【報告】平成28年度 第2回食育講演会
だしで味わう和食~今、子どもたちに伝えたいこと~

最終更新日:2016年12月13日

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 平成28年12月8日(木)、「だしで味わう和食~今、子どもたちに伝えたいこと~」を開催しました。
 講師は料理研究家の後藤加寿子氏です。和食に欠かせないだしに含まれる「うまみ」は、日本人が発見した第5の味覚です。だしを料理に用いることで、料理に旨味や香りが加わるのはもちろん、調味料を控えることもできるので減塩にもつながります。だしは外国のソースのように料理に強い味をつけるのではなく、素材のおいしさを引き立ててくれる役割があり、和食以外に洋食や中華料理に合わせてもおいしくいただけるそうです。


 また、和食は「一汁三菜」を基本とする栄養バランスのとれた食事ですが、洋食や油ものに慣れている今の私たちには、少し物足りなく感じることがあります。そこで先生は『「一汁三菜」に洋食や揚げ物を取り入れても良いけれど、三菜全てが洋食になってしまうと油分や塩分のとりすぎになってしまうので、1品は“和”のものを取り入れていきましょう』という提案をされていました。このように、今の私達の生活に無理なく和食を取り入れられる方法を教えていただき、新たな和食の魅力に気づくことが出来ました。


 講座の中では、今回の講座の共催者である一般社団法人和食文化国民会議の方々にご用意いただいた「だし+みそ」「お湯+みそ」を飲み比べ、その味の違いに参加者の皆さんは感激されていました。

 後藤先生には、おいしいだしの割合も教えていただいたので、ぜひご自宅でもお試しいただきたいと思います。

【かつおと昆布の合わせだし】
 昆布・・・15g
 削りかつお・・・15g
 水・・・900ml


――参加者の感想(一部抜粋)――
・だしの話から、山、川、海の話まで全て繋がっているというお話が印象的でした。
・おだしのことから和食の基本、考え方などあり、とても勉強になる講座でした。ただ味噌をお湯で溶いたものと、だしに味噌を加えたものの違いが試食によりはっきり分かりやすかったです。
・改めて食の大切さを意識する良い機会となりました。子どものためにも食事作りを見直して味覚を育んであげたいと思いました。


「食」を通じた健康づくりネットワークでは、参加者の皆様向けに講演会を実施しています。ぜひ「食」を通じた健康づくりネットワークにご参加ください。

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