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定例記者会見(令和3年第3回区議会定例会)区長説明要旨

最終更新日:2021年9月10日

この発言要旨は、令和3年9月10日(金曜)14時から行われた記者会見における区長説明の要旨を掲載しているものです。当日配布資料もダウンロードできます。
【注】本文は口述筆記ではありませんので、表現その他に若干の変更があることがあります。
皆さまにはお忙しい中をご出席いただき、ありがとうございます。
本日は、新型コロナウイルス感染症対策をはじめ、最近の区政の動きについてご説明するとともに、今月21日から10月15日までの日程により開かれます、「令和3年第3回区議会定例会」の議案等についてご説明申し上げ、区政への一層のご理解を賜りたく、お集まりいただきました。

はじめに、新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りしますとともに、感染された皆様とご家族の皆様には、心からお見舞いを申し上げます。
区民の皆様や区内事業者の皆様におかれましては、感染拡大防止にご協力をいただき、ありがとうございます。
また、医療現場の最前線で新型コロナウイルス感染症の治療に尽力されている医療従事者の皆様には、心から感謝を申し上げます。

それでは、資料に沿ってご説明いたします。
お手元の『参考資料1』をご覧ください。


1 新宿区の新型コロナウイルス感染症対策について
『新宿区の新型コロナウイルス感染症対策』についてです。

まず、区内における感染の動向について、保健所長から説明をさせます。


(寺西保健所長)
1ページをご覧ください。

新規感染者は7月下旬に急激に増加し、一週間あたりの感染者が1,000人を超える状況となりました。4月の第4波において最も多かった週の数字と比べると約4倍強となっています。8月に入り、増加傾向は落ち着き、8月下旬以降、減少傾向となっています。
新規感染者の増加に伴い、入院調整が困難な事例も増え、自宅療養者も急増していましたが、現在はピークを越え、減少傾向となっています。

7月・8月の感染者の年代別の割合を見ると、若い世代が高く、20代が約40%、30代が約25%となっています。デルタ型の変異株の拡大により20歳未満の感染も拡大しており、10代で5%前後、10歳未満で3%前後です。
感染経路では、経路不明が多数となっていますが、判明した経路の中では、同居(家庭内感染)が最も高く、8月では23.6%、続いて職場感染が5.5%となっています。10歳未満の子どもの感染経路は、家庭内感染の事例が多く、職場等で感染した親から感染するケースが大多数となっています。


(吉住区長)
それでは、引き続き、区の具体的な対応について説明します。

お手元の『参考資料1』の2ページをご覧ください。

新型コロナウイルスワクチン接種状況
区の「新型コロナウイルスワクチン接種状況」についてです。
9月7日時点で、2回目まで接種を終えている人の割合は、75歳以上で90.3%、65歳以上で85.4%と、高齢者への接種は当初の想定以上に進んでいます。他の年代については、年代が下がるにつれ、接種率も低くなっています。
区全体の接種率は42.7%で、すでに区の集団接種の予約をしている方を含めると、約54.4%となっています。
区では、6月までの供給量を踏まえ、集団接種・個別接種含め、1か月あたり、10万回接種できることを想定して、体制を組んでいました。しかし、7月以降、住民接種用として国から供給されるワクチン供給が急激に減少し、8月の供給は5万5千回分でした。現時点で確実に供給される見込みの住民接種用のワクチンは、9月で4万4千回分、10月で2万9千回分、11月は6千回分と、必要量に満たない状況です。
こうしたことから、職域接種制度を活用した住民接種や、他自治体との連携など接種機会の確保に努めています。
今後、妊婦を含め、重症化しやすい基礎疾患のある方等への接種を改めて推し進めていくとともに、相対的に接種率が低い39歳以下の方への接種の推進に取り組む必要があります。
区は、引き続き、国等に対し必要な量のワクチン供給について求めてまいります。

