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今一度、基本的な感染予防対策を

最終更新日:2022年2月15日

 年明けから、全国でオミクロン株による感染が急拡大し、「第6波」に突入しました。新宿区においても保健所に出される発生届の数は、1月下旬には1日に1,000件以上、自宅療養者はおよそ6,000人となりました。2月に入っても厳しい状況が続いています。区ではこの事態に対応するため他の部署から新たに140人以上の応援職員を保健所に動員し、総勢240人の業務体制をとりました。応援職員も発生届の受理や陽性になった方の疫学調査及び健康観察などの感染者への連絡・問い合わせ対応や入力作業を担うなど、区民の命を守る業務を最優先に全庁をあげて対応しています。第6波の爆発的な感染は、地域医療にも影響を及ぼしています。区内のコロナの発熱外来を行っている医療機関では、コロナ対応のため一般診療を縮小しているほか、複数の病院では人員体制の逼迫により、救急の受け入れを停止する等の状況が出ています。若い世代の重症者は少ないものの、重症化リスクの高い高齢者に感染が拡がりつつあります。重症化リスクの高い人達に感染が拡がれば危機的な医療逼迫が起こります。これ以上感染を拡げないために今一度、基本的な感染予防対策をお願い申し上げます。
 先月22日未明に、大分県と宮崎県で震度5強を観測する地震が発生しました。その数日前の1月16日未明から明け方にかけては、トンガ火山の大規模噴火に伴う津波注意報や警報が太平洋側の各地に出され、全国で約22万9千人に避難指示が出されました。災害は時と場所を選びません。深夜に災害が発生した場合、被災状況を把握するまでに時間がかかり、冷静な判断や行動が難しくなります。また、日中と異なり停電になれば家の中は真っ暗で避難にも危険が伴います。悪条件が重なった場合でも命を守ることができるよう、日頃から食料の備蓄や非常持ち出し品、家具の転倒防止等家庭での備えをするほか、避難場所・避難経路の点検を改めてお願いします。
 落合・中井で例年2月に開催されるイベント「染の小道」ですが、昨年はコロナの影響で中止になりました。今年は、慎重に感染症対策を講じながら、今月25日~27日の3日間で開催します。妙正寺川に反物を架ける「川のギャラリー」や、商店街の軒先を染めののれんで飾る「道のギャラリー」で街を彩ります。新宿の地場産業である染め物の魅力を感じて、少しでも心の疲れを和らげていただければ幸いです。
 
今一度、基本的な感染予防対策を画像1-1「染の小道」の様子[1]
今一度、基本的な感染予防対策を画像1-2「染の小道」の様子[2]
令和4年2月15日

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