(仮称)「漱石山房」記念館 建設工事起工式を実施
29年9月の開館を目指して

最終更新日:2016年4月11日

写真:起工式鍬入れ
写真:半藤末利子さん(漱石の孫)
写真:記念館完成イメージ
今日11日、新宿区(区長:吉住健一)は、(仮称)「漱石山房」記念館(早稲田南町7)建設の起工式を行った。

新宿区は国民的文豪・夏目漱石(1867年~1916年)が生まれ育ち、その生涯を閉じたまちである。漱石は、「漱石山房」と呼ばれた早稲田南町の家で、「三四郎」「こゝろ」「道草」などの代表作を執筆し、晩年の9年間を過ごした。
区では、漱石が晩年を過ごしたこの土地の記憶を未来に継承していこうと、漱石の生誕150周年に当たる平成29年(2017年)9月の開館を目指し、夏目漱石にとって初の本格的記念館となる(仮称)「漱石山房」記念館の整備を進めている。

(仮称)「漱石山房」記念館は、平成24年度に学識経験者、漱石の親族、地域の方等で構成する整備検討会を設置し、記念館のあり方を検討してきた。記念館の館内には、書斎・客間・ベランダ式回廊など「漱石山房」の一部を再現するほか、ゆったりと過ごせる図書室やカフェを設置し、開館後は、漱石に関する企画展や講座・イベントなどを開催していく。

起工式には、漱石の孫の半藤末利子さん、中島国彦さん((仮称)「漱石山房」記念館整備検討会座長)や工事関係者などの来賓が出席。
吉住区長は「漱石ファンや研究者の皆さまをはじめ、地域の皆さまからも愛される施設となるよう努めていきます」とあいさつした。その後、吉住区長、下村治生新宿区議会議長、中村廣子榎町地区町会連合会会長などが鍬入れをし、全員で工事の安全を祈願した。

区は、「夏目漱石記念施設整備基金」を設置して平成25年7月から寄付の募集を開始しており、3月31日現在、7,671万1,000円の寄付が寄せられている。
引き続き、イベントなどを通して漱石ファンの裾野を広げるとともに、夏目漱石を愛する全国の皆さんに寄付への協力を呼び掛けながら、記念館の整備を進めていく。

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新宿区 文化観光産業部-文化観光課
文化資源係 電話03-5273-4126

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