平成25年度NPO活動資金助成について(報告)

最終更新日:2014年6月6日

 区民、団体、事業者等からの寄附や新宿区の財源を「協働推進基金」に積み立て、新宿区内のNPO法人が行う社会貢献活動に対して、助成金を交付して活動の支援をしています。
 NPO法人は、助成金を活用して、地域課題の解決や、区民生活の充実に資する事業を行います。
  今年度は、7団体の事業に助成することが決定しましたので、事業内容について紹介します。(助成総額300万円)

決定経緯

助成申請受付期間

平成25年4月1日から4月9日まで
申請団体9団体(助成申請総額 3,919,000円)

1次審査(書類審査)

平成25年5月13日 第3回協働支援会議にて審査を実施し、8団体を一次審査通過団体として選定
平成25年5月14日 区が8団体を一次審査通過団体として決定

2次審査(公開プレゼンテーション)

平成25年5月27日 1次審査通過団体(8団体)による公開プレゼンテーションを実施
2次審査(公開プレゼンテーション)画像公開プレゼンテーションの様子

助成団体決定

平成25年5月27日 第4回協働支援会議にて助成対象団体7団体を選定
平成25年5月31日 区が助成対象団体7団体を決定(助成決定総額300万円)
※事業実施後、団体より余剰金の返還があったため、最終的に助成総額2,967,898円を交付

助成金交付

平成25年6月中旬交付

助成金交付団体・事業紹介

事業名をクリックすると事業の申請内容の詳細(事業終了後は事業実績報告書)がご覧いただけます。(PDF形式)
各団体の活動内容詳細は「新宿区NPO活動登録団体リスト」をご覧ください。
団体名
整理
番号
登録
番号
助成決定額 事業名 事業概要
あそびと文化のNPO新宿子ども劇場
1  45 500,000円 文化で地域づくり アートの花を(新宿フィールドミュージアム2013)   文化は、地域の人と人をつなげる最も有効な手法の一つであるとの認識に立ち、一過性ではなく今後も継続していく人間関係と地域意識の向上を目的に、新宿区及び近隣地域の乳幼児から大人を対象とした区内3か所におけるワークショップと区内5か所における観劇会を実施する。地域の大人が子どもたちへ舞台をプレゼントすることをコンセプトに事業を行うことで、子どもたちに無料の文化体験の場を提供していく。事業の実施にあたっては、各5地域に子ども劇場の理事が中心となった実行委員会を組織し、地域の実情にあった企画運営を行うとともに、地域住民の事業への参画を図り、継続的な事業展開を目指していく。
CAPユニット
2  26 500,000円 子どもが安心して暮らせるまち 新宿へ・CAP広報啓発事業   子どもの自殺、虐待死、いじめ認知件数が増加傾向にあるという社会背景の中、子どもたちが「いじめ・誘拐・性暴力」など様々な種類の暴力から自分を守る方法を学ぶ、参加体験型プログラム「CAP(Child Assault Prevention)」の広報啓発事業を実施する。同プログラムの提供は通常、学校や保育園等において子どもとその保護者等に向けて行われるが、より多くの人にCAPプログラムを伝えるため、本事業では、地域センター等を会場に、保護者や児童関係施設職員、民生児童委員等の大人(支援者)を対象に実施する。事業の実施を通じ、本プログラムの認知を広げることで、子どもを見守り、手を差し伸べることができる大人が増え、また、本来の目的である子ども向けワークショップを学校・保育園などで数多く実施できるようになることを期待している。
日本カラーアートセラピー協会
3  119 500,000円 心的支援事業~みんながみんなのサポーター~言葉を超えた心の架け橋「カラーアート・メンタルサポーター養成講座」   日頃ストレスを感じている全般の方を対象として、「言語を超えてカラーとアートで気持ちを吐き出し自分を見つめることが出来る方法」である「カラーアートセラピー」を学ぶ「カラーアート・メンタルサポーター養成講座」を開催する。本講座では、カラーセラピー(色彩心理療法)やアートセラピー(芸術療法)の基礎知識をはじめ、簡単な傾聴技法、手話も学んでいく。また、講座修了生を対象に、講座で学んだことを実践で活かせるようスキルアップを目指した、フォローアップ勉強会を実施する。
 本講座や勉強会を通じ、身近にある「色」と「アート」というツールを利用した、日常生活でも行えるセルフケアの方法を普及するとともに、身近な人のケアをすることができる、地域に密着したサポーターの養成を図っていく。
まちぽっと
4  8 400,000円  新宿区から始まる、これからの社会貢献のかたち-税控除を受けながら資産を社会に生かす方法

