高齢者の皆さん 熱中症にご注意ください!

最終更新日:2024年6月10日

 近年、夏の猛暑による熱中症の被害が増えています。東京都で熱中症により救急搬送されている方のうち、高齢者が約52%と半数以上を占めています。(令和5年5月~9月熱中症による東京都の年齢区分別救急搬送人員(総務省消防庁))

高齢者が熱中症になりやすい理由

1 体内の水分が不足しがち
   高齢者は、体内の水分量が成人に比べて10%減少し、50%と低くなります。
   また、腎臓の機能の低下により、体の老廃物を排泄する際に、多くの尿を必要とします。

2 暑さやのどの渇きを感じにくくなる
   老化に伴い皮膚の温度センサーの感度が鈍くなり、暑さを感じにくくなります。
   また、加齢により、のどの渇きに対する感覚も鈍くなります。

3 暑さを身体から逃がす機能が低下
   高齢者は、若年者よりも汗をかく能力が低く、身体に熱がたまりやすくなり、深部の体温がより上がりやすくなります。

熱中症予防のポイント

1 水分を補給しましょう
  ・のどの渇きを感じる前に、こまめに水分補給をしましょう。目安は、1時間にコップ1杯です。
  ・大量に汗をかいた場合には、塩分補給も忘れないようにしましょう。
  ・入浴前後や起床後も水分を補給しましょう。

2 エアコンを活用しましょう
  ・帰宅した際には、まず一度窓を開けて部屋に溜まっている熱い空気を外に出しましょう。
  ・温度や湿度を確認し、エアコンの温度をこまめに再設定しましょう。
  ・エアコンと扇風機を併用すると、同じ温度でもより涼しく感じます。

3 涼しい恰好をこころがけましょう
  ・通気性のよい服を着ましょう。
  ・外出する際には、日傘や帽子を使って日ざしを防ぎましょう。
  ・タオルを濡らし、首に巻いて体温を調整しましょう。

4 規則正しい生活をこころがけましょう
  食欲不振や睡眠不足は、体力低下につながり、熱中症にかかりやすくなります。
  バランスの良い食事と睡眠をしっかりとりましょう。

エアコンを正しく使っていますか?

エアコンを正しく使っていますか?画像
 「エアコンを使用していたが、設定を確認すると暖房になっていた」「エアコンをつけずに寝ていたところ、熱中症になってしまった」といった熱中症の事例があります。

エアコンを使用する上でのチェックポイント
□ リモコンの画面を確認し、「冷房」になっているか、設定温度が何度になっているか
    確認しましょう。
□ エアコンの設定を変えるときは、リモコンを必ずエアコンに向けて使いましょう。
□ 夜寝るときも、エアコンを使用しましょう。
□ エアコンの冷風に直接当たりたくないときは、エアコンの風向を変える、ブランケットを
     かけるなどの工夫をしましょう。

熱中症予防啓発パンフレット

熱中症予防啓発パンフレット
 高齢者支援課では、高齢者の方に熱中症予防を呼びかけるため、熱中症予防啓発パンフレットを作成しました。75歳以上の方のみの世帯には、5月中旬に郵送しました。パンフレットは、各地域の高齢者総合相談センター、特別出張所、シニア活動館、地域交流館等で配布しています。

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新宿区 福祉部-高齢者支援課
電話番号 03-5273-4594
FAX番号 03-5272-0352

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