冬季は特にご注意!ノロウイルス食中毒(令和5年更新)
~食中毒予防は手洗いから~
最終更新日:2023年10月17日
ノロウイルスによる食中毒や感染性胃腸炎は、一年を通して発生していますが、特に冬季に流行します。
令和4年の食中毒発生状況によると、ノロウイルス食中毒の事件数は、事件総数962件のうち63件(6.5%)で第3位でした。
患者数で見ると、総患者数6,856名のうち2,175名(31.7%)で第1位となっており、ノロウイルスによる食中毒患者が多いことが分かります。
ノロウイルスによる感染を防ぐために、以下のことに気を付けましょう。
令和4年の食中毒発生状況によると、ノロウイルス食中毒の事件数は、事件総数962件のうち63件(6.5%)で第3位でした。
患者数で見ると、総患者数6,856名のうち2,175名(31.7%)で第1位となっており、ノロウイルスによる食中毒患者が多いことが分かります。
ノロウイルスによる感染を防ぐために、以下のことに気を付けましょう。
ノロウイルスとは?
特徴
- 少量で感染する
- アルコールが効きにくい
- 乾燥に強い
- 食品中で増殖できず、人に感染して体内で増殖する
- 二枚貝の中腸腺にいることがある
症状及び治療
(症状)
体内からウイルスの排泄が続くことがある。
(治療)
- 潜伏期間(感染から発症までの時間)は概ね24~48時間
- 主症状は「吐き気」「おう吐」「下痢」「腹痛」「発熱(軽度)」
体内からウイルスの排泄が続くことがある。
(治療)
- 現在、ノロウイルスに効果のある抗ウイルス剤はないため、通常、対症療法が行われる。
- 特に、体力の弱い乳幼児、高齢者は、脱水症状を起こしたり、体力を消耗したりしないよう、水分と栄養の補給を充分に行う。
- いわゆる下痢止め薬は、病気の回復を遅らせることがあるので使用しないことが望ましい。
感染経路
ノロウイルスの感染経路は大きく分けて2つあります。
【食品からの感染(食中毒)】
・ノロウイルスに感染している調理人から汚染を受けた食品を食べた場合
・ノロウイルスの蓄積した二枚貝を生、あるいは十分に加熱しないで食べた場合
【人からの感染(感染症)】
・感染者のふん便やおう吐物から手指等を介して感染した場合
・感染者の手指などに付着したノロウイルスがドアノブ等を汚染し、それらに接触した場合
【食品からの感染(食中毒)】
・ノロウイルスに感染している調理人から汚染を受けた食品を食べた場合
・ノロウイルスの蓄積した二枚貝を生、あるいは十分に加熱しないで食べた場合
【人からの感染(感染症)】
・感染者のふん便やおう吐物から手指等を介して感染した場合
・感染者の手指などに付着したノロウイルスがドアノブ等を汚染し、それらに接触した場合
ノロウイルス感染経路図
ノロウイルス食中毒を予防するには
手洗いの手順とポイント
私たちの手には、目に見えない様々な菌やウイルスなどがついています。
調理の前、トイレ使用後、食事前などは手をきれいに洗いましょう。2回繰り返し洗うと効果的です。
加熱
一般にウイルスは熱に弱く、加熱はウイルスの活性を失わせる有効な手段です。
二枚貝などは、海水と一緒にノロウイルスを取り込んで蓄積していることがあるので、生や半生での喫食は避け、
中心部を85℃~90℃で90秒間以上加熱調理しましょう。
二枚貝などは、海水と一緒にノロウイルスを取り込んで蓄積していることがあるので、生や半生での喫食は避け、
中心部を85℃~90℃で90秒間以上加熱調理しましょう。
消毒
ノロウイルスによる感染を防ぐためには、調理器具等の消毒も重要です。
調理器具等は洗剤などを使用し、十分に洗浄した後、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度200ppm)で浸すように拭くことでノロウイルスを失活化できます。
また、次亜塩素酸ナトリウムは腐食性があるため、使用できない器具類については熱湯(85℃以上)で90秒間以上の加熱が有効です。
【注記】次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)を使用する時は、製品に書かれている注意事項(使用方法)をよく読んで使用しましょう。
調理器具等は洗剤などを使用し、十分に洗浄した後、次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度200ppm)で浸すように拭くことでノロウイルスを失活化できます。
また、次亜塩素酸ナトリウムは腐食性があるため、使用できない器具類については熱湯(85℃以上)で90秒間以上の加熱が有効です。
【注記】次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)を使用する時は、製品に書かれている注意事項(使用方法)をよく読んで使用しましょう。
調理に従事される方
感染者が食品の調理に従事することによる食中毒が多発しています。下痢などの症状のある人は調理に従事しないようにしましょう。
その他の食中毒にも注意しよう!!
ノロウイルス以外にも、食中毒の原因となる細菌、ウイルス等は複数あります。
それぞれの特徴と予防方法を知ることで、食中毒を防ぎましょう。
それぞれの特徴と予防方法を知ることで、食中毒を防ぎましょう。
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