日本版キャッツ!?『ねこになった漱石』記者発表

最終更新日:2008年5月8日

写真:関係者と出演者の集合写真
写真:説明する品川能正氏
西本裕行さん(左)と夏目ひみかさん(右)
テント劇場の模型
 今日8日、東京ギンガ堂主催(「ねこになった漱石」上演実行委員会共催、新宿区後援)の演劇公演『ねこになった漱石』の記者発表が、東京都健康プラザハイジア(歌舞伎町2-44-1)で行われた。
 この公演は、歌舞伎町のまん中、区立大久保公園(歌舞伎町2-43)内に巨大なテントを設置して行われるもの。テント公演は、昨年大好評のうちに終了した『デージーが咲く街 -新宿物語』に続き2作目となる。

 物語は、新宿で生まれ新宿で亡くなった夏目漱石が胃潰瘍のため倒れ、魂が肉体から抜け出たところから始まる。その報を聞き、集まって来る夏目家代々の猫たち・・・。テント劇場にはめずらしく生ピアノを使い、全編音楽劇とし生演奏に歌、ダンスで華やかに楽しく進行する、まさに“日本版キャッツ”。

 中山区長は「このテント劇場での上演は、歌舞伎町の目指す大衆文化や娯楽の発信拠点への大きな一歩。“日本版キャッツ”ということで、演出に期待しています」とあいさつ。
 東京ギンガ堂代表の品川能正氏(脚本、演出)は「文豪という難しそうなイメージを変える、意外とお茶目な、人間漱石の楽しい演劇です。おもちゃ箱をひっくり返したような世界をお楽しみに」と意気込みを語った。

 今日出席した出演者のほとんどは、猫役。漱石の少年期役を演じる野口真緒ちゃんが猫の耳をつけて場を盛り上げたほか、主演の西本裕行さんは「漱石のさまよえる魂」役であることを明かし、ユーモアあふれる演出をうかがわせた。

 また、特別ゲストとして公演に参加する、夏目漱石の玄孫で歌手として活躍中の夏目ひみかさんも出席。「多くの人に様々に評価された漱石を題材にした作品に参加できてうれしいです」と笑顔で話した。

■公演日程:2008年6月7日(土)~15日(日)19時開演
■場所:歌舞伎町大久保公園内特設テント劇場(歌舞伎町2-43)

本ページに関するお問い合わせ

新宿区 総合政策部-区政情報課
電話 03-5273-4046
東京ギンガ堂 電話 03-3352-6361