(音声読み上げ用)UDまちづくりニュースレター第20号
最終更新日:2026年3月23日
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新宿区UDまちづくりニュースレター
1ページ目
新宿区
ユニバーサルデザイン
まちづくり
ニュースレター
第20号。
2026年3月。
ユニバーサルデザイン。
UDとは?
年齢・性別・国籍・個人、の能力等にかかわらず、できるだけ多くの人が利用できるよう、生活環境その他の環境をつくり上げていく考え方です。
新宿区には、多くの外国人をはじめ、様々な人々が生活しています。区では、移動しやすく、利用しやすく、わかりやすいまちを目指して、令和2年3月に新宿区ユニバーサルデザインまちづくり条例を制定しました。
このニュースレターでは、UDスポットの紹介や、新宿区の取組などをお伝えしていきます。
UDスポット。
滝乃川学園ともいろ。
2026年1月、新宿区中落合に障害者グループホーム等施設「滝乃川学園ともいろ」が開設されました。
障害者が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、グループホームや生活介護、短期入所、相談支援を実施するほか、地域に開かれたギャラリーカフェも併設しています。
ここでは、多様な障害を持つ方が安心して快適に過ごせるよう工夫されているポイントをご紹介します。
お話を伺ったかたがた。
滝乃川学園ともいろ。 部長。 鈴木さん
滝乃川学園ともいろ。 科長。 山里さん
森下新宮建築設計事務所。 代表取締役。森下さん
2ページ目。
グッドなUDポイント。様々な障害に対応した快適な日常空間。
手すり、スロープ、広さのあるトイレやエレベーターだけでなく、入浴や介助がしやすい工夫がされた浴室、静養できる空間など、誰もが過ごしやすい設備が整えられています。
写真1枚目。機能訓練にも活用されるスロープと階段。
写真2枚目。介助用ベッドもいれることができる十分な広さのトイレ。
写真3枚目。利用者の状態に応じて入浴方法を変えられる浴室。
写真4枚目。廊下から浴室までスムーズにアクセスできる脱衣所。天井走行リフトレールが設置されている。
写真5枚目。一角を静養できるよう区切れる生活介護室。
事業者コメント。
利用者には様々な障害のある方がいるため、どのような方でも利用しやすいように工夫されています。また、より重い障害のある方を受け入れている1階は、車椅子やベッドを使用していても利用できるよう、個室やトイレ、浴室などの広い動線の確保や、必要な機材の導入など、重点的に整備しています。(山里さん)
グッドなUDポイント。四季を感じられる心地よい居場所づくり。
木材や温かみのある間接照明などを取り入れることで、自宅のように過ごせる雰囲気づくりをしています。
また、以前から地域の方にも親しまれている樹木を残すなど、利用者だけでなく地域の方も四季を楽しめる場所になっています。
写真6枚目。グループホームの共用部分。温かみのある間接照明や、丸みのある安全な家具を使用している。
写真7枚目。敷地内や屋上など、様々な場所からみどりを楽しむことができる。
写真8枚目。グループホームの個室の扉。壁は左官仕上げで住宅の外壁を思わせる風合い。
設計者コメント。
グループホームは共同生活となりますが、その中でも個室に入る際は「家に帰ってきた」と感じられるよう、個室の扉横の壁を家の外壁のような仕上げとし、一般の住宅に近い感覚で生活できるよう工夫しています。(森下さん)
3ページ目。
グッドなUDポイント。みんなの安全と安心を支える窓
利用者の特性や生活スタイルを考慮し、彩光を取り入れながらも安全・安心に過ごせるよう、様々な工夫を行っています。
写真9枚目。窓がどこにあるのかわかりやすい、格子のついた窓。
写真10枚目。重度障害者向け個室の扉。スタッフが中の様子を確認できる。
写真11枚目。利用者の手に届かない位置の窓。
写真12枚目。個室とベランダの間に段差が無いため、安全に避難できる。
設計者コメント
