安定した財政基盤を確立し、良質な区民サービスを提供し続けるために
最終更新日:2025年3月13日
ページID:000075917
皆さんおはようございます。区長の吉住健一です。
今年度も、残り半月程度となりました。今年度中に終わらせるべき仕事や、引き続き取り組む仕事、来年度に向けた準備段階の仕事など、それぞれの持ち場で、ご苦労があると思います。いつも、誠実に取り組んでいただき、感謝しています。
今日は、はじめに、令和7年度の当初予算についてお話しします。
現在、令和7年第1回区議会定例会が開催されており、令和7年度当初予算等について審議していただいているところです。
この令和7年度予算は、端的に申しますと「限られた財源を選択と集中により配分すること」、「徹底した状況分析を行った上で、安易な前例踏襲に陥ることなく事務事業の抜本的な見直しを図ること」、この二点を基本に編成しました。
予算編成作業では、職員の皆さんにもご協力いただき、徹底した事業検証のもと、業務改善・事業の見直しなどに取り組んだところですが、人件費や建設コスト等の上昇の影響が大きく、令和7年度一般会計の当初予算は、財政調整基金からの取り崩しを続けることとなりました。
今後も、人口減少・少子高齢化における社会保障関連経費の増加や災害リスクへの備え、公共施設の老朽化に伴う更新・改修需要など、必要な経費は将来に向かって更に増加することが見込まれます。区民生活を支える区役所として、区政課題に的確に対応し、将来にわたり良質な区民サービスを提供し続けるために、安定した財政基盤を確立することが不可欠です。
職員の皆さんは、引き続き、区民の声を聴き、区民サービスの向上に資するデジタル化を進めるとともに、業務の更なる効率化を図るなど、持続可能な行財政運営に向けて、取り組んでいただきますようお願いします。
さて、話は変わりますが、4月から区の組織の一部を改正します。本日は、その概要と目的についてお話しします。
まず、総務部においては、滞納整理業務を一元的に行う「滞納対策課」を新設し、これまで税務課と医療保険年金課で行われていた滞納整理に関する事務を一元化することで、業務の効率化と相談窓口のワンストップ化等による区民負担の軽減を図ります。
子ども家庭部においては、新たに「児童育成担当課」を新設するほか、子ども家庭支援課の名称を「子育て支援課」に変更するとともに、「子ども相談支援課」を新設し、子どもと子育て支援に関するサービス提供体制の強化を図ります。
環境清掃部においては、環境対策課に「脱炭素事業係」を新設し、ゼロカーボンシティ新宿の達成に向け、更なるCO2の排出削減に取り組むとともに、繁華街における事業系ごみの排出に迅速に対応するため、ごみ減量リサイクル課の事業系ごみ減量係を新宿清掃事務所に移管します。
教育委員会事務局においては、学校運営課に「学事係」を新設し、「学校運営支援係」と業務を分割することで、入学祝金や給食費無償化に対応するための体制を強化します。
そのほか、総合政策部では、区のDXの取組を一層加速させるとともに、ICT・AIを利用した業務改善等を推進するため、情報システム課の所掌事務を見直すとともに、名称を「情報戦略課」に変更します。
4月からは、組織改正があった職場以外にも、多くの方が異動により新しい職場で働くことになります。慣れない仕事に従事することには不安もあるかと思いますが、未経験の仕事に取り組むことを、自らの能力や可能性を引き出すきっかけにし、自らの成長・スキルアップにつなげてください。
次に、職員の皆さんが、やりがい・働きがいを感じて働ける職場づくりについて、お話しします。
以前の庁内放送でもお伝えしましたが、令和6年度の職員提案制度で「組織文化改革検討ワーキンググループの立ち上げ及び施策実施」を最優秀賞に選びました。こうした提案などを受け、令和7年度は、職員一人ひとりが新宿区で働くことに誇りを持ち、モチベーション向上につなげる職場を実現するため、具体的な取組などを検討する全庁的なプロジェクトチームを立ち上げる予定です。
プロジェクトチームでは、「仕事に対してのポジティブで充実した心理状態」を意味する「エンゲージメント」に関する調査を職員の皆さんに実施しますので、ご協力をお願いします。そして、その結果をもとに課題の分析・対応策の検討など、ノウハウのあるコンサルタントと一緒に行っていただくことを考えています。
現在、仕事と子育ての両立や親の介護をしながら働く方など、職員の皆さんの働き方も多様化しています。こうした中で、すべての職員がワーク・ライフ・バランスを保ちながら、やりがい・働きがいを感じて活躍できる職場を皆さんと一緒に作っていきたいと考えています。プロジェクトチームの詳細などについては、来年度決定次第、お伝えしますので、ぜひ、皆さんの協力をよろしくお願いします。
さて、この3月31日をもって、63名の職員が退職されます。退職される皆様におかれましては、長年にわたり新宿区にご協力いただきました。心より感謝を申し上げますとともに、今後のご活躍をお祈りいたします。
皆様が築いてこられた新宿区役所の良き伝統を引き継ぎ、更に発展できるように努めてまいります。各職場では、しっかりとノウハウを継承し、組織力の向上に役立ててください。
年度末や年度初めは、多忙な時期だと思いますが、元気に新年度を迎えることができるよう、ご自身の体調管理にも十分留意してください。