  税優遇制度を活かしながら資産の一部を社会や未来に生かす仕組みを広く伝え、最終的には多くの区民の生活環境向上を目的に、寄付等を通じた社会的なお金の流れと、その有効な活用のされ方を学ぶ「資産の社会活用学習会(セミナー)」を開催する。セミナーは、新宿区を4つのエリアに分け、「講談師の方のためになるお話」「弁護士または税理士からの専門的なお話」「寄付によって行われる社会貢献の具体的な姿」「相談会」の4項目で実施する。申請団体が運営する市民ファンド「草の根市民基金・ぐらん」「ソーシャル・ジャスティス基金」をはじめ、「高木仁三郎市民科学基金」「難民起業サポートファンド」の協力を得ることによって、様々な市民ファンドの活動が活発化することも目指していく。

高麗博物館
5  112 300,000円  企画展示「韓国絵本とのすてきな出会い」制作事業

 新宿区に在住する外国人約3万人のうち、その半数が韓国・朝鮮国籍である中、子どもも大人も楽しめる絵本を通じて、韓国文化の理解してもらうために、同博物館において講演会・ワークショップ・企画展示を実施する。絵本の展示により生活(衣食住)、生活習慣、神話や民話等を紹介し、共通点や相違点等の理解を深めていく。また、講演会では絵本の魅力を解説、ワークショップでは絵本の読み聞かせ、紙芝居等を実施し、これらの活動を通じて異文化理解・相互理解を深めていく。さらに、「市民がつくる日本・コリア交流の歴史博物館」である同博物館を、絵本という入り口を経て、今までよりさらに幅広い層の人々に関心を持ってもらい、地域の異文化センターとして情報交換や交流の場となることを目指していく。

難民支援協会
6  59 400,000円  新宿区減災まち歩き事業

 区内在住・在勤の日本国籍・外国籍の方すべてを対象に減災の視点を中心とした「まち歩きマップ」の作成及び「まち歩き」を行う。本事業では対象地区を四谷及び早稲田地域とし、参加者の多様性を確保するため、まち歩きマップを多言語化し、また、まち歩きの際は参加希望外国籍住民・在勤者の母語通訳も用意する。普段親しんでいる地域を、災害時に備えて「減災の視点から『よく知る』こと」で、災害時に参加者が身を守りやすくなり、また、災害時には活動地域の「ガイド役」として活躍することを、その効果として見込んでいる。さらに、参加者同士が国籍にかかわらず交流を深めることによって、申請団体を含めた「顔が見える関係」を築き、災害時に助け合えることができる関係づくりを目指していく。

ACT ART COM実行委員会
7  130 400,000円  Art&Design Fair(アートフェア)、ACTアート大賞展

 新宿区内での若いアーティストの発表機会の創出や区民が気軽にアートに触れる機会を提供するため、「アートフェア」・「アート大賞展」を開催する。
 「アートフェア」で展示する作品は公募を行い、アートフェア期間中は出展する作家が会場にいるため、交流する機会の少ない作家との触れ合いや作品の説明を直接聞くことで、アートを身近に感じてもらい、芸術文化に対するハードルを下げていく。また、「アート大賞展」では、出展作品を美術大学の教授たちが審査・講評をし、芸術を志す若いアーティストの創意工夫のある発表が期待されるとともに、アーティストの発表の経験値を高めていく。
 また、イベントを通じて、新宿区内のアートギャラリーの認知度を高め、他のアート系イベントへの動員につなげていく。


本ページに関するお問い合わせ

新宿区 地域振興部-地域コミュニティ課

管理係
電話:03-5273-3872
Fax:03-3209-7455

本ページに関するご意見をお聞かせください

本ページに関するアンケート
本ページの情報は役に立ちましたか?以下の選択肢であてはまるものにチェックを入れてください。
本ページは見つけやすかったですか?以下の選択肢であてはまるものにチェックを入れてください。

区政についてのご意見・ご質問は、ご意見フォームへ。