自ら窓を開けて外に出てしまったり、ガラスに気づかず体を打ち付けてしまったりという危険から利用者を守るため、各部屋の窓には様々な工夫を行い、より快適に安心してすごせる建物となるよう配慮しています。(森下さん)
地域とつながり雇用を生むギャラリーカフェ
併設されているギャラリーカフェは、地域交流の拠点として一般の方も利用できる場所です。カフェには障害のある方でも操作しやすい焙煎機を導入するなど、障害者の新たな社会参加の場を提供しています。
写真13枚目。障害のある方でも操作しやすい、改良された焙煎機
写真14枚目。落ち着いたカフェ空間
写真15枚目。地下のギャラリー
事業者インタビュー。
滝乃川学園ともいろは、新宿区において、重度の障害のある方への支援を広げるとともに、地域との交流を育む場となることを目的に設置された障害者グループホーム等施設で、主に障害者の居住の場、日中の活動の場となっています。
「ともいろ」という名称には、「こころおどる、ともにいろどる」という思いが込められており、「こころ」は利用者の意思決定支援など気持ちを大切にしようということ。「おどる」はみんなで楽しくなれるポジティブな事業であること、「ともに」はみんなでということ。「いろどる」は生活を豊かに彩る事業運営を表しています。
滝乃川学園ともいろでは、利用者一人ひとりの思いを尊重し、意思をくみ取り、実現につなげる意思決定支援を支援の基盤としています。こうした日々の支援や地域と連携した活動を通じて、多様性や共生といった文化を地域へ発信する拠点となることを目指しています。(鈴木さん・山里さん)
4ページ目。
コラム、題名:「インクルーシブな地域づくりのための、ライフタイム・ネイバーフッズ」
東京大学大学院。経済学研究科。特任研究員。丹羽太一さん。
第17号で、イギリスのアクセシブルな住宅設計基準「ライフタイム・ホームズ」を紹介しました。イギリスではライフタイム・ホームズの考え方が浸透して、同様の基準が法的な建築規制の推奨基準になりました。しかし、個々の住宅だけでなく住宅周辺の地域全体がアクセシブルで、車いすでも近隣と交流できることが重要です。地域のアクセシビリティを確保し、高齢者・障害者の地域での自立だけでなく、だれも地域で孤立させないために、地域全体をこういった視点で考える、それが「ライフタイム・ネイバーフッズ」です。
これは年齢、健康状態、障害にかかわらずアクセシブルで、すべての人を歓迎するようにデザインされるまちづくりの考え方です。住宅だけでなく、まちの様々な空間、交通サービス、娯楽施設、公共・民間サービスなども含め、持続可能で充実した生活を楽しむために、だれもが地域で経済、市民、社会生活に参画することを可能にするコミュニティデザインのための指針です。市民活動や社会活動、物理的環境がそろっていて、よくデザインされた安全な環境と、サービス、施設、オープンスペースが豊富なコミュニティづくりを目指し、ボランティア活動やそのネットワークが充実して、対話の文化があり、利用者中心に考えられていて、地域アイデンティティに愛着が持てる、そんなアクセシブルでインクルーシブな地域づくりを実現するために、イギリスで考えらました。
ライフタイム・ネイバーフッズの鍵は、住民支援・住民自治による、人工と自然の環境づくり、地域のサービスと娯楽へのアクセスの整備、社会とのつながりと交流や、幸福とウェル・ビーイングの創出、そして住宅といった様々な地域の構成要素の充実です。これからは、情報提供やサービス提供の組み込まれた地域計画として、多様性を活かして様々な住民の声を反映しながら、生活の経験のアイデアを共有し、インクルーシブな地域の革新を進めるようなまちづくりが求められます。
写真 多様な地域住民の参加により整備されたロンドンのオリンピック・パーク。
新宿区からのお知らせ。
新宿区ユニバーサルデザインまちづくり条例施行規則を改正しました。
お問合せ先。新宿区、景観まちづくり課。電話。03-5273-3843。
新宿区
ユニバーサルデザイン
まちづくり
ニュースレター
第20号。
2026年3月。
ユニバーサルデザイン。
UDとは?
