第1回 泥面子

最終更新日:2014年8月1日

新宿区で出土したさまざまな埋蔵文化財を紹介をします。

第1回 泥面子(どろめんこ)

 泥面子は江戸時代の土製の遊具で、粘土を型抜きし、焼いてつくられます。形は円盤状で、大きさは直径2~5cm、厚さ1cmくらいです。
 表面には、十二支(えと)や忠臣蔵(ちゅうしんぐら)、力士の四股名(しこな)や歌舞伎役者の家紋(かもん)、町火消(まちびけし)など当時流行したモチーフを中心に、様々な文字や絵が型押しされています。
 遊び方は、地面に置いた泥面子に手にもった泥面子をぶつけたり、地面に書いた枠線の中に投げ入れたりしました。「意銭(ぜにうち)」という銅銭を使った遊びに似ています。
 新宿区では、大京町東遺跡や四谷二丁目遺跡などからたくさんの泥面子が見つかっています。

モチーフに注目!

かまやせぬ
かまやせぬ

鎌と矢の絵に、平仮名の「せ」「ぬ」で、
「かまやせぬ」と読みます。
力士

力士の絵。
漢字で四股名をあしらったものもあります。
まとい
町火消の「ろ組」のまといです。

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