次に、3ページをご覧ください。

区職域接種・繁華街飲食店舗従業員へのワクチン接種
「区職域接種・繁華街飲食店舗従業員へのワクチン接種」についてです。

区では、新宿区が事業主体となる職域接種を開始しました。区の業務に携わるエッセンシャルワーカー等の接種を進めるとともに、国の要請を受けて繁華街等で働く人たちの接種を推進していきます。
また、この中で、区民接種用の枠も設けています。
接種会場は、新宿区役所第一分庁舎で、水曜日・木曜日を除く週5日、午前10時から午後7時までを運営時間として、12月中旬まで接種を実施する予定です。
なお、祝日も運営します。
規模は15,000人分で、基本枠のワクチンとは別に職域用として確保しました。
接種対象者について説明します。
まず、一つ目の、区の業務に携わるエッセンシャルワーカー等への接種については、子供関連施設や高齢者施設、障害者施設などに勤務する方や、区の業務に携わる派遣職員、委託事業者、指定管理事業者や窓口業務に従事する方など、18歳以上の方を幅広く対象としています。
二つ目の、区内飲食店従業員の接種については、区内の食品衛生法に基づく営業許可を受けている飲食店に勤める18歳以上の方で、区市町村の発行する接種券を持つ方が対象となっています。区外の方も対象です。
三つ目の、区民接種については、接種を希望する18歳以上の区民が対象です。

区内飲食店従業員の接種については、今回の機会だけで全ての希望する方が接種を受けられることとはなりませんが、東京都で既に実施している飲食店従業員への接種などもご案内するとともに、追加ワクチンの提供について、国に要望しているところです。

次に、4ページをご覧ください。

その他ワクチン接種機会の確保
「その他ワクチン接種機会の確保」についてです。

区では、重症化リスクのある方への優先接種や、地域の事業者等との連携による区民接種など、様々な機会をとらえて、接種を進めています。

まず、重症化リスクのある方への接種です。区では妊婦及びその配偶者の方への優先接種を9月1日から開始しました。区の集団接種会場のひとつである聖母病院において、通常の接種枠に30人分を追加し、優先的に予約することができます。
基礎疾患のある方について、区集団接種会場では6月に事前申請を受けて7月から優先予約を実施するとともに、かかりつけ医での個別接種を推進してきました。その後、ワクチンの供給不足により、接種が行えていない基礎疾患のある方がいることから、改めて優先的な予約枠を設け、接種を実施します。
その他、寝たきり等の理由で接種できない方へは、訪問接種を行っています。

次に、文京区、新宿区と港区の東京ドームを会場とした、3区合同接種の実施です。8月16日から11月18日のうち34日間、12歳以上の区民を対象としています。

次に、区内事業者による職域接種の地域貢献枠による接種です。今回、宝塚大学さん、京進ランゲージアカデミーさんの協力により、各事業者の職域接種の中で区民接種枠を設けていただきました。宝塚大学さんには8月30日から9月2日に18歳以上の区民への接種を行っていただき、京進ランゲージアカデミーさんには9月12日に外国籍の区民を対象に接種を行っていただきます。

さらに、働く世代の方が接種を受けやすくするため、夜の時間帯の接種を開始します。区の集団接種は、これまで、夕方午後5時までの時間帯で実施していましたが、今月22日から、区集団接種会場である元気館での接種に、夜の時間帯の接種枠を設けます。
来月からは、実施会場を増やし区民の方の利便性を高めていきます。
今後も、希望する区民が速やかに接種できるよう、ワクチン接種機会の確保に取り組んでいきます。

次に、5ページをご覧ください。

自宅療養者等への対応の強化
「自宅療養者等への対応の強化」についてです。

新規感染者の増加に伴い自宅療養者が急増し、すぐに入院することが困難な状況であることから、訪問看護師による健康観察や携帯用酸素ボンベの貸与、回復者・軽症者の病院または自宅への移送等の対応を強化しました。

はじめに、自宅療養者への訪問看護師による健康観察等業務委託についてです。
新型コロナウイルス感染症により自宅で療養している患者が、安心して療養又は入院待機できるよう、区内訪問看護ステーションに、健康観察を委託し、病状が悪化した場合に速やかに医療に繋ぐ体制を構築します。
本事業は8月20日より開始しており、現在は区内16か所の訪問看護ステーションが実施しています。今後はさらに多くの訪問看護ステーションに協力を求めてまいります。

次に、携帯用酸素ボンベの貸与についてです。
新型コロナウイルス感染症により自宅で療養している患者の病状が悪化し、入院までに時間を要する場合に、一時的に携帯用酸素ボンベを貸与することで重篤な状態を防ぐことを目的とします。
入院待機中で酸素療法が必要な自宅療養者が、入院し適切な医療を受けることができるまでの間、必要に応じ活用できるよう、保健所に貸し出し用の携帯用酸素ボンベを50本確保し運用しています。

