新宿区自治フォーラム2018『物語としての新宿の魅力』
最終更新日:2018年4月9日
新宿自治創造研究所は、平成30年3月17日(土)午後、新宿区自治フォーラム2018「物語としての新宿の魅力」を新宿文化センター小ホールで開催しました(参加者70名)。フォーラムでは、金安岩男新宿自治創造研究所所長の挨拶の後、企画政策課長から、区の成り立ちや概況、基本構想と総合計画における5つの基本政策、自治基本条例など新宿区の紹介があり、その後、新宿自治創造研究所副所長から、研究所の29年度の活動報告として「2015年国勢調査に基づく新宿区将来人口推計」「2015年国勢調査データからみる新宿区の特徴」の2つの研究について、主要なデータの説明と研究所レポートの概要の紹介がありました。
梅本先生の講演の様子
次に、研究所アドバイザーであり、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科特任教授の梅本龍夫先生から、「都市の物語構造-新宿の不思議な魅力の源泉を探る-」というテーマで講演していただきました。梅本先生は、起承転結の物語構造を、東京や新宿にあてはめ、わかりやすく紐解いてご説明くださり、「都心から離れ過ぎず近すぎない位置にある新宿に、中心地では異端で、まだ認められていないようなものが多く流れつき、それらが一つの正統に進化、成長し、新宿を通して広まっていく」と話され、新宿を「都心に対抗する文化経済社会の創発(新しい文化や生き方、色々なものが生まれる)装置」であると解説されました。また、新宿は「日本の閉塞状態に風穴を開けて、新しい文化経済社会のあり方を見せる役割」を担っており、「新宿が元気で繁栄するということが、日本の未来に希望を与えてくれる」のではないかと感じた、と話されました。
牛垣 雄矢氏
続いて、研究所の阿部研究員、渡部研究員から「新宿区のまちの魅力の研究」の成果報告として、新宿区の地域資源の紹介と時空間軸で見た地域資源の集積についてお話がありました。
次に、新宿の魅力研究のインタビューにご協力いただいた方々から三人をお招きし、ゲストスピーチという形で、金安所長のコーディネートのもと、それぞれの視点から新宿の魅力について語っていただきました。
牛垣雄矢氏(東京学芸大学准教授(都市地理学))は、「神楽坂の個性・魅力と近年の変化」と題して、昔ながらの景観や個人経営飲食店の集積といった神楽坂の個性を歴史的側面から語ってくださり、これらの魅力の維持や新たな個性の形成のための提言をしていただきました。
次に、新宿の魅力研究のインタビューにご協力いただいた方々から三人をお招きし、ゲストスピーチという形で、金安所長のコーディネートのもと、それぞれの視点から新宿の魅力について語っていただきました。
牛垣雄矢氏(東京学芸大学准教授(都市地理学))は、「神楽坂の個性・魅力と近年の変化」と題して、昔ながらの景観や個人経営飲食店の集積といった神楽坂の個性を歴史的側面から語ってくださり、これらの魅力の維持や新たな個性の形成のための提言をしていただきました。
外波山 文明氏
外波山文明氏(劇団椿組主宰、ゴールデン街商業組合理事長)は、ゴールデン街の魅力や歴史、これからのまちづくりについて、ご自身の経験談、裏話を交えながら、まちのリアルな姿を語ってくださいました。
林尚恒氏(吉本興業(株)コーポレート・コミュニケーション本部副本部長)は、吉本興業と新宿区の関わりを中心にお話しくださり、ゲストとして芸人の「天狗」のお二人をお呼びいただいて、面白可笑しく新宿について紹介していただきました。
林尚恒氏(吉本興業(株)コーポレート・コミュニケーション本部副本部長)は、吉本興業と新宿区の関わりを中心にお話しくださり、ゲストとして芸人の「天狗」のお二人をお呼びいただいて、面白可笑しく新宿について紹介していただきました。
林 尚恒氏と天狗のお2人
最後に、金安所長と梅本先生が参加者との質疑応答を交えて総括を行い、新宿駅西口周辺のまちづくりについては、総合政策部長からもコメントがありました。そして、区長から、東京オリンピック・パラリンピックに向けての取り組み等、参加者の質問への返答も交えた挨拶があり、閉会となりました。
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