乳児ボツリヌス症予防のため、1歳未満の乳児にはちみつを与えないでください

最終更新日:2019年10月10日

 乳児ボツリヌス症の予防のため、1歳未満の乳児に、はちみつやはちみつ入りの飲料・お菓子などの食品を与えるのは避けてください。

 都内において、はちみつの摂取が原因と推定される乳児ボツリヌス症による死亡事例が平成29年にありました。乳児ボツリヌス症は1歳未満の乳児に特有の疾病で、経口的に摂取されたボツリヌス菌の芽胞※が腸管内で発芽・増殖し、その際に産生される毒素により発症します。なお、1歳以上の方にとっては、はちみつはリスクの高い食品ではありません。
 
※ 芽胞とは
ボツリヌス菌などの特定の菌は、増殖に適さない環境下において、芽胞を形成します。芽胞は、加熱や乾燥に対し、高い抵抗性を持ちます。
芽胞を死滅させるには120℃4 分以上またはこれと同等の加熱殺菌が必要です。100℃程度では、長い時間加熱しても殺菌できません。
 
 
詳しくは、以下のリンクをご覧ください。

<ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。(厚生労働省)>
 http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000161461.html
 
 

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