登場。色とりどりの江戸更紗や小紋染めなどの反物や、落合・中井地域の小学校・保育園の子どもたち、地域の方々がさまざまな絵柄を染めた「百人染め」の反物も掛けられた。訪れた多くの人は、色鮮やかな反物が川面に揺れる様子をカメラに撮りながら、染め一色に染まった光景を楽しんでいた。
また、「道のギャラリー」では、中井駅周辺の116店舗の軒先に、染色作家や学生が制作したのれんが飾られた。自転車屋に自転車のイラストが描かれたのれんが飾られるなど、多くの個性あふれる作品が商店街を彩った。
開催初日の24日は、新宿区出身でリオデジャネイロオリンピックのシンクロナイズドスイミング2種目で銅メダルを獲得した三井梨紗子さんが応援に駆け付け、中井駅周辺でパンフレット配りなどを行い地元のイベントをPRした。
このほか、地域の小学校での染色体験、大学生による街歩きツアーなどのさまざまなイベントを実施。25日(土)・26日(日)は、午前10時30分から落合第二小学校(上落合2-10-23)で伝統工芸士による染めの実演や着物を展示する「染の王国新宿展」を開催するほか、午前11時から落合第五小学校(上落合3-1-6)で、当日参加できる型染め体験「千人染め」が行われる。

■「染の小道」イベント概要
【日程】2月24日(金)~2月26日(日)
【会場】西武新宿線・都営大江戸線中井駅周辺、妙正寺川の寺斉橋・大正橋付近
※雨天の場合、「川のギャラリー」は中止(当日午前8時までに「染の小道」ホームページで案内)。「道のギャラリー」は、店の中にのれんを飾るなど各店舗で対応。

本ページに関するお問い合わせ

「染の小道」実行委員会 電話080-4098-5311

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