レジオネラ症について
最終更新日:2014年2月25日
レジオネラ症はレジオネラ属菌を含むエアロゾル(目に見えないほど細かいしぶき)を吸い込むことで感染し、発症する病気です。レジオネラ症にはレジオネラ肺炎とポンティアック熱の2つがあります。レジオネラ肺炎の場合は高熱や全身倦怠感、咳などの症状が表れ、症状が重くなると死亡する例もあります。ポンティアック熱は発熱や頭痛などインフルエンザの様な症状が表れ、一般的には軽い症状のまま回復します。どちらも人から人への感染の報告はありません。
どういう人がかかりやすい?
特に乳幼児や高齢者、病人のような抵抗力が低下している人がかかりやすいと言われています。また、喫煙も感染リスクを高めると考えられています。
どういうところに発生する?
レジオネラ属菌は自然界に広く生息している菌ですが、国内では公衆浴場や旅館、介護保険施設などの入浴設備で検出されやすいです。浴槽内や配管などにぬめりがあると、レジオネラ属菌はこのぬめり内で大量に増殖します。これがエアロゾルを発生させる装置(ジャグジー等)を介してエアロゾルとなって吸引した場合、感染することがあります。 一般家庭においても、循環風呂や非加熱式の加湿器でレジオネラ属菌が検出される例があります。
レジオネラ症対策
入浴設備においては、常に残留塩素濃度を基準値以上に保つこと、また定期的な配管洗浄等により生物膜(ぬめり)を定着させないように管理することがレジオネラ属菌を検出させないためには効果を有します。 また、汚染が疑われる水は定期的に交換することが大切です。なお、新宿区保健所では「公衆浴場法」に基づいて、区内の施設が適切に衛生管理を行っているか確認をするため一斉監視を行っています。その中で、レジオネラ属菌が検出されないかについても検査を行っています。
レジオネラ症についてさらに詳しく知りたい方はこちらへ
本ページに関するお問い合わせ
本ページに関するご意見をお聞かせください
区政についてのご意見・ご質問は、ご意見フォームへ。