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未来の新宿を築く取り組みを

最終更新日:2015年9月15日

 皆さんおはようございます。
 区長の吉住健一です。


 先週は、関東地方から東北地方にかけて、非常に強い雨が降り続き、河川の氾濫や堤防の決壊などが起こりました。被災された方には、心からのお見舞いを申し上げたいと思います。災害は、未然に防ぐことは難しいのですが、被害の程度を最小限に抑えるべく、共に気を引き締めてまいりたいと思います。また、日本赤十字社の義援金の受け付けが始まります。困ったときはお互い様という気持ちで、負担にならない範囲でご協力いただければ幸いです。


 この4月に新宿区に入区した職員の皆さんも今月で半年を迎え、区の仕事や環境に慣れてきたところでしょうか?区民サービスでは、自分の仕事が「区民の幸せや満足を生み出す、もしくは区民の不幸せや不利益を防げる」といった視点で振り返り、サービスの受け手の視点から改めて見てみることで、仕事の意義や任務の重要性を再確認することができます。
そして、改善すべき点があれば迅速・果敢に見直し、さらに満足が得られる工夫をほどこすことで真に区民の役に立つサービスへと昇華していくものと思います。今後も、人の役に立ちたいという初心を持ち続け、自信と誇りをもって仕事に取り組んでください。
 先日、視覚障害者の方から、一人で区役所に何種類かの証明書類を取りに行ったら、職員に目的の窓口まで丁寧に案内をされ、一度に全ての書類を手にすることが出来ましたとのお話をいただきました。適切かつ、親切な対応が心細い思いで区役所にいらした障害者の方にとって、本当に救いになったとのことです。私は、こうした職員の皆さんと一緒に仕事をさせていただいていることを嬉しく思います。


 さて、本日15日から区議会の定例会が開催されます。この議会では、平成26年度決算の認定4件を上程しています。17日から9日間にわたる決算特別委員会において、職員の皆さんとともに区民や区議会に対する説明責任を果たしていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。
 平成26年度の決算は、一般会計決算の実質単年度収支が2年連続の黒字となるなど健全な状況を維持していますが、財政の弾力性を示す経常収支比率は依然として適正水準を超える83.9%に留まっています。また、海外の景気動向が不透明であるなど、我が国の経済も予断を許さぬ状況にあり、区財政の先行きを楽観視できる状況にはありません。
 こうした中で、職員の皆さんには第三次実行計画の策定及び平成28年度の予算編成にあたっていただいています。
 平成28年度を初年度とする第三次実行計画は、現在の総合計画の総仕上げとして平成30年度から始まる新たな総合計画へのステップとして重要な意味を持ちます。
 次期総合計画を見据えながら、区民生活が直面する喫緊の課題に的確に対応するとともに、持続的に発展し続ける新しい新宿のまちを創造するため、職員の皆さんの英知を結集して策定に取り組んでほしいと思います。
 平成28年度の予算編成は、第三次実行計画と並行して行うこともあり、職員の皆さんには例年以上に密度の濃い作業をお願いすることになりますが、区民生活に影響を与える課題の解決に向け、部門間の調整や連携を含め、総合的な観点から全庁を挙げて取り組んでください。


 来月の5日から、マイナンバー制度に基づく個人番号の通知が始まります。
 マイナンバー制度に関しては、これまで庁内で様々な準備を進めてきましたが、職員の皆さんも十分に制度を理解し、区民の皆さまの疑問などにも丁寧に対応しつつ、適正に制度運用を進めていく必要があります。
 全課を対象に、特定個人情報の保護や取扱い、情報セキュリティなどの研修を実施していますので、研修に参加した職員は職場に持ち帰って各職員への周知をお願いします。


 最後に、今週末からシルバーウィークともいわれる秋の大型連休が始まります。この機会に改めてリフレッシュして英気を養い、ともに区民の皆さまを起点とした区政運営に努めてまいりましょう。

 本日の放送はこれで終わります。

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