年齢・性別・国籍・個人、の能力等にかかわらず、できるだけ多くの人が利用できるよう、生活環境その他の環境をつくり上げていく考え方です。
新宿区には、多くの外国人をはじめ、様々な人々が生活しています。区では、移動しやすく、利用しやすく、わかりやすいまちを目指して、令和2年3月に新宿区ユニバーサルデザインまちづくり条例を制定しました。
このニュースレターでは、UDスポットの紹介や、新宿区の取組などをお伝えしていきます。
UDスポット。
滝乃川学園ともいろ。
2026年1月、新宿区中落合に障害者グループホーム等施設「滝乃川学園ともいろ」が開設されました。
障害者が住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、グループホームや生活介護、短期入所、相談支援を実施するほか、地域に開かれたギャラリーカフェも併設しています。
ここでは、多様な障害を持つ方が安心して快適に過ごせるよう工夫されているポイントをご紹介します。
お話を伺ったかたがた。
滝乃川学園ともいろ。 部長。 鈴木さん
滝乃川学園ともいろ。 科長。 山里さん
森下新宮建築設計事務所。 代表取締役。森下さん
2ページ目。
グッドなUDポイント。様々な障害に対応した快適な日常空間。
手すり、スロープ、広さのあるトイレやエレベーターだけでなく、入浴や介助がしやすい工夫がされた浴室、静養できる空間など、誰もが過ごしやすい設備が整えられています。
写真1枚目。機能訓練にも活用されるスロープと階段。
写真2枚目。介助用ベッドもいれることができる十分な広さのトイレ。
写真3枚目。利用者の状態に応じて入浴方法を変えられる浴室。
写真4枚目。廊下から浴室までスムーズにアクセスできる脱衣所。天井走行リフトレールが設置されている。
写真5枚目。一角を静養できるよう区切れる生活介護室。
事業者コメント。
利用者には様々な障害のある方がいるため、どのような方でも利用しやすいように工夫されています。また、より重い障害のある方を受け入れている1階は、車椅子やベッドを使用していても利用できるよう、個室やトイレ、浴室などの広い動線の確保や、必要な機材の導入など、重点的に整備しています。(山里さん)
グッドなUDポイント。四季を感じられる心地よい居場所づくり。
木材や温かみのある間接照明などを取り入れることで、自宅のように過ごせる雰囲気づくりをしています。
また、以前から地域の方にも親しまれている樹木を残すなど、利用者だけでなく地域の方も四季を楽しめる場所になっています。
写真6枚目。グループホームの共用部分。温かみのある間接照明や、丸みのある安全な家具を使用している。
写真7枚目。敷地内や屋上など、様々な場所からみどりを楽しむことができる。
写真8枚目。グループホームの個室の扉。壁は左官仕上げで住宅の外壁を思わせる風合い。
設計者コメント。
グループホームは共同生活となりますが、その中でも個室に入る際は「家に帰ってきた」と感じられるよう、個室の扉横の壁を家の外壁のような仕上げとし、一般の住宅に近い感覚で生活できるよう工夫しています。(森下さん)
3ページ目。
グッドなUDポイント。みんなの安全と安心を支える窓
利用者の特性や生活スタイルを考慮し、彩光を取り入れながらも安全・安心に過ごせるよう、様々な工夫を行っています。
写真9枚目。窓がどこにあるのかわかりやすい、格子のついた窓。
写真10枚目。重度障害者向け個室の扉。スタッフが中の様子を確認できる。
写真11枚目。利用者の手に届かない位置の窓。
写真12枚目。個室とベランダの間に段差が無いため、安全に避難できる。
設計者コメント
自ら窓を開けて外に出てしまったり、ガラスに気づかず体を打ち付けてしまったりという危険から利用者を守るため、各部屋の窓には様々な工夫を行い、より快適に安心してすごせる建物となるよう配慮しています。(森下さん)