次に、回復者・軽症者の病院または自宅への移送です。
感染者の急増による病床のひっ迫に対応するため、症状が一定程度回復した入院患者については、療養期間中であっても早期に退院し、利用可能な病床を確保する必要があります。
また、重症化リスクがある軽症者に対しては、抗体カクテル療法等、重症化を予防する治療を受けられる環境が必要です。
このため、区が手配する患者搬送用車両を使用し、回復者の病院から自宅等への移送、重症化リスクがある軽症者の病院と自宅等の往復の移送を行います。

次に、6ページをご覧ください。

有志の協力による街頭大型ビジョン等での情報発信
「有志の協力による街頭大型ビジョン等での情報発信」についてです。

様々なジャンルの著名人や専門家など、有志の方の協力をいただき、街頭大型ビジョンやYouTube、SNS等を活用した情報発信を行っていますので紹介します。

はじめに、仕事猫とのコラボによる新型コロナワクチン接種の周知啓発です。
ネットを中心に絶大な人気を誇るイラストレーターのくまみね先生により書き下ろされたマスクバージョンの「仕事猫」が、日本レコード大賞新人賞を受賞したSunSet Swish(サンセット スウィッシュ)さんの曲「マイペース」に乗せて、新型コロナワクチン接種の周知啓発を行います。
SunSet Swishさんは、上京後に新宿区内のお蕎麦屋さん で働きながら音楽活動をされていた時期があり、新宿区に愛着を持ってくださり、今回のコラボとなりました。
区民や来街者に対して、ワクチンや手続きに関する情報を入手してもらい、正しい理解や選択をしていただくよう呼びかけていきます。この動画は、街頭大型ビジョンのほか、区公式YouTubeチャンネル「新宿区チャンネル」やSNS等でも発信しています。

次に、若者が感じている疑問に感染症の専門家が答える、動画、「新型コロナワクチンって実際どうなの?」です。
「SNSにあるうわさはホント?」「新型コロナワクチンの副反応」などの若者の疑問に、感染症の専門家である新宿区新型コロナ感染症対策アドバイザー砂川先生がわかりやすく解説しています。
次に、FC東京サッカー選手による感染防止啓発です。
FC東京所属の森重選手、小川選手、永井選手それぞれが出演する映像を、新宿区、FC東京、株式会社スタジオアルタが共同で制作しました。新宿東口のアルタビジョンや区SNS等で放映し、区民や来街者へ感染予防対策を呼びかけています。

次に、7ページをご覧ください。

区内中小企業者等支援の強化
「区内中小企業者等支援の強化」についてです。

区では、コロナ禍で苦しむ区内中小企業者等を支援するため、商工業緊急資金(特例)の貸付限度額を引き上げるとともに、貸付期間及び据置き期間を延長します。
商工業緊急資金(特例)は、新型コロナウイルス感染症の影響により、業況の悪化をきたしている、又は悪化が見込まれ、資金繰りが必要となる区内中小企業者が、区の斡旋を経て取扱金融機関から融資を受けた場合に、区が利子及び信用保証料を全額補助する制度です。
現行では、貸付限度額は500万円、貸付期間が5年以内で、据置期間は6カ月以内ですが、令和3年11月1日より、貸付限度額を1,000万円、貸付期間を7年以内、据置期間を12カ月以内に拡充します。実施期間は、令和4年3月31日までです。
今回の制度拡充にあたり、新規の申込みに加え、現行の商工業緊急資金(特例)融資を受けている場合も、借換融資や追加融資を可能としました。利子及び信用保証料については、引き続き区が全額補助します。

また、おもてなし店舗支援事業と、店舗等家賃減額助成事業については、7月の区議会臨時会で、補助対象期間の延長を行いました。
店舗の感染症拡大防止の経費や、業態転換経費、販売促進の経費等を補助するおもてなし店舗支援事業については、補助対象期間を令和4年3月末まで延長しました。

新型コロナの影響で売り上げが減少しているテナント事業者の家賃を減額した賃貸人に、減額した家賃の一部を助成する店舗等家賃減額助成事業については、助成対象月を、令和4年3月分までの最大12か月分に延長・拡充を行いました。


次に、8ページをご覧ください。

がんばろう!新宿応援キャンペーン
「がんばろう!新宿応援キャンペーン」についてです。

区では、コロナ禍で苦しむ区内の小売・飲食・サービス業等の店舗を支援するため、「がんばろう!新宿応援キャンペーン」を実施します。
キャンペーン第1弾は、キャッシュレス決済ポイント還元事業です。
これは、期間中にキャッシュレス決済を利用して商品の購入やサービスを利用した場合、決済額の最大25%のポイントを還元する事業です。
実施期間は、令和3年9月1日から30日までで、還元総額は6億円です。還元率は最大25%、1回あたりの還元上限ポイントは3,000ポイントで、対象決済サービス毎に10,000ポイントまでになります。
対象店舗は、auPAY、d払い、PayPay、 楽天ペイの登録店約9,000店舗になります。

