マイコプラズマ肺炎の患者報告数が増加しています

最終更新日:2024年11月21日

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 都内25か所の基幹定点医療機関から報告されたマイコプラズマ肺炎の患者数が増えています。
 今後もさらに感染が広がる可能性があるため、こまめな手洗いや咳エチケットなどの基本的な感染対策を心がけましょう。

マイコプラズマ肺炎とは?

「肺炎マイコプラズマ(Mycoplasma pneumoniae)」という細菌に感染することで起こる呼吸器感染症です。幼児、学童期、青年期を中心に全年齢で流行し、また、1年を通してみられ、秋冬に増加する傾向があります。

感染経路

 【飛沫感染】:感染した人の咳やくしゃみなどのしぶき(飛沫)に含まれる細菌を吸い込むことで感染します。
 【接触感染】:細菌が付着した手で口や鼻に触れることによって感染します。

 感染した人と、家族や友人との濃厚な接触により感染しやすいとされています。

症状

 潜伏期間は2~3週間と比較的長いです。発熱、全身倦怠感、頭痛などの初発症状が現れた3~5日後に乾性の咳がみられます。咳は経過に従って徐々に増強し、解熱後も3~4週間程度続きます。
 多くは気管支炎で済み、軽い症状が続きますが、一部の人は肺炎となったり、重症化することもあります。また、5~10%未満の方で、中耳炎、胸膜炎、心筋炎、髄膜炎などの合併症がみられることもあります。

治療

 マクロライド系などの抗菌薬で治療されます。
 咳が長引くなどの症状がある時は、医療機関を受診しましょう。 

予防

 現時点で有効なワクチンはありません。基本的な感染対策を行うことが大切です。
 【飛沫感染対策】
  咳やくしゃみをする時には口と鼻をハンカチでおおう、場面に応じてマスクを着用する等の咳エチケットを心がけましょう。
 【接触感染対策】
  流水や石けんでこまめに手を洗い、自分専用のタオルで手を拭きましょう。
 

本ページに関するお問い合わせ

新宿区 健康部-保健予防課
予防係 03-5273-3859

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