地域とつながり雇用を生むギャラリーカフェ
併設されているギャラリーカフェは、地域交流の拠点として一般の方も利用できる場所です。カフェには障害のある方でも操作しやすい焙煎機を導入するなど、障害者の新たな社会参加の場を提供しています。
写真13枚目。障害のある方でも操作しやすい、改良された焙煎機
写真14枚目。落ち着いたカフェ空間
写真15枚目。地下のギャラリー
事業者インタビュー。
滝乃川学園ともいろは、新宿区において、重度の障害のある方への支援を広げるとともに、地域との交流を育む場となることを目的に設置された障害者グループホーム等施設で、主に障害者の居住の場、日中の活動の場となっています。
「ともいろ」という名称には、「こころおどる、ともにいろどる」という思いが込められており、「こころ」は利用者の意思決定支援など気持ちを大切にしようということ。「おどる」はみんなで楽しくなれるポジティブな事業であること、「ともに」はみんなでということ。「いろどる」は生活を豊かに彩る事業運営を表しています。
滝乃川学園ともいろでは、利用者一人ひとりの思いを尊重し、意思をくみ取り、実現につなげる意思決定支援を支援の基盤としています。こうした日々の支援や地域と連携した活動を通じて、多様性や共生といった文化を地域へ発信する拠点となることを目指しています。(鈴木さん・山里さん)
4ページ目。
コラム、題名:「インクルーシブな地域づくりのための、ライフタイム・ネイバーフッズ」
東京大学大学院。経済学研究科。特任研究員。丹羽太一さん。
第17号で、イギリスのアクセシブルな住宅設計基準「ライフタイム・ホームズ」を紹介しました。イギリスではライフタイム・ホームズの考え方が浸透して、同様の基準が法的な建築規制の推奨基準になりました。しかし、個々の住宅だけでなく住宅周辺の地域全体がアクセシブルで、車いすでも近隣と交流できることが重要です。地域のアクセシビリティを確保し、高齢者・障害者の地域での自立だけでなく、だれも地域で孤立させないために、地域全体をこういった視点で考える、それが「ライフタイム・ネイバーフッズ」です。
これは年齢、健康状態、障害にかかわらずアクセシブルで、すべての人を歓迎するようにデザインされるまちづくりの考え方です。住宅だけでなく、まちの様々な空間、交通サービス、娯楽施設、公共・民間サービスなども含め、持続可能で充実した生活を楽しむために、だれもが地域で経済、市民、社会生活に参画することを可能にするコミュニティデザインのための指針です。市民活動や社会活動、物理的環境がそろっていて、よくデザインされた安全な環境と、サービス、施設、オープンスペースが豊富なコミュニティづくりを目指し、ボランティア活動やそのネットワークが充実して、対話の文化があり、利用者中心に考えられていて、地域アイデンティティに愛着が持てる、そんなアクセシブルでインクルーシブな地域づくりを実現するために、イギリスで考えらました。
ライフタイム・ネイバーフッズの鍵は、住民支援・住民自治による、人工と自然の環境づくり、地域のサービスと娯楽へのアクセスの整備、社会とのつながりと交流や、幸福とウェル・ビーイングの創出、そして住宅といった様々な地域の構成要素の充実です。これからは、情報提供やサービス提供の組み込まれた地域計画として、多様性を活かして様々な住民の声を反映しながら、生活の経験のアイデアを共有し、インクルーシブな地域の革新を進めるようなまちづくりが求められます。
写真 多様な地域住民の参加により整備されたロンドンのオリンピック・パーク。
新宿区からのお知らせ。
新宿区ユニバーサルデザインまちづくり条例施行規則を改正しました。
お問合せ先。新宿区、景観まちづくり課。電話。03-5273-3843。
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