コレラ菌
コレラ菌は熱帯地方の沿岸域のプランクトンや貝類・エビなどに付着して生息しています。国内で発生する患者の大部分は海外からの帰国者ですが、国内での感染例もあります。下痢を起こす原因となるコレラエンテロトキシンという毒素を産生するコレラ菌には、O(オー)1とO(オー)139(ベンガルコレラ菌)という2つの血清型があります。
激しい下痢症状を引き起こすこともあるため、感染症法では、2類感染症に分類されています。
激しい下痢症状を引き起こすこともあるため、感染症法では、2類感染症に分類されています。
主な症状
潜伏期間は数時間から5日(通常1~3日程度)で、突然下痢を起こして発病し、下痢に続いておう吐を起こします。発熱や腹痛は少ないようです。
脱水症状の結果、体温低下や血圧低下等、重症化する場合もありますので、特に、乳幼児や高齢者では注意が必要です。
脱水症状の結果、体温低下や血圧低下等、重症化する場合もありますので、特に、乳幼児や高齢者では注意が必要です。
主な原因食品
コレラ菌は感染者の便やおう吐物とともに排出されるため、感染者の便やおう吐物が感染源となり、排出物で汚染された食品や飲料水を介して口から体の中に入ります。
接触感染の可能性は少ないとされています。
接触感染の可能性は少ないとされています。
予防法
コレラの流行地に旅行する場合は、生水や加熱していない食品に十分に気をつけ、特に現地で出される水や氷・生野菜サラダには注意すること。
コレラ菌は、加熱により死滅するので、食品を十分に加熱することで予防することができます。
コレラ菌は、加熱により死滅するので、食品を十分に加熱することで予防することができます。
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