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令和3年度 新宿ものづくりマイスター『技の名匠』認定式

最終更新日:2021年12月14日

日時と内容
日付 時間 内容
令和3年12月14日(火曜日) 14時00分~ 令和3年度 新宿ものづくりマイスター『技の名匠』認定式(新宿区役所本庁舎)
 本日は、令和3年度 新宿ものづくりマイスター「技の名匠」認定式を執り行いました。
「新宿ものづくりマイスター認定制度」は、区内事業所において、ものづくり産業の同一業種に10年以上従事し、優れた技術・技能を持ち、後進の育成に取り組んでいる方を認定し、「技の名匠」の称号を授与するものです。
 今年度は、「染色補正(せんしょくほせい)」に携わる小林 茂生(しげお)様、「更紗(さらさ)」に携わる井上 英子(はなこ)様のお二方を認定させていただきました。
 
令和3年度 新宿ものづくりマイスター『技の名匠』認定式画像1-1認定式の様子
 「染色補正」は、着物や衣類に付いたしみや汚れを落とし衣服を元通りに復元する技術です。
 小林様は、しみを抜いた後、どこにしみがあったかもわからないくらい元の柄や色を忠実に再現する高い技術をお持ちです。
 さらに、作業工程で使用する道具も使いやすくご自身で製作・加工などされるほか、ご自身でしみを落とす洗剤を自然原料で作成されるなど、作業工程全体を通して衣類・着物を大切に残していく技術をお持ちです。
 
 
令和3年度 新宿ものづくりマイスター『技の名匠』認定式画像2-1小林様への認定証授与
令和3年度 新宿ものづくりマイスター『技の名匠』認定式画像2-2小林様との懇談
 井上様は、「更紗」という染色の技法において、更紗の色を重ねる摺り(すり)の技術だけにとどまらず、糊置き、色の調合、色差し、引染(ひきぞめ)などすべての工程において高い技術をお持ちです。
 また、この技法では、20枚ほどの型紙を重ねて柄を完成させていきますが、昨今はこの型紙を作れる職人の方が減っていることから、ご自身でも型紙を彫ることで、染色の技術、型紙の製作の双方で更紗の伝承・普及に努められていらっしゃいます。
 
 
令和3年度 新宿ものづくりマイスター『技の名匠』認定式画像3-1井上様への認定証授与
令和3年度 新宿ものづくりマイスター『技の名匠』認定式画像3-2井上様との懇談
 新宿には今回のお二方を加え、54名の新宿ものづくりマイスターを認定しています。区では、マイスターの皆さまが持つ技が比類のないものと考え、今後も区内外にマイスターの技の素晴らしさをアピールしてまいります。
 

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