新宿区選挙管理委員会会議録
第10回定例委員会

最終更新日:2018年4月11日

会議の庶務を行う課名

選挙管理委員会事務局

開催日時

平成29年10月25日(水)午前10時から午前11時40分まで

会議の公開の可否及び非公開の場合の理由

協議・報告等

(1) 衆議院議員選挙及び最高裁判所裁判官国民審査の結果について事務局から説明を受け、次のような質疑等があった。
ア 「自動交付機を使わずに投票用紙を手渡しで行ったために、2枚交付してしまった自治体があったと聞いている。新宿区でも全投票所に自動交付機を配備するべきである。」
イ 「1区の選挙人から言われたことであるが、期日前投票に第一分庁舎に行ったが、間違えて地下2階10区の投票所に行ってしまった。地下2階で、1区は1階という案内がなかったとのことである。今後、案内を徹底してほしい。」
    案内をしているはずだが、周知徹底を図る。
ウ 「ある投票所では、学校の玄関付近を投票所として使用しているが、投票管理者や立会人からは記載台が見えにくいのでレイアウトを考えた方がよいということであった。また、当日投票所の若松町特別出張所では、立会人と投票箱の間を選挙人が通るようになっているので、投票箱に入れたか確認しにくい。立会人の場所を変更してほしい。」
   以前から、そのような話があるので、再度確認する。
エ 「自分の投票用紙を写真に撮っている選挙人がいて、注意したところ、なぜいけないのかというトラブルになっていた。入口にもはっきりと撮影禁止と書いてある。トラブルになったときには、投票管理者や事務総括につなげた方がよい。」
オ 「10区の開票所は、フラットになっていたので心配していたが、それほど違和感はなかった。参観人席に椅子がなかったので、長くいる人はいなかった。」
カ 「突然の選挙であったこと。また、期日前投票者数の増加など想定外のことが多かったと思う。期日前投票では、投票用紙が不足して各特別出張所に再度配ったと聞いている。分区の影響も大きかった。業務量も増加して大変だったと思う。分区についての説明は、自治体に任せるのではなく、総務省がホットラインをつくって、説明責任を果たすべきであった。」
キ 「分区ということで業務量も増加したと思うが、人員不足だったのではないか。今回、兼務職員を1名増員したが、このような選挙時には、さらに兼務職員を増やすべきである。昼間は、問合せの電話が集中するが、大多数の電話は、選管職員でなくても対応できる内容であると聞いている。そのため、昼間は電話対応に忙殺されて本来の業務は夜になり、泊まり込みになることもある。極めて不正常な状態である。例えば、電話対応専門の応援職員を増やして、選管職員は、昼間から本来の業務ができる体制を作れないのか。職員の負担軽減を考えるべきである。」
   電話で話を聞いているうちに詳細な説明をしなければならないこともあるので、途中で変わるというのは厳しいと思う。ホットラインの委託化ということなども検討していかなければならない。今回、開票所が2か所になるので、選管のOB職員を各所属にお願いして、勤務時間外と土・日に応援に来てもらった。従前も来てもらっていたが、今まで以上に手厚く応援してもらった。ルール化はしていないが、兼務職員と選管OB職員で対応できればと思う。
ク 「選挙時の職員の残業時間はどれくらいになるのか。過重労働のラインを超えていると思う。何か起きたら、区の責任が問われる。区として、しっかり対応しなければならない。」
   実情は、人事課にも言っている。
ケ 「今まで、選管は、しょうがないという不文律があったのか。特定の職場が、何日間も泊まり込みをしなければならないということはあり得ない。委員からも意見が出ていると言ってほしい。選管職員の選挙時の働き方改革のプロジェクトを作って、どうしたら労働時間を許容範囲内に段階的に減らしていくかという計画を立てるくらいのことを考えてほしい。」
コ 「以前は、委員と事務局でこのような活発な話し合いは、あまりなかった。最近は、選挙の実情や苦労も少しずつ報告してもらえるようになった。分区になり、私たちに見えない部分もまだある。委員としても改革しなければならない時期に来ていると思う。今回は、急な選挙と分区が重なったために大変であったのか。それとも、分区によって今後もいろいろな問題が出てくるのか。将来的に改善できること、できないことなど、データを積み上げて考えていってほしい。」
サ 「どういう業務が増えているのか。どういう不具合が起きているのか。事実に基づいて言っていくしかない。それらをデータとしてまとめて提言していくことが、大事である。分区は、やめた方がよい。有権者にとっても良いことはない。」
シ 「1区の開票所では、立会人にお願いして参観人席で報道機関以外に写真撮影をする人がいないか注意して見てほしいというお願いをした。とても協力的にやっていただいた。その結果、写真撮影をする人はいなかった。また、10区の開票所は、フラットな会場なので、立会人席から見えないというクレームはなかったのか。」
  特にクレームはなかった。
ス 「落合第二中学校が、10区の新しい投票所になったが、何かトラブルはあったのか。」
   落合第一小学校に案内板を設置したが、落合第二中学校だけの案内図で、落合第一特別出張所の案内図がなかった。そのため、本来、落合第一特別出張所に行かなければならない人が、落合第二中学校に行ってしまったというケースが、午前中に発生した。急きょ案内板を撤去し、訂正した案内板を午後に設置したが、地図がそのままであったので、再度クレームがあり、地図を変更した。丁寧さに欠けていた。
セ 「期日前投票で、当日投票と同様に個別交付にしたことはよいことであったが、いろいろな問題が生じた。狭いスペースのため十分な動線が取れず、隅々まで目が届かなかった。」
   スペースの問題があった。また、期日前投票所をデパートに設置した他区では、報道によると1時間待ちというところもあった。新宿区では、期日前投票所が13か所に分散しているので1時間待ちということはなかったが、戸塚特別出張所では階段まで並んだということであった。戸塚特別出張所や箪笥町特別出張所は、駅に近いので投票者が他と比べて多くなっている。
ソ 「衆議院議員選挙の時だけ職員を増やすことはできないのか。」
   来年度の職員の増員要求をするのは、今の時期である。衆議院議員がいつ解散するのかわからないので、増員するのは難しい。定数以外に、仮配置という方法もあるので、そういうことも踏まえて考えている。それから、期日前投票であるが、全て職員で行っている。また、職員の半数以上が、期日前投票、当日投票、開票のいずれかの選挙事務に従事してもらっている。これ以上、職員を増員するのは難しいので、投票所の案内については、派遣職員でできないかと考えていた。来年度であれば、予算要求の準備をする予定であったが今年度執行になってしまった。委託化するのも1つの方法ではないかと思う。

その他

(1) 今後の日程について   平成30年2月までの予定を確認した。

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