区長の部屋メニュー

第6波に備えて行政・医療・介護事業者で「オール新宿」を合言葉に取り組んでまいります

最終更新日:2021年10月15日

 新型コロナ第5波では爆発的な感染拡大が起こり、区内でも入院が必要な方が入院できない状況に陥りました。8月の新規感染者数は約5千人にのぼり、自宅療養者は千人を超える日が続きました。自宅療養者の方の健康観察や相談対応では、区内の訪問看護ステーション等と連携することで最悪の状況を脱することができました。関係機関の皆様には心から感謝申し上げます。入院待機者も多く発生した第5波の経験を踏まえ、区では、自宅療養者の一時的な滞在療養施設の設置を検討しています。また、区内の医療機関、薬局、訪問サービス事業者等と連携し、感染拡大期における早期診療や円滑な入院調整・自宅療養の支援、その後の社会復帰に向けた対応等が一貫してできる地域医療福祉体制づくりに取り組んでいます。冬の時期に予想されるコロナ第6波に備え、区内における重症化予防と入院待機ゼロを目指して、行政・医療・介護事業者で「オール新宿」を合言葉に取り組んでまいります。
 区内の新型コロナワクチン接種は、10月1日現在、65歳以上では9割の方が接種済みとなっています。64歳以下では5割強の方が接種済みで、20代の方の接種率が他の年代に比べて低くなっています。区では、若い世代もワクチンが接種しやすいよう、土日や夜間の枠、予約無しでの接種受け付けなど接種機会の拡充に取り組んでいます。8月の第5波では若い年代の自宅療養者が多くなりました。自宅療養中に中等症以上に悪化する方も多く発生しました。コロナは単なる風邪とは異なり、若い方でも重症化するリスクがあります。第5波で、重症化した方の多くはワクチン未接種の方でした。ワクチンを接種した人が感染する「ブレークスルー感染」事例もありますが、国立感染症研究所の分析では、ブレークスルー感染のほとんどが無症状または軽症、中等症は5%未満であり、ワクチンの「感染予防・発症予防の効果」は、時間経過や変異株の影響で低下するものの、「重症化を防ぐ効果」は保たれているとされています。年明けからは、高齢者の3回目接種(ブースター接種)が始まります。体質的に接種が可能な方は、接種体制が整っている11月中までに2回目のワクチン接種をお願いします
第6波に備えて行政・医療・介護事業者で「オール新宿」を合言葉に取り組んでまいります画像1-1区役所第1分庁舎接種会場の様子
 昨年は中止した若者会議を今年はオンラインで開催します。テーマは「新宿の情報発信2021~若い世代に届けたい」で、現在、参加していただける方(12名)を募集しています。若い世代へのアプローチについてさまざまなアイデアをお待ちしています。
 
第6波に備えて行政・医療・介護事業者で「オール新宿」を合言葉に取り組んでまいります画像2-1しんじゅく若者Web会議チラシ
令和3年10月15日

本ページに関するお問い合わせ