感染性胃腸炎(ノロウイルス)について
最終更新日:2023年12月8日
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冬の時期は、感染性胃腸炎(ノロウイルス)の集団感染が多く発生する時期です。ご注意ください!
冬季に流行する感染性胃腸炎(ノロウイルス)について
感染性胃腸炎というのは単一の疾患を意味するものではなく、ウイルス性のもの、細菌性のもの、寄生虫によるもの等、感染による胃腸炎を広く包含する症候群です。なかでも11月から3月までの冬季に流行する感染性胃腸炎のほとんどはウイルス性であり、その多くはノロウイルスによるもの、次いでロタウイルスによるものと考えられています。
ノロウイルスの場合、ヒトからヒトへの感染によって乳幼児を中心に毎年冬季に流行(いわゆる、“お腹にくる冬の風邪”とされることが多い)が見られる一方、特に冬季に多い食品を介したウイルス性食中毒の原因ウイルスとしても知られています。抵抗力の弱い乳児や高齢者等が感染すると重症化する恐れがあり、注意が大切です。
ノロウイルスの場合、ヒトからヒトへの感染によって乳幼児を中心に毎年冬季に流行(いわゆる、“お腹にくる冬の風邪”とされることが多い)が見られる一方、特に冬季に多い食品を介したウイルス性食中毒の原因ウイルスとしても知られています。抵抗力の弱い乳児や高齢者等が感染すると重症化する恐れがあり、注意が大切です。
ノロウイルスとは?
ノロウイルスは人の小腸粘膜で増殖するウイルスです。少量のウイルス(100個以下)でも発症し感染力のとても強いウイルスで、保育園や高齢者施設など集団生活の場では、感染がひろがり集団発生を引き起こしやすいです。
1)感染経路
このウイルスの感染経路はほとんどが経口感染で、次のような感染様式があると考えられています。
[1] ノロウイルスに汚染された貝類(カキ等の二枚貝が有名です)を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合
[2] 食品取扱者(食品の製造等に従事する者、飲食店における調理従事者、家庭で調理を行なう者等が含まれます。)が感染しており、その者を介して汚染した食品を食べた場合
[3] 患者のノロウイルスが大量に含まれるふん便や吐ぶつから人の手などを介して二次感染した場合
[1] ノロウイルスに汚染された貝類(カキ等の二枚貝が有名です)を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合
[2] 食品取扱者(食品の製造等に従事する者、飲食店における調理従事者、家庭で調理を行なう者等が含まれます。)が感染しており、その者を介して汚染した食品を食べた場合
[3] 患者のノロウイルスが大量に含まれるふん便や吐ぶつから人の手などを介して二次感染した場合
2)症状
潜伏期間は24~48時間で、主な症状は吐き気、嘔吐、下痢、腹痛で、発熱は軽度です。通常、これらの症状が1~2日続いた後、治り、後遺症もありません。
ノロウイルスは下痢等の症状が改善した後も、1週間程度(中には1ヵ月程度)ふん便中に排泄され続けるといわれています。また、感染しても症状が出ない場合や軽い風邪のような症状の場合もあります。この場合でも、ウイルスを排出していることが有ると言われています。
ノロウイルスは下痢等の症状が改善した後も、1週間程度(中には1ヵ月程度)ふん便中に排泄され続けるといわれています。また、感染しても症状が出ない場合や軽い風邪のような症状の場合もあります。この場合でも、ウイルスを排出していることが有ると言われています。
3)治療方法
ノロウイルスの増殖を抑える薬剤はありません。このため、対症療法(出ている症状に対して治療する。)だけとなります。嘔吐や下痢がひどいと、脱水状態になりやすいので水分補給が大切で、場合によっては輸液が行われます。下痢止めは使いません。
4)予防のポイント
[1]手洗いの励行
特に食事前、トイレの後、調理の前後は、石けんでよく手を洗い、流水で十分に流しましょう。
[2]人からの感染を防ぐ
家庭内や集団生活をしている施設でノロウイルスが発生した場合、感染した人のふん便や嘔吐物からの二次感染や飛沫感染を予防する必要があります。ノロウイルスが流行する冬期は、乳幼児や高齢者の下痢便や嘔吐物に大量のノロウイルスが含まれていることがあるため、おむつ等の取り扱いには十分に注意しましょう。
調理従事者は下痢や嘔吐などの症状があるときは調理に従事しないようにしましょう。また、日頃から十分な手洗い、マスクや手袋の着用を習慣づけ、調理中は必要以上の会話を避けることが望ましいでしょう。
[3]食品からの感染を防ぐ
ノロウイルスで汚染されているおそれのある食品、特に貝類の調理は加熱を十分に行うことが有効です。食品中のウイルスは、食品の中心温度85℃~90℃で90秒以上の加熱を行えば、感染性はなくなるとされています。
詳しい手洗い方法、消毒方法については下記のリンクをご覧ください。
特に食事前、トイレの後、調理の前後は、石けんでよく手を洗い、流水で十分に流しましょう。
[2]人からの感染を防ぐ
家庭内や集団生活をしている施設でノロウイルスが発生した場合、感染した人のふん便や嘔吐物からの二次感染や飛沫感染を予防する必要があります。ノロウイルスが流行する冬期は、乳幼児や高齢者の下痢便や嘔吐物に大量のノロウイルスが含まれていることがあるため、おむつ等の取り扱いには十分に注意しましょう。
調理従事者は下痢や嘔吐などの症状があるときは調理に従事しないようにしましょう。また、日頃から十分な手洗い、マスクや手袋の着用を習慣づけ、調理中は必要以上の会話を避けることが望ましいでしょう。
[3]食品からの感染を防ぐ
ノロウイルスで汚染されているおそれのある食品、特に貝類の調理は加熱を十分に行うことが有効です。食品中のウイルスは、食品の中心温度85℃~90℃で90秒以上の加熱を行えば、感染性はなくなるとされています。
詳しい手洗い方法、消毒方法については下記のリンクをご覧ください。
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