保水性舗装
最終更新日:2008年12月1日
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花園小学校周辺(新宿一丁目)地域の道路は、ヒートアイランド現象に効果のある 『保水性舗装』で施工しています。ここでは、保水性舗装がどのようなものかをご紹介します。
保水性舗装とは

道路内に水をたくわえ、路面温度を下げることでヒートアイランド対策に効果のある新しいタイプの舗装です。 新宿一丁目地域では、保水性舗装に加え、歩道部のブロック舗装にも保水力のあるブロックを採用し、路面温度の低下を目指しています。
保水性舗装の構造・材質
アスファルト表層に開粒度タイプアスファルト混合物を3~10cm (新宿一丁目地域では5cm)施工し、その空隙に保水力のある材料を充填しています。アスファルトについては、常に水の影響を受けることから、耐久性を確保できる改質アスファルトを使用する必要があります。
保水材には、鉱物質や樹脂類等の材料を混合したグラウト材や細粒材などがあります。新宿一丁目地域では、紙オムツなどに使われる吸収性ポリマー材が混入された保水材を使用しています。
保水材には、鉱物質や樹脂類等の材料を混合したグラウト材や細粒材などがあります。新宿一丁目地域では、紙オムツなどに使われる吸収性ポリマー材が混入された保水材を使用しています。
保水性舗装の保水力
3リットル/m2が標準の保水量とされており、新宿一丁目地域では、最大で4リットル/m2の保水力が確保できるように施工されています。
施工手順(現場写真)
平成17年度の施工路線の工事風景です。 (花園公園南側の東西道路)

まず開粒度改質アスファルト舗装を施工します。(厚さ5cm)

専用のグラウトミキサーを使って、保水材を製造します 。

保水材を路面に撒きます。

振動コンパクタやゴムレーキを使って、保水材を充填させます。

気象条件にもよりますが、交通開放まで2~3時間ほど養生期間が必要です。

完成した保水性舗装
路面温度低減効果(温度測定)

平成18年8月24日に路面温度の測定試験を行いました。測定は11時~15時までの間、30分おきに保水性舗装と一般的なアスファルト舗装での表面温度について行いました。
その結果、下表のように最大で6.4℃の温度低減が見られました。
その結果、下表のように最大で6.4℃の温度低減が見られました。

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