腸管出血性大腸菌
最終更新日:2023年7月1日
腸管出血性大腸菌の中でも、O157は代表的な血清型の一つで、平成8年以降各地で多発し、広く知られるようになりました。その他に「O26」や「O111」などが知られています。この菌は、VT1、VT2の2種類(あるいはいずれか1種類)のベロ毒素を産生する大腸菌で、出血性の大腸炎を起こします。
自然界では、O157は牛に保菌されていることが報告されており、感染源として最も重要です。
また、腸管出血性大腸菌感染症は、少量の菌で感染したり、人から人への二次感染が認められることなどから感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)の中で3類感染症として扱われています。
夏~秋は、腸管出血性大腸菌の感染が多い時期として十分注意が必要です。
自然界では、O157は牛に保菌されていることが報告されており、感染源として最も重要です。
また、腸管出血性大腸菌感染症は、少量の菌で感染したり、人から人への二次感染が認められることなどから感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律(感染症法)の中で3類感染症として扱われています。
夏~秋は、腸管出血性大腸菌の感染が多い時期として十分注意が必要です。
主な症状
潜伏期間は3~8日で、激しい腹痛と大量の新鮮血を伴う下痢が特徴です。また、下痢などの初症状が始まってから数日から2週間以内に、貧血や急性腎不全などの症状を呈する溶血性尿毒症症候群(HUS)を発症することがあります。
健康な成人では軽症または無症状に終わる場合もありますが、乳幼児や小児、高齢者などは重症化しやすく、死亡例も出ています。
健康な成人では軽症または無症状に終わる場合もありますが、乳幼児や小児、高齢者などは重症化しやすく、死亡例も出ています。
主な原因食品
腸管出血性大腸菌O157は牛などの家畜が保菌している場合があり、これらに汚染された食肉や二次汚染によりあらゆる食品が原因となる可能性があります。
主な原因食品は、牛肉や牛レバーの生食ですが、牛肉から二次汚染されたサラダ等での発生事例が報告されています。
主な原因食品は、牛肉や牛レバーの生食ですが、牛肉から二次汚染されたサラダ等での発生事例が報告されています。
予防方法
- 1 生野菜などはよく洗い、食肉や未加熱の食肉調理品は中心部まで十分に加熱(75℃1分以上)してから食べる。
- 2 生で食肉を食べない。
- 3 食肉を調理した包丁・まな板・皿・ボールなどの調理器具・容器は必ずよく洗い、熱湯か塩素系消毒剤で消毒する。
- 4 調理や食事の前、トイレの後などは、必ず石けんで手を洗う。
- 5 体調の悪い人は調理に携わらない。
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