愛日小学校にシェフがやってきた!

最終更新日:2007年11月8日

写真:説明を真剣に聞く子どもたち
写真:指導するシェフと子どもたち
写真:指導するシェフと子どもたち
写真:指導するシェフと子どもたち
 11月8日(木)午前10時45分~午後2時、区立愛日小学校(校長:滑川邦夫)(北町26)で、(社)東京都司厨士協会新宿支部(支部長:坂本暢)による「食品の安全を学び、フランス料理を楽しむ集い」が開催された。

 同支部では、10年ほど前から社会貢献事業として福祉施設等を慰問し、フランス料理を振る舞ってきた。子どもの食生活における様々な問題点が指摘される中、3年前に、地域で子どもたちに正しい食生活や食品衛生を身に付けさせるため、食育をテーマにした活動を開始。その食育事業を愛日小学校で行って以来、今回で3回目となる。対象は6年生。

 まず、同協会副会長の新妻篤さんが「食育と食の安全の講演」を行った後、デジグロボックスを使い、手に付いたばい菌を実際に見せて子ども達に手洗いの大切さを教えた。
 調理のメニューは、ポワローとポテトの健康スープ、牛フィレ肉のストロガノフ、サラダ、カスタードクリーム入りフルーツタルト。本格的なフランス料理だ。指導するシェフが各班について手際よく子ども達をリードした。

 今回使用した食材・食器などは同支部が用意したが、ジャガイモとカブとリーフレタスは、6年生が今回の集いのために8月末ころから自分たちで校舎の屋上で育ててきたもの。当日の朝、シェフたちと一緒に収穫した。ジャガイモはスープに、カブはストロガノフの添え物、レタスはサラダに使用した。

 一流のシェフたちに教わりながら子どもたちは、「家でもやるけど、今日は切りにくくて結構難しかった。家とちがうのは白ワインを入れたところ。」「こんな体験めったにできないから楽しかった。」などと話してくれた。

 料理が出来上がると子どもは一旦教室に引きあげた。その間にシェフらは調理台をみごとにテーブルセッティングし、子どもたちを再び招きいれた。さっきまでの家庭科室がレストランに早変わりした様子を見て、驚きを隠せない様子だった。
 子どもたちを指導したシェフの感想は、「一人一人違いますね。興味をあまり示さない子には声を掛けてほめてあげています。具体的なアドバイスをすると素直に聞いてくれました」「思った以上に包丁の使い方も上手で、料理に関心を持っている子が多かったですね。仕事とは離れてわたしも楽しかったです」
 滑川校長は「とても素敵な会です。子ども達に貴重な体験をさせていただける食育教育として、今後も定着してほしいと思っています」と話してくれた。

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