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コロナ禍においても、戦争や核兵器の廃絶を願う“平和への思い”を

最終更新日:2020年8月15日

 7月は日本各地で集中豪雨が発生し、大きな被害が生じました。お亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りするとともに、被災された皆さまにお見舞いを申し上げます。新型コロナの感染が収まらない中で、被災地では感染防止対策を講じながら復旧活動や避難所運営を行っています。新宿でも災害時における感染症対策を急ピッチで進めています。マスク・消毒液・検温計など感染防止に必要な物品を各避難所に整備し、3密を回避するレイアウトを盛り込んだ避難所運営マニュアルの改訂を行います。とはいえ、ご自宅が安全な場合には、感染予防のため「在宅避難」をお勧めいたします。日頃から長期の避難生活を想定して、飲食料品や生活用品、衛生用品を備えるようにしてください。「在宅避難」はご自宅が安全なことが前提です。浸水や土砂崩れの恐れがないか、ハザードマップでの確認をお願いします。

 
 区内の新型コロナ感染者数の増加を受け、区民の皆さまには、感染予防にご協力をいただき感謝しております。いつになったら感染拡大が止まるのか、不安や不満を持つことは当然です。どんなに気を付けていても、感染してしまう場合もありますし、まだかかったことがない病気なので楽観視している人がいるのも不思議ではありません。しかし、感染することが悪いのではなく、自分から人に感染させないという思いを持つことが一番大切なのだと私は思います。一人一人の行動が感染拡大を止めることにつながります。どうか、感染拡大防止へのご協力をお願いいたします。

 
 今年は戦後75年の重要な節目の年にあたり、さまざまな平和事業が予定されていました。新型コロナの影響で多くが中止や延期を余儀なくされましたが、世界中がウイルスの脅威にさらされている時でも、戦争や核兵器の廃絶を願う“平和への思い”を持つことが大切だと思います。先の大戦の犠牲者は日本全体で約310万人に上りました。当時の総人口の5%弱が亡くなられました。このうち80万人は我々と同じ一般の方でしたし、出征した兵士も同じ生命を持った一国民でした。終戦の日にあたり、争いや核兵器の無い平和な社会を次世代に引き継ぎたいと願いながら、戦没者の方に祈りをささげます。
 
写真:新宿中央公園の平和の鐘新宿中央公園の平和の鐘
写真:戦災により、がれきで埋もれた早稲田付近とされるまち戦災により、がれきで埋もれた早稲田付近とされるまち
令和2年8月15日

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