本日の放送はこれで終わります。
今年度も、残り半月程度となりました。今年度中に終わらせるべき仕事や、引き続き取り組む仕事、来年度に向けた準備段階の仕事など、それぞれの持ち場で、ご苦労があると思います。いつも、誠実に取り組んでいただき、感謝しています。
今日は、はじめに、令和7年度の当初予算についてお話しします。
現在、令和7年第1回区議会定例会が開催されており、令和7年度当初予算等について審議していただいているところです。
この令和7年度予算は、端的に申しますと「限られた財源を選択と集中により配分すること」、「徹底した状況分析を行った上で、安易な前例踏襲に陥ることなく事務事業の抜本的な見直しを図ること」、この二点を基本に編成しました。
予算編成作業では、職員の皆さんにもご協力いただき、徹底した事業検証のもと、業務改善・事業の見直しなどに取り組んだところですが、人件費や建設コスト等の上昇の影響が大きく、令和7年度一般会計の当初予算は、財政調整基金からの取り崩しを続けることとなりました。
今後も、人口減少・少子高齢化における社会保障関連経費の増加や災害リスクへの備え、公共施設の老朽化に伴う更新・改修需要など、必要な経費は将来に向かって更に増加することが見込まれます。区民生活を支える区役所として、区政課題に的確に対応し、将来にわたり良質な区民サービスを提供し続けるために、安定した財政基盤を確立することが不可欠です。
職員の皆さんは、引き続き、区民の声を聴き、区民サービスの向上に資するデジタル化を進めるとともに、業務の更なる効率化を図るなど、持続可能な行財政運営に向けて、取り組んでいただきますようお願いします。
さて、話は変わりますが、4月から区の組織の一部を改正します。本日は、その概要と目的についてお話しします。
まず、総務部においては、滞納整理業務を一元的に行う「滞納対策課」を新設し、これまで税務課と医療保険年金課で行われていた滞納整理に関する事務を一元化することで、業務の効率化と相談窓口のワンストップ化等による区民負担の軽減を図ります。
子ども家庭部においては、新たに「児童育成担当課」を新設するほか、子ども家庭支援課の名称を「子育て支援課」に変更するとともに、「子ども相談支援課」を新設し、子どもと子育て支援に関するサービス提供体制の強化を図ります。
環境清掃部においては、環境対策課に「脱炭素事業係」を新設し、ゼロカーボンシティ新宿の達成に向け、更なるCO2の排出削減に取り組むとともに、繁華街における事業系ごみの排出に迅速に対応するため、ごみ減量リサイクル課の事業系ごみ減量係を新宿清掃事務所に移管します。
教育委員会事務局においては、学校運営課に「学事係」を新設し、「学校運営支援係」と業務を分割することで、入学祝金や給食費無償化に対応するための体制を強化します。
そのほか、総合政策部では、区のDXの取組を一層加速させるとともに、ICT・AIを利用した業務改善等を推進するため、情報システム課の所掌事務を見直すとともに、名称を「情報戦略課」に変更します。
4月からは、組織改正があった職場以外にも、多くの方が異動により新しい職場で働くことになります。慣れない仕事に従事することには不安もあるかと思いますが、未経験の仕事に取り組むことを、自らの能力や可能性を引き出すきっかけにし、自らの成長・スキルアップにつなげてください。
次に、職員の皆さんが、やりがい・働きがいを感じて働ける職場づくりについて、お話しします。
以前の庁内放送でもお伝えしましたが、令和6年度の職員提案制度で「組織文化改革検討ワーキンググループの立ち上げ及び施策実施」を最優秀賞に選びました。こうした提案などを受け、令和7年度は、職員一人ひとりが新宿区で働くことに誇りを持ち、モチベーション向上につなげる職場を実現するため、具体的な取組などを検討する全庁的なプロジェクトチームを立ち上げる予定です。
プロジェクトチームでは、「仕事に対してのポジティブで充実した心理状態」を意味する「エンゲージメント」に関する調査を職員の皆さんに実施しますので、ご協力をお願いします。そして、その結果をもとに課題の分析・対応策の検討など、ノウハウのあるコンサルタントと一緒に行っていただくことを考えています。
現在、仕事と子育ての両立や親の介護をしながら働く方など、職員の皆さんの働き方も多様化しています。こうした中で、すべての職員がワーク・ライフ・バランスを保ちながら、やりがい・働きがいを感じて活躍できる職場を皆さんと一緒に作っていきたいと考えています。プロジェクトチームの詳細などについては、来年度決定次第、お伝えしますので、ぜひ、皆さんの協力をよろしくお願いします。
さて、この3月31日をもって、63名の職員が退職されます。退職される皆様におかれましては、長年にわたり新宿区にご協力いただきました。心より感謝を申し上げますとともに、今後のご活躍をお祈りいたします。
皆様が築いてこられた新宿区役所の良き伝統を引き継ぎ、更に発展できるように努めてまいります。各職場では、しっかりとノウハウを継承し、組織力の向上に役立ててください。
年度末や年度初めは、多忙な時期だと思いますが、元気に新年度を迎えることができるよう、ご自身の体調管理にも十分留意してください。
本日の放送はこれで終わります。
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新宿区 総務部-秘書課