キャンペーン第2弾は、紙媒体によるプレミアム付商品券事業です。
500円券を25枚綴りで1冊とした12,500円分を10,000円で販売します。販売予定数は50,000冊、利用期間は令和3年10月20日から令和4年2月28日までです。
販売は、区内在住者を対象に、事前申込抽選制により行います。商品券の利用対象店舗は、約1,000店舗を予定しています。

キャンペーン第3弾は、新宿区商店会連合会の「飲んで食べて当てよう!キャンペーン」です。
加盟飲食店にて1,000円以上の飲食でお渡しするシールを、異なる商店街区の飲食店で2枚集めて応募すると、1万円相当の肉・青果・魚いずれかの詰合せ賞品が抽選で当たります。当選数は250本で、実施期間は令和3年11月1日~30日までです。

このほか、キャンペーン第4弾として、毎年恒例で実施している「新宿応援セール」も実施します。

次に、9ページをご覧ください。

その他  区の新型コロナウイルス感染症対策
いま説明した施策を含め、区のコロナ対策の主なものを、項目として掲載していますので、参考にご覧ください。

新型コロナウイルス感染症対策については、以上です。

それでは、次に、『参考資料2』をご覧ください。

2 新宿再エネオークション
『新宿再エネオークション』についてです。

区は、「ゼロカーボンシティ」実現に向けた取組として、令和3年6月5日に、株式会社エナーバンクと「再生可能エネルギーの利活用の推進に関する協定」を締結し、環境にやさしく、電力調達コスト削減にもつながる再エネ電力への切り替えを推進する「新宿再エネオークション」の実施に向けて準備を進めてきました。
このたび、区内の法人や個人事業主の皆様を対象に、令和3年9月21日(火)から、「新宿再エネオークション」をスタートします。
本事業は、電力会社が他社の入札価格を見ながら、さらに低い価格を提示していく競り下げ方式のオークションである「エネオク」を活用し、CO2排出削減が可能な再エネ電力への切替を推進する取組になります。
そのため、再エネ電力でありながら、価格を抑えた電力会社を選ぶことが可能になります。
なお、オークション後に契約を切り替えるかどうかも任意となります。


次に、『参考資料3』をご覧ください。

3 食品ロス削減の推進
『食品ロス削減の推進』についてです。

『食品ロス削減の推進等に向けた株式会社良品計画との連携協定の締結』についてです。
区は、令和3年9月1日に株式会社良品計画と「食品ロス削減の推進等に関する連携協定」を締結しました。これは区及び株式会社良品計画が相互に協力し、区内における食品ロス削減の推進等を図ることを目的としています。
この協定に基づく事業の具体的なしくみについてご説明いたします。本日、9月10日に改装オープンしたMUJI新宿にフードドライブの常設窓口を設置します。区では、これまでも区内2か所のリサイクル活動センターで月1回フードドライブの受入れを行ってきました。今回窓口を新たに増やすことにより、食品の受入れの増加を図ってまいります。
また、食品ロス削減に関する区の取組を周知するため、店舗内に区の食品ロス削減に関するチラシ・パンフレット等を設置します。
こうした取組を通じて、食品ロス削減をより一層、推進してまいります。


次に、『参考資料4』をご覧ください。

4 新宿区立住宅管理条例の改正 区立住宅への里親ファミリーの入居
『新宿区立住宅管理条例の改正、区立住宅への里親ファミリーの入居』についてです。

現在、区立住宅に入居できる同居者は、民法上の親族や事実上婚姻関係にある者、その他婚姻の予定があることが必要となっています。
このたび、区では、区立住宅の入居資格を見直し、親族関係のない、児童福祉法で定める里親及び里親に預けられた児童が、区立住宅に入居できるよう、新宿区立住宅管理条例を改正します。
対象となる区立住宅は、区営住宅、子育て住宅です。
区営住宅は、令和3年11月中旬の入居者募集より、また子育て住宅は、同年12月上旬の入居者募集より、里親ファミリーが申し込みできるようになります。

