遮熱透水性舗装
最終更新日:2009年1月2日
ページID:000003427
新宿区では、道路管理の一環として地下水の涵養や道路冠水対策を目的とした透水性舗装を実施してきましたが、これに加えて、熱を反射させる遮熱機能を合わせた「遮熱透水性舗装」を行っています。
遮熱透水性舗装:総面積約7,700㎡(平成22年1月現在)
遮熱透水性舗装:総面積約7,700㎡(平成22年1月現在)
遮熱透水性舗装とは
アスファルト舗装の表面に、熱(近赤外線)を反射する遮熱コート材(中空セラミック微粒子と熱反射性特殊顔料)を塗布して路面の温度上昇を抑制します。
これにより、夏季の路面温度低減をはじめ、低騒音・排水透水機能との両立・雨水に頼らないで温度を低下させる効果があります。
これにより、夏季の路面温度低減をはじめ、低騒音・排水透水機能との両立・雨水に頼らないで温度を低下させる効果があります。
遮熱透水性舗装の施工例(現場写真)
熱反射性特殊顔料塗布
中空セラミック微粒塗布
完成した遮熱透水性舗装
遮熱透水性舗装の効果と温度の測定
遮熱透水性舗装の効果と温度の測定
新宿区では、平成15年度から路面温度低減効果を計測及びアンケート調査を行っています。
平成16年7月には、遮熱透水性舗装の最高路面温度は従来の密粒度舗装に比べ11.1℃も低くなりました。
平成16年7月には、遮熱透水性舗装の最高路面温度は従来の密粒度舗装に比べ11.1℃も低くなりました。
遮熱透水性舗装の性能要件を評価するための測定方法
新宿区では、遮熱透水性舗装を施工した際、工事完了検査において性能要件を判定するための測定方法を定めています。詳しくは、測定要領をご覧ください。
今後も引き続き、工法別の耐久性や効果を検証しながら性能の規定を検討していきます。
今後も引き続き、工法別の耐久性や効果を検証しながら性能の規定を検討していきます。
(参考)一般の舗装と透水性舗装
一般の舗装
一般の舗装
新宿区道で最も一般的な舗装タイプ(左図)で、総厚が25㎝あることからアスコン25型と呼ばれています。なお、交通量が多い所やバス通りでは、更に丈夫な45型や60型が使われています。
新宿区道で最も一般的な舗装タイプ(左図)で、総厚が25㎝あることからアスコン25型と呼ばれています。なお、交通量が多い所やバス通りでは、更に丈夫な45型や60型が使われています。
透水性舗装
透水性舗装
新宿区では、建物や舗装等の都市化によって水の循環機能が損なわれていることから、地下水の涵養効果のある透水性舗装を昭和51年度から実施してきました。最近では、ゲリラ的な集中豪雨の発生で、コンクリートで覆われた河川や下水道へ急激な負荷がかかり道路冠水等の水害が発生しています。その対策として雨水の一部を地下に浸透できる透水性舗装は水害を軽減する手段となっています。
新宿区では、建物や舗装等の都市化によって水の循環機能が損なわれていることから、地下水の涵養効果のある透水性舗装を昭和51年度から実施してきました。最近では、ゲリラ的な集中豪雨の発生で、コンクリートで覆われた河川や下水道へ急激な負荷がかかり道路冠水等の水害が発生しています。その対策として雨水の一部を地下に浸透できる透水性舗装は水害を軽減する手段となっています。
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