【令和7年8月配信】コミュニティのタネ
最終更新日:2025年8月1日
ページID:000077582
タワーマンション防災の鍵は「自助・共助」
富久クロス防災訓練レポート
富久クロス防災訓練レポート
若松町エリアのタワーマンション「富久クロス」で6月21日、住民向けの防災訓練が実施されました。当日は、地域住民や管理組合関係者を中心に多くの参加者が集まり、「首都直下地震」などの大規模災害に備える具体的な行動について考えました。

●首都直下地震にどう備える?
まず行われたのは、新宿区危機管理課職員による防災講話。話題は、近い将来発生が懸念される首都直下地震への備えについてです。
まず行われたのは、新宿区危機管理課職員による防災講話。話題は、近い将来発生が懸念される首都直下地震への備えについてです。

令和4年に東京都防災会議が発表した「首都直下地震等による東京の被害想定」によると、多摩東部直下地震(マグニチュード7.3想定)が新宿区で発生した場合、区内の約9割が震度6弱、残りも震度6強になるとの被害が推定されています。
これに基づき、今回の講話では特に高層建築物における「長周期地震動」への警戒が必要との説明が行われました。
東日本大震災や大阪北部地震でも確認された「長周期地震動」は、建物が横にゆっくり大きく揺れる現象で、タワーマンション特有の揺れ方とも言えます。
「長周期地震動」が発生した場合、地上では震度4程度の揺れでも、30階以上では震度6弱程度の揺れとなる可能性もあるとのことで、参加者は区職員の話に聞き入っていました。
●備蓄のキーワードは「トイレ」
これに基づき、今回の講話では特に高層建築物における「長周期地震動」への警戒が必要との説明が行われました。
東日本大震災や大阪北部地震でも確認された「長周期地震動」は、建物が横にゆっくり大きく揺れる現象で、タワーマンション特有の揺れ方とも言えます。
「長周期地震動」が発生した場合、地上では震度4程度の揺れでも、30階以上では震度6弱程度の揺れとなる可能性もあるとのことで、参加者は区職員の話に聞き入っていました。
●備蓄のキーワードは「トイレ」

また発災時においては、食料や水の備蓄はもちろん、「トイレ」の備えも実はとても重要だとの説明が行われました。災害時は下水管の破損リスクが高く、新宿区では安全が確認されるまで水洗トイレの使用を控えるよう呼びかけています。
講話では携帯トイレや凝固剤を使って排泄物を密封・保管する方法のほか、「1日1人あたり5~7回の排泄を想定し、家族分×1週間分を用意してください」との話や「ゴミ収集の体制が復旧するまで一定期間はマンション内で使用済み携帯トイレを保管する必要があるため、どこに保管し、どのように廃棄されるかを各マンションで事前に確認しておいてください」との話もありました。
●エレベーター停止時の対応も万全、「落ちない」「話せる」安心の仕組みを体験
区職員による講話の後は、エレベーター閉じ込め訓練とエレベーター管理会社職員による発災時の対応説明会が行われました。
講話では携帯トイレや凝固剤を使って排泄物を密封・保管する方法のほか、「1日1人あたり5~7回の排泄を想定し、家族分×1週間分を用意してください」との話や「ゴミ収集の体制が復旧するまで一定期間はマンション内で使用済み携帯トイレを保管する必要があるため、どこに保管し、どのように廃棄されるかを各マンションで事前に確認しておいてください」との話もありました。
●エレベーター停止時の対応も万全、「落ちない」「話せる」安心の仕組みを体験
区職員による講話の後は、エレベーター閉じ込め訓練とエレベーター管理会社職員による発災時の対応説明会が行われました。

エレベーター管理会社の職員からは、「ドラマや映画ではエレベーターが落ちるシーンが出てくるものの、実際にはロープが切れても安全装置が作動する仕組みになっており、停止時にはバッテリーで最寄りの階まで移動して自動で扉が開きます」との説明があり、「エレベーターは落ちません」の言葉に参加者は胸を撫で下ろしていました。

また、かご内には防災センターや管理会社につながるインターホンが設置されており、訓練では実際に非常ボタンを押しての通話体験も行われました。このボタンを押すことにより、防災センターや管理会社には「富久クロス4号機から通報あり」といった表示が行われ、場所の特定もすぐに可能になるため、迅速な対応が見込まれるとの説明がありました。
●「震度7」は動けないレベルの揺れ、起震車でリアルな揺れを体感
最後の訓練は、起震車による地震体験。震度7の縦揺れを36秒間体験できるという内容で、多くの参加者が強烈な揺れを肌で感じました。
●「震度7」は動けないレベルの揺れ、起震車でリアルな揺れを体感
最後の訓練は、起震車による地震体験。震度7の縦揺れを36秒間体験できるという内容で、多くの参加者が強烈な揺れを肌で感じました。

「一度体勢を崩すと、もう身動きが取れませんでした」と話すのは、今回初めて起震車を体験したという住民の清原さん。「震度7は本当にすごい。ぜひ機会があれば体験するべきだと思います」との感想を話してくれました。

●防災は「自分ごと」
今回の訓練を通じて強調されたのは、「自助7割、共助2割、公助1割」という考え方。いざという時に自分と家族を守るのは、自身による「日頃からの備え」ですが、富久クロスのような大規模住宅においては、住民同士の共助も必要不可欠です。
1000世帯規模の居住者がいる中で、顔の見える関係性を日頃から築き、協力体制を整えておくことが、災害時の大きな力になると強く感じました。
今回の訓練を通じて強調されたのは、「自助7割、共助2割、公助1割」という考え方。いざという時に自分と家族を守るのは、自身による「日頃からの備え」ですが、富久クロスのような大規模住宅においては、住民同士の共助も必要不可欠です。
1000世帯規模の居住者がいる中で、顔の見える関係性を日頃から築き、協力体制を整えておくことが、災害時の大きな力になると強く感じました。
本ページに関するご意見をお聞かせください
区政についてのご意見・ご質問は、ご意見フォームへ。