次に、『参考資料5』をご覧ください。

5 新宿駅周辺地域のまちづくり
『新宿駅周辺地域のまちづくり』の進捗状況についてです。

資料左側をご覧ください。
まず、黄色で網掛けをしてあります「新宿駅直近地区」では、都の土地区画整理事業が今年7月に着手されました。東西デッキの新設、西口及び東口駅前広場の人中心への再構成等を行い新宿グランドターミナルとしての再編を進めています。令和17年度に東西デッキ、東西駅前広場の一部完成、令和28年度の事業完了を目指しています。

資料右側をご覧ください。
「新宿グランドターミナルへの一体的な再編」では、「新宿の拠点再整備方針」に基づき、西武新宿駅と東京メトロ丸ノ内線新宿駅とをつなぐ地下歩行者通路について、本年11月の都市計画決定を目指し、手続きを進めています。

「新宿駅東口地区のまちづくり」では、現在、学識経験者や行政等からなる「新宿三丁目駅周辺まちづくり検討委員会」において、新宿三丁目駅周辺に必要な都市機能及び都市基盤を検討しています。

その下の、「西新宿地区のまちづくり」では、「西新宿地区再整備方針検討委員会」において、まちづくり指針の実現に向け、道路及び公開空地の一体的な活用方法を検討しています。

次に、『参考資料6』をご覧ください。

6 地域特性を活かした駅周辺のまちづくりの推進
『地域特性を活かした駅周辺のまちづくりの推進』についてです。

現在、各地区では、地域の課題にきめ細かく対応していくため、地域住民等との協働によるまちづくりを行っています。

高田馬場駅周辺地区では、「高田馬場駅周辺エリアまちづくり検討委員会」や、「高田馬場駅周辺エリアまちづくり協議会」の各検討組織と連携し、賑わいとユニバーサルデザインのまちづくりを推進していきます。
区は、各検討組織の検討結果を踏まえ、令和4年度に「(仮称)高田馬場駅周辺エリアまちづくり方針」を策定する予定です。

飯田橋駅東口周辺地区では、今後想定される再開発等の機会を捉えて、都市基盤等の整備を適切に誘導するため、令和4年度に、(仮称)飯田橋駅前地区基盤整備ビジョンを策定する予定です。
あわせて、幹線道路沿道にふさわしい街並み形成に向けて、用途地域の変更等の都市計画手続きを進めています。令和4年1月頃の都市計画決定を目指しています。
また、飯田橋駅周辺では、東京都、新宿区、千代田区、文京区、鉄道事業者等で構成する検討会において、飯田橋駅周辺基盤整備方針の検討を進めています。

西早稲田駅周辺地区では、駅前拠点のまちづくり勉強会を立ち上げ、都と連携し、まちづくりの検討を進めてまいります。


7 令和2年度決算概要について
それでは、続いて今議会に提案する議案等の主なものについてご説明します。

まず、はじめに認定第1号から第4号までの、令和2年度決算の概要についてご説明します。
お手元の『定例記者会見資料』をご覧ください。

歳入面では、特別区交付金、特別区たばこ税、地方特例交付金などが減となったものの、国庫支出金、都支出金、地方消費税交付金などが増となったことから、歳入総額は、前年度と比較して25.3%、379億円増の1,877億739万8千円となっています。
一方、歳出面では、普通建設事業費や繰出金が減となったものの、補助費等や扶助費、物件費などが増となったことから、歳出総額は前年度と比較して26.0%、380億円増の1,841億8,691万7千円となっています。
実質単年度収支は8年連続の黒字となりましたが、6年ぶりに財政調整基金を取り崩しました。経常収支比率については、経常一般財源が大幅に減となったことから84.0%と2.5ポイント悪化し、区の財政構造はさらに硬直化の度合いを高めています。

こうしたなかにあっても、引き続き感染状況の変化や感染症が区民生活にもたらす影響に柔軟に対応するとともに、新たな日常の定着を図ってまいります。


8 補正予算概要について
次に、令和3年度9月補正予算の概要について説明いたします。

定例記者会見資料の8ページから14ページに、補正予算の概要を記載していますのでご覧ください。

この度の補正予算は、一般会計と特別会計の総額で57億6,711万6千円です。
主な経費としては、先ほどご説明しました「商工業緊急資金(特例)」等に要する経費を計上しています。
今定例会では、これらを含めた、補正予算案4件、決算認定関係4件、条例案等12件の議案を提出しています。


以上で、私からの発言を終わります。
今後とも、区政へのご理解、ご支援をいただきますよう、よろしくお願いいたします。
 

本ページ掲載詳細情報に関するお問い合わせ先
  • 記者発表内容について:区政情報課 電話:03-5273-4064
  • 予算案について:財政課 電話:03-5273-4049

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