2月8日開催 講演・音楽・落語「漱石の散歩道」
2017年夏目漱石生誕150周年に向けて 夏目漱石記念施設整備プロジェクトVol.4

最終更新日:2014年12月18日

新宿区は、国民的文豪・夏目漱石(1867年~1916年)が生まれ育ち、その生涯を閉じたまちである。区では、漱石が晩年を過ごした「漱石山房」の土地の記憶を未来に継承していこうと、漱石の生誕150周年に当たる平成29年(2017年)2月の開館を目指し、早稲田南町に漱石にとって初の本格的な記念館の整備を進めている。
また、漱石やその作品の魅力と、記念館の整備事業について情報発信する「夏目漱石記念施設整備プロジェクト」を展開。第4弾として来年2月8日(日)、「漱石の散歩道」と題し、講演・音楽・落語で漱石の世界に触れるイベントを開催する。

第1部は講演「漱石と物理学校」。小説『坊っちゃん』の主人公が東京物理学校(現在の東京理科大学)の卒業生であることから、神楽坂にキャンパスがある東京理科大学の学長で、世界的な化学の研究者である藤嶋昭さんが、科学者の目で漱石や『坊っちゃん』の魅力を語る。

第2部は演奏会「倫敦の漱石」。漱石は大英帝国の絶頂期である20世紀初めの2年余、ロンドンに留学していた。その時代のイギリスで生まれた抒情的で美しい楽曲を、弦楽合奏でお届けする。

第3部は落語「東京の漱石」。漱石は若き日から亡くなるまで、落語をこよなく愛した。三遊亭圓窓さんが新作落語「吾輩は坊っちゃんである」を披露するほか、漱石も聴いたであろう古典落語「野ざらし」を三遊亭王楽さんが演じる。

区では「夏目漱石記念施設整備基金」を設置して昨年7月から寄付の募集を開始しており、12月15日現在、約5,385万円(929件)の寄付が寄せられている。引き続き、イベントなどを通して漱石ファンの裾野を広げるとともに、夏目漱石を愛する全国の皆さんに寄付への協力を呼び掛けながら、記念館の整備を進めていく。

■講演・音楽・落語「漱石の散歩道」
【日時】27年2月8日(日)午後2時~5時(午後1時15分開場)
【会場】四谷区民ホール(内藤町87)
【内容】第1部 講演「漱石と物理学校」 講師/藤嶋昭・東京理科大学学長
     第2部 演奏会「倫敦の漱石~20世紀初頭のイギリス音楽の世界~」
          出演/浦井勝美・指揮、湘南ゾリステン・演奏、河野由里恵・バイオリン独奏
     第3部 落語「東京の漱石~漱石が愛した落語の世界~」 出演/三遊亭圓窓、三遊亭王楽
【共催】朝日新聞社
【後援】東京理科大学
【申込み】はがきかファックス(イベント名・郵便番号・住所・氏名(フリガナ)・電話番号・希望人数(2名まで)を記入)で、1月7日(必着)までに新宿区文化観光課文化資源係(〒160-8484歌舞伎町1-4-1、本庁舎1階)ファックス(03-3209-1500)へ。定員300名程度。応募者多数の場合は抽選し、当選者に入場券を発送します。

本ページに関するお問い合わせ

新宿区 文化観光産業部-文化観光課
文化資源係 電話03-